【部活動、体育会のガクチカ】実際のESを用いて作成のポイントを簡単に解説!

■2つのガクチカを記載

以下の部活動、体育会関連の2つのガクチカについて
実際に添削した修正後のESを記載しています。

・コーチとして生徒の目標達成に貢献
・部長として部の目標達成に貢献

また、皆様が自身のガクチカにも転用できるよう、
修正したポイントを記載しています。

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■コーチとして生徒の目標達成に貢献

▽概要

○○市職員として中学のバドミントンコーチを務め、歴代最高成績である関東大会出場に貢献した。

✓「歴代最高成績」:達成難易度が高いことを示す。

▽動機

私が中学生の時の顧問の先生に依頼され、当時の御恩を返したいと思い、コーチを始めた。

✓「当時のご恩を返したい」:義理堅い人であることをおアピール。
✓※ESなどで文字数を削減したいときは、「動機」は削除可

▽課題

当初、部の最高成績は市大会出場で、その先の関東大会への出場するためには技術力をより一層高める必要があった。
当時の技術力の低さの原因は練習の質の低さにあると分析した。

✓「技術力をより一層高める必要」:解決すべき課題を示す。
✓「練習の質の低さにある」:技術力の低さの原因をもう一段深く考え、示すことで実効策の納得性を高める。
✓「分析した」:「考えた」ではなく「分析した」とすることで、より論理的に課題を特定したように見せる。

▽実効策

練習の質を高めるため、生徒達が自分自身の課題を意識して練習する必要があると考え、二つの策を講じた。
一つ目は三か月に一回生徒達のプレーを分析した動画を編集し共有した。
今までは課題と解決策を言葉だけ伝えていたが、映像でも示すことでより鮮明な課題点の理解につながった。
二つ目は部内でPCDAサイクルを確立させた。
共有した動画内で示した課題を克服する為の練習をした後、生徒同士でアドバイスすることで新たな課題を発見して頂き、また次の練習でその新しい課題を意識した練習を行うことでPCDAサイクルを確立した。

✓「二つの策を講じた」:実効策が複数あるため、ラベリングして読み手にとってわかりやすい構造にする。
✓「PDCAサイクル」:業務上でも活きてくる思考を元に行ったことを伝えるため、明確に「PDCAサイクル」と記載する。
✓「私がいないときでも~仕組み」:仕組みづくりは実際の業務でも必要になるため、その経験をしてきたことを伝える。マネジメント能力があることを伝える。
✓「構築した」:「作った」ではなくよりビジネス的な表現として「構築した」を選択。
✓「生徒同士でアドバイス」:単に課題を指示を出すのではなく、生徒同士で高め合えるような環境づくりをしてきたことをアピール。
✓「していただいた」:「してもらった」ではなく「していただいた」とすることで生徒にもしっかり敬意を持って接していることを伝える。
✓「振り返りの時間」:実行策の中に「振り返り」のことまで考えられていることは少ない。業務上でも活かせる思考なのでアピール。

▽結果

その結果練習の質が向上し、いままでの最高成績である市大会出場を上回る目標の関東大会出場を果たした。

✓「今までの最高成績である~上回る」:改めてにはなるが、修飾語をつけることで難易度の高い結果を出したことをアピール。

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■部長として部の目標達成に貢献

▽概要

バドミントン部の部長として部の歴代最高成績の達成に貢献しました。

✓「神奈川県県大会ベスト8」:参加した大会の規模感や達成難易度を示す。

▽目標

高校時代、バドミントン部の部長として部が今まで達成していない神奈川県大会ベスト8を目標に掲げました。

✓「神奈川県県大会ベスト8」:参加した大会の規模感や達成難易度を示す。

▽課題

しかし、課題として部員達との意欲の差が引き起こす人間関係の悪化や、部内全体での技術面の成長鈍化がありました。

✓「人間関係の悪化」「成長鈍化」:解決すべき課題を明確に示す

▽実効策

そこで、部内全体の意欲と技術力を高めるため、二つの策を講じました。
一つ目は、部員を週に一回集めてミーティングを開き、意見共有の場を設けました。
全員の意見を聞くことで、多角的に自分たちのプレーを分析することができ、技術力を高める新たな練習メニューを作ることができました。
また、生徒の意見を練習メニューに取り入れたことで、部員の主体性を引き出すことができました。
二つ目は、レベルの高い環境での練習時間の確保です。
インターハイに出場している選手を動画で見ると、一日三時間の練習では追いつけない差があると感じていました。
そこで、部員と共に社会人チームや大学生の練習に主体的に参加し、週に平均で六時間ほど練習時間を増やしました。

✓「全員の意見を聞くことで」:自分で質の高い練習メニューを調べて指示出しするのもいいが、今回は「意欲の差」が課題であったので意見を聞いて練習メニューを作成という実効策にした。
✓「部員の主体性を引き出す」:人の意欲を高める行動は業務においても再現性のある行動なので経験してきたことを示す。
✓「レベルの高い環境」:単に練習時間を増やすのではなく、レベルの高い環境に身を置くという点で工夫したことを伝える。

▽結果

その結果インターハイ出場は出来ませんでしたが、県大会ベスト8という成績を残すことができました。

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以上です。
ご意見などがあればいただけますと幸いです。

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