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初めての中国で人種差別を受けて口論になった話

皆さんお久しぶりです、旅好き台湾留学生のMaiです。

早速なのですが今回のタイトルは「初めての中国で人種差別を受け口論になった話」です。
え?人種差別?口論? 
大丈夫です、なんとか試練を乗り越え日本に帰れたので!

今回はその時の様子や私が感じたことをnoteにまとめたいと思います。


日本帰国のために乗り継ぎで上海へ


上海到着!

台湾の冬休みは旧正月と重なっているので台湾から日本への直行便はものすごく高いです。
でもある日なんとなく飛行機を調べていたら上海経由で帰ると2万円で帰れることが判明!
ということで上海へ飛びました。

トランジットでビザ無し入国

中国に旅行に行こうとすると観光ビザが必要になります。
しかも中国に行った人のSNSやブログを見ているとなんだかビザ申請も大変そう、、、
でもトランジットならビザ無しで入国できるのです。

私もそれを利用して中国に入国できました。
入国審査も厳しいのかなと思っていたのですがめちゃくちゃスムーズに終わりました。

半日観光しよう!と思っていたら、、、

上海には15時くらいに到着して16時くらいには入国できました。
せっかく上海まで来たんだしどこかに行こうかなと思い、荷物を置きに行くために空港からホテルまでタクシーに乗ることにしたのですが、
これが最悪な事態の始まりでした、、、。

初めての中国で人種差別を受ける

空港からタクシーに乗り、ホテルの名前を伝え出発しました。
タクシーの運転手さんは50歳くらいの男性で、私が中国語を話せるから最初は中国人と思われたのか色々と話しかけられました。

その時私は「中国人って冷たい人が多いイメージだったけどそんなことないんだ」と良い印象を持っていました。

しかし会話の途中で「君の中国語、中国本土の言い方じゃないな、中国人じゃないの?」と聞かれました。
私は正直に「日本人でいま台湾に留学しているから少し中国語が話せる」と言った途端彼の態度は豹変しました。

彼は日本も台湾も大嫌いだとかなんとか、、、
それから10分くらいずっと日本と台湾の悪口を聞かせられ、もうすぐホテルに着くという頃に急に「タクシーからもう降りてくれ」と怒鳴られました。

私はどうしたらいいのかわからず困惑していると、「早く金を払え、お釣りはないからAlipayで払え」と。

ちょっと待って、半日の滞在だし基本クレカを使おうと思っていたから現金だってさっき両替して大きいお金しかない、Alipayは一応旅行者用のをチャージしたけど使えるかわからない、、、。
という状態です。

タクシーの運転手に伝えても話は聞いてもらえず、ずっと私一人タクシーの中で怒鳴られ続けていました。

とりあえずAlipayが使えるか試してみたのですがなぜかわかりませんが使えず、、、現金は受け付けないと言われたので支払う手段がなく、、、

ホテルの人に現金を渡す代わりにAlipayで代わりに払ってもらえないか交渉しに行ってくると言い、ホテルまでの途中の道で降ろされたので5分くらい歩いてホテルに向かいました。

ホテルに乗り込んでくるおじさん

私はどうしようもなく半泣き状態でホテルのフロントスタッフの方に事情を説明しに行きました。
でも伝え方も難しく、フロントの方にもいまいち状況がうまく伝わらず説明に時間がかかってしまい、、、。
なんとあのタクシーおじさんがホテルに大声で怒鳴りながらやってきたのです。

「早く金払え、18時までに戻らなくては行けなかったのにお前のせいで間に合わないだろ。5時間待って乗せた客が日本人だったのは最悪だ」と。

いや知らん。
こっちだって現金でいいならお金早く払ってどっか観光行きたいし、空港からタクシー乗る客の中には外国人だっていっぱいいるだろ。
と私もだんだんイライラしてきました。

しまいには
「これだから日本人はバカなんだよ。」
と日本人をめちゃくちゃバカにしてきて、我慢できず私も言い返してしまい口論になりました、、、

彼の怒りはヒートアップ。
この様子を見ていたホテルの方も状況がわかったみたいでタクシーおじさんに
「あなたの言っていることはおかしいし、時間に間に合う間に合わないの問題はこの子の問題ではない。」
と味方になってくれました。

その場を収めるためにホテルの方が先にお金を払ってくれおじさんは帰っていくのかと思いきやまだなんかグチグチ怒鳴っていて、タクシーの中に置いていた私のリュックを放り投げてきました。

でもお金はとりあえず払ったし、ホテルの方にも「もう無視しておこう」と言われ、チェックインに進みました。
その後はもう知らん!

ホテルの方の優しさ

結局チェックインができたの時には既に18時半を過ぎていました。
しかもあれだけ怒鳴られたあとだったのでどこかに行く気にもなれず、夜ご飯もないし、一人ぼっちで精神がボロボロの状態でした。

そんな時スタッフの方が自分のパンを持ってきて「これでも食べて元気を出して。あんな事言う人おかしいから。みんながみんな日本人が嫌いなわけじゃないよ。私は日本が大好きだから。
と私を励ましてくれ、最後には彼の代わりに謝ってくれました。
やっぱりどの国にも良い人もいれば悪い人もいるのだと身をもって感じました。

この体験から学んだこと

まず一番に思ったことは「日本人ということに自覚を持って行動するべき」ということです。
私のこのタクシーのおじさんの話を聞いて「中国人怖い」「中国に行きたくない」と思われた方もいるかも知れません。
しかしこの体験はたまたま起こったことであって滅多に起こることではありません。
ホテルの方のように日本が大好きという方だってたくさんいると思います。

なのにこのエピソードだけで「中国人=怖い、冷たい」というイメージを持たれてしまいます。
逆に言うと海外で私達がした行動や態度がその現地の人の日本人に対するイメージになってしまうのです。
私は普段台湾に住んでいるのですがもし私が台湾で悪い態度でクラスメイトに接していたらその子達の日本人に対するイメージは悪くなってしまいます。
良い態度で接していたら日本人のイメージは良いですよね。

海外で生活している人、海外旅行に行っている人はもちろん、現在日本にも多くの外国人観光客が訪れているので日本で生活している人みんなが「日本人」という自覚を持って生活するべきだと思いました。

世界的に見ても日本に対していいイメージを持ってくださっている方は多いです。
その人達の数を減らしてはいけないし、もっと増やしていきたいと今回の経験を通して思いました。

中国にリベンジしたい

あれから少しの間はもう中国は行きたくない。と思っていたのですが、なんだかんだ空港とホテルから出れてないし全然中国のことを知れませんでした。
だからまた中国に行きたい。どんな国なのか知りたい。美味しい食べ物を食べたい。です。

そしてもっと日本に対するイメージを良くしていきたい。
これからの台湾留学生活や海外旅を通して日本の良さを広めていきたい。です。

さいごに

今回の私が体験したのはほんとに稀なことで中国はやっぱり冷たい人が多いんだ、というイメージはもたないでくださいね。
私は今回全然中国のことをしれませんでしたが、ホテルの方も空港でもレストランでも良い時間を過ごすことができました。

実際に行ってみないとその国がどんな国なのかわかりません。
みなさんも実際に自分自身で感じてきてください〜!
それが海外旅行の楽しいところの一つですよね!
また中国もビザ無しで行けるようになったら行こうかな〜


余談


ミシュランにも選ばれた海老ワンタン麺

今回の冬休みに私は全部で9カ国(台湾日本含む)に滞在しました。
まず大学の友達と香港マカオ旅行に行き、香港ディズニーや美味しい海老ワンタンを堪能してきました。
台湾に帰国して数日過ごしてからはベトナム、インドネシア、シンガポール、フィリピンを約2週間かけて回ってきました。
一人でツアーに参加してきたり、バイタクのおじちゃんと仲良くなって色々連れて行ってもらったり、中国人観光客の方と仲良くなって浴びるほどビールを飲んだり。
とても楽しい旅をしてきました!
詳しくはぜひ私のInstagramを覗いてみてください〜
ではまた!!



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