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第10期京都ライター塾 第4回受講レポート

京都在住エッセイスト・ライターときどき大学講師の江角悠子さん主催[第10期京都ライター塾]を受講しています。

【第4回 インタビューのやり方】


課題へのフィードバック

第4回目となる講義、全6回の講義もいよいよ折り返しです。
まずは、江角さんから課題へのフィードバックから始まりました。

江角悠子さんにインタビューして記事を書くならというテーマで、
企画書を考えてください。

課題[企画書を書いてみよう]

想定の媒体・想定読者のイメージ・企画タイトル案・企画の内容・この企画を考えた理由を、共有のGoogleドキュメントに書き込む形で課題提出が行われました。

「企画書を書いてみてどうでしたか?」江角さんからの問いに、受講生からは「想定の媒体を見つけるのが難しかった」「書きたいことが、すでに記事で書かれていた」と意見が出ました。

それに対し、江角さんは「媒体を見つけてこないと、掲載する場所がないですよね。さらに、そこでまだ書かれていないこと見つけ、自分が書けることとなると狭まってきますよね」ということは、前回の講座でも学んだ過去記事をしっかり研究することが必須だと改めて強く感じました。

また、記事を書くことで、読者にどんなメリットが生まれるかも、企画書に書く必要があることも学びました。(読者にどうなってもらいたいか?ゴールのイメージ)

同じ江角さんにインタビューする企画書でも、受講生10名それぞれ切り口が違って(少し似た感じもあったけれど)面白いなと感じました。また想定の媒体も初めて知る媒体名があったので、自分の興味ある媒体だけでなく多方面に視野を広げる必要があると感しました。

「ライターになって仕事をすることは、どこかの媒体で記事を書くということ、最初にそのことを考えておかないと、どこに向かって努力していいかわからないですよね」と言う江角さんの言葉を聞いて、メモをとったその言葉を赤ペンでグルグルと囲いました。

インタビュー・取材とは

『インタビューって何ですか?』と聞かれたら、すぐに答えられるだろうか?
わたしは、一瞬考えてしまった。

インタビューというのは、人に話を聞いて「素材集め」をする作業

京都ライター塾 資料より

取材で集めるべき[素材]とは?

・取材対象者に聞いた話
・5W1H (どこで、だれが、いつ、なにを、なぜ、どのように)
・具体的な数字
・現場で見たこと
・現場で自分が感じたこと

京都ライター塾 資料より

パン屋のオーナーにインタビューする例で、教えてもらいました。

  • フランスで食べたパンの美味しさに感動して、フランスまで修行に行ってきまいした。(←聞いた話)

  • 毎日、50種類のパンを作っています。(←聞いた話)

  • 店内に工房があり、焼きたてがすぐに並ぶ。(←現場で見たこと)

  • お店に入ると、焼きたてのいい香りがした。(←現場で感じたこと)

  • お客が自分でパンを取るスタイルなのか。ショーケースに入っているパンを店員が取るスタイルなのか?(←現場で見たこと)

「現場で見たこと、感じたことはメモに残したり、写真を撮り[素材]を集めて言語化して伝えることも重要です」と、江角さんは言います。

また時には、使用している小麦に「こだわりはない!」というオーナーさんには「こだわりがない中で、今使っている小麦を選んだ理由を5W1Hを使って細かく聞くことで、素材を集めることができると教えてくれました。


インタビューは楽しい


ライター歴18年、1400人以上インタビューの経験がある江角さんでも、今でも緊張する!
正直、驚きました。

そして、江角さん流【話の引き出し方10のコツ】で、特になるほどと感じたことは!
*インタビューの途中で沈黙になってもそれは悪いことではなく、考えている時間なので焦らなくて大丈夫。

*ライターは正しい情報を書かなくては(伝えなくては)いけないので、細かく質問を分けて聞き、わからないことはその場で必ず聞いて確認することが大切。

*自分がいいと思ったこと(感想)を伝えることで取材対象者から「実は隠し味に〇〇を使っているんですよ」とか「実は、〇〇にこだわっているんです」と感想を伝えたことで得られる情報もある。

* 江角さんが、大切にしていて 一番伝えたいことは
取材対象の相手のファンになること(相手に恋をするみたいに)

わたしがもし[推しにインタビューする]ことを想像したら、確かに細かく話を聞きたくなると思いました。笑

インタビュー練習/お題「どんなライターになりたいですか?」

実際にペアになり、各5分間インタビューを行いました。
インタビューする側を体験して感じたのが、相手からの答えに対しより細かく聞くことが難しいと感じました(5W1Hを使う)また、緊張すると一度した質問を再度してしまった。そのため、時間内に相手から得られる素材が少なくなってしまったのが反省点と学びでした。

でも、インタビューする側とされる側両方を体験してみたら、緊張していたのに楽しかったんです。不思議!

受講生からも「楽しかった」の声が上がっていました。

しかし、気を付ける点として会話が盛りがあると話が脱線してしまうので、そこは注意が必要だと学びました。

江角さんは
「インタビューに必要なコミュニケーション能力は、会話にも役に立ちます。またインタビュー力は、ふだんの会話から磨くことができるので、相手に興味を持って話を聞いてみたり、聞く姿勢を意識してみるといいですよ」

早速、実践してみようと思います。

まとめ

ライター塾を受講し始めてから、人と話をする苦手意識がなくなってきているなーと感じています。それは、毎回ペアで自己分析ノートのワーク時間に、互いに質問したりされたりしながら書き進めていたので、その時間もインタビューの練習になっていたんだと気がつきました。

第1回の講義から必ず出てくるワード「理想の記事を見つける。過去記事を研究し、分解してみる。」もう一度頭に入れておかなくてはいけないと思いました。






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