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繊細さんのわたしが19年続いてる仕事

新入社員が「入社1日目で辞める」
そんなニュースを、新年度早々に目にした(聞いた)。

「今時の若者は!」なんて声もあったが…20数年前のわたしが、まさに『その若者』だった。

卒業後、診療所に就職が決まっていました。
4月の入職の1ヶ月前から研修期間が始まりましたがその期間中に精神的に辛いことが多々あり、研修期間を終え4月2日の朝「辞めます」と…。

でも「あの時の選択は正しかった」と、今は言えます。

(同期2名もその数ヶ月後辞めたと風の噂で聞き、そしてその診療所も数年後無くなりました)

でも、その当時はとても落ち込みました。
「せっかく就職できたのに、なんで頑張れなかったのか?自分はダメな人間だ」と思いました。

その年の7月から、製造業へ転職しました。

なぜ?製造業を選んだのかと言うと、学生時代PCの授業を受けていて、ハローワークで見つけた会社が「データ入力」等の作業と募集していたからです。

あとは、車で10分の場所だった事も決め手になりました。


製造業1社目(20代前半) 約2年間

初めての製造業は、精密部品の受け入れ業務(入荷の検品作業とデーター入力など)をしていました。会社全体で200名くらい居たと思いますが、わたしの部署は15名ほどで、上司も優しくて居心地の良い職場環境でした。

昼食も自分のデスクで過ごせたので、落ち着いて休憩を取れる環境だった。

しかし、急に体調を崩し退職。


アルバイトで製造業 数ヶ月

数ヶ月、無職でした。

その後、アルバイトで精密部品の外観検査[キズやバリの有無]の仕事をしました。(この職場がのちに今の職場となります)


派遣社員で、初めての組み立て作業

給料25万以上という募集に飛びつき、派遣でライン作業(組立て)の職場につきました。

しかし、1ヶ月でギブアップ。

【なぜ同じ製造業なのに続かなかったか!】
(繊細さんだと気づいた今だからこそ分かったこと)

  • 自分ペースではできない組立て作業。1日のノルマがあった(事前にノルマがあることを知らなかった)

  • 従業員が多い職場で、食堂で100名ほどが一気に昼食を取るため、心が安まる時間がなかった。

  • 教育係についてくれた女性がタバコを吸う人で、なぜか休み時間に「一緒に喫煙室行こう」と言われ断れず毎回付き添い、休憩が取れなかった。

  • タバコの臭いが嫌だった。

繊細さんが苦手なこと「ノルマがある」「人が多い環境」「五感が鋭い」が当てはまっていると感じます。


アルバイトをしていた会社に再度入社(現在19年目)

出戻りで、同じ会社にアルバイトで入社したのち「正社員」になりました。
会社全体で約100名ですが、所属する部署は6名と少人数。

精密部品の品質検査が主な業務。
比較的、自分ペースで作業できます。(もちろん忙しい時期もあります)

お昼休みは、一旦自宅に戻ります(30分くらいしか居られませんが)

一旦職場から離れることで、心が安まります。この環境はとても良いと感じています。(同僚の中には、自車で休憩を取る人もいます)

【繊細さんが製造業を選ぶ上での注意点】あくまでも個人の意見です。

  • 工場内の機械音が大きい場合がある

  • 製造業の種類によっては、製品や油のニオイなど気になる場合がある

  • ノルマの有無

  • 従業員の数(人が多いと疲れやすい)

まとめ

繊細さんにオススメ「適職」として名前が上がる製造業ですが、作業内容はさまざまです。事務・営業・加工・組立て・検査・出荷など。

まずは自分自身がどんなことが得意なのか?何が苦手か?まず自己分析をすると良いと思います。

そして、繊細さんに関わらず職場環境はとても重要です。

会社見学を行い、作業内容・職場環境(休憩時間なども)をしっかり確認する。
あとは、そこで働いたらどんな感じだろうか?想像してみることも大切なのではないでしょうか。

そうすることで、自分にあう職場を見つけることができるのではないでしょうか?