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ひと踏み考察 〜Switcher〜

スイッチャーのことなど

突然ですが、ともさんはコンパクトエフェクターが大好きです。
よくギタリストやベーシストの足元に置いてある中で、特に不揃いのペダル(箱)ですね。
そんなことこれを読んでる読者には説明不要でしょうが。

ともさんギタリスト時代に実はエフェクターはラック組んでました。
確かに優等生な出来になります、そりゃそうでしょうけど。
ただなにぶん大きい重い大掛かり。
エフェクター界のtriple Oです。
んな表現聞いたこともない?
はい、今私が考えましたからね。

最近は小規模でハンドメイドのエフェクターを提供するブランドが群雄闊歩し、既存ではなかったより個性的なサウンドを手軽に手に入れることができます。(もちろんクローンもある種そうですけど)
それだけにコンパクトエフェクターの需要は上がっていると感じます。

そしてコンパクトエフェクターでボードをまとめるユーザーにも必要になってきたのが、スイッチャーです。
あれって見た目小規模でも、ちょっとしたラックシステム並みに手の込んだこともできる機種まで登場してます。
今回はそんなスイッチャーを考察します。

ともさんはベーシストに転向してから、まだスイッチャーを使用したことがありません。
そんな人間が語っていいのかわからないけど、元ラックシステムユーザーということで何かの役に立つかもしれません。・・・だといいなぁ。


BOSS ES-5 
Effects Switching System 
ループスイッチャー

いきなりちょっとイカツイけど、最近「最も」といくらい見かけます。
ループ出来る数により3種類展開してますが、こちらはその次男坊。
末っ子との値段差考えたら、正直こっちが売れるのも頷けます。

5つのループにプログラムできるパッチ数はなんと200種類。
これって考えうるほとんどの接続試してみてもお釣りきそうな感じ。

それはさておきこの機種の目玉といえば、やはり接続順を好きに設定できるところ。
どんなことかって言うとですね、1〜5のループをどの順でESー5に挿してても後で好きに並べ替えられるんです。
この機種のように5系統あるスイッチャーだと、通常つなげた順で昇順が決まります。
スイッチャー単体でこの機能実装してるのって、このくらいの価格帯ではそんなにないのでは?

これが結構で済まなくなるのは、内部で単純にループを直列で接続するだけではなく、並列での接続が可能ということ。
これは例えば、ディレイにコーラスの音のせたくない時に、ディレイとコーラスを並列で設定する事ができるということ。
つまりどちらの音色も影響を受けないので、濁りのない状態でミックスして出力できるしミックスの具合も調整できる。
こんなことできるスイッチャーってこの価格帯では、まあまず手に入らないでしょう。
今まではHELIXとかケンパーみたいなハイエンドマルチとかに含まれる機能。
確かBOSSはGTー1000の時にこれ実装してたよな。
ノウハウ持っちゃうと無敵で無双を表現してくれた感じ(???)。

もちろんMIDIも使えます。INとOUT /THRU備えてるので、単純に外部のコントロールだけではなく、他の機器からESー5のコントロールも可能。
結構「MIDIついてまーす」って書いてて見てみたらOUTのみって結構ありますからね。
細かいところですけど将来的な拡張性を含めてもメリットあると思います。

更には各パッチでバッファーのON/OFFが設定可能とか、パッチに名前の表示できる(案外これ重宝すると思う)などなど、ここまで至れり尽くせりでメーカーさんの手から逃れることはできなくなるかもです。冗談です。
あ、機能面は本当です。ご安心ください。


ササーッと一気に特色の説明をさせていただきました。
この機種の魅力が少しでも伝わればなぁ、なんて思っています。
言っとくけど別にRolandの回し者ではありません。
でもいっそのことこれください(横暴)

コンパクトエフェクターでも1ステージで出したい音の分だけ並べるとなると、どんだけシェイプアップしてもかなりの量になるケースも多々。
ここのところやたらコンパクトエフェクターをボードの詰め込むアーティストもいますからね。
それも前出のハンドメイド関連みたいに個性際立つペダルが増えてくると、こんなことも起こるでしょう。

そんな時代だからこそ、優秀なスイッチャーの出番。
何かの参考になれば幸いです。

それではまた。

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