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BREAKTHROUGH
この曲は、個人的に「Chronology」と言うアルバムの印象がとても強く、 「Chronology」自体が、16枚目のシングル「BREAKTHROUGH」までを集めた、シングル盤のベストアルバムと言う唯一無二の一枚。 『BREAKTHROUGH』はそのアルバムの一曲目、疾走感あふれる中に、往年の曲名が田中さんお得意の言葉遊びで散りばめられています。 この曲を深掘りするようになってから、 特別な曲なのかもしれないと思い始めました。 リーダーだった西原さんが脱退した約1年後のことでもあるので。 この曲を深掘りするようになった理由は、バインにも芸術にも、文学にも全く関係のない世界がきっかけだったのです。 この話も含めて、色々な縁あって好きになったバスケットボールチームの名前の由来がまさしくこのBREAKTHROUGHから来ていて。 自分自身には今まで特別な曲と言う訳ではなかったのですが、今ではとても思い入れのある曲になりました。 ------------------ 「負けた、負けたんだ。終わったんだな。」 5月13日(月) 2回の延長の末。 チームは負けた。 物事にはいつか終わりが来る。 それが昨日だった。 もう少し一緒に旅をしていたかったけれど、 この旅はここが終点のようだ。 何かが終わり、また始まる。 そのチームは昨日、準々決勝で敗退となってしまい、このシーズン、今のメンバーでの役割を終えました。 ------------------ 足りねえぞあの上には何があるんだ 笑えんぞ 笑えるのは今だけ Jim Morrison? この痛みはキリがないんだ ただの理想で越えてゆけ ヤラれるぞ右左を見りゃわかるさ 枯れねえと枯れてから言う奴ばっか バロメーターこの怒りはハッタリじゃないんだ 腹の底で燃えてるぜ ------------------ この曲がどう言う対象に対して書かれたものなのかは、調べても出てこないので分かりません。 でも、苦しい試合の時、鼓舞する時、この歌詞が驚くほどリンクして、プレーを見ながら脳内でこの曲が繰り返し繰り返し鳴っていました。 その一瞬はこの曲と共にあって、この曲を聴けば、鮮明に思い出すことができる気がしています。 悔しさも切なさも。
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グッドバイ/サカナクション
サカナクションの中で一番好きな曲はこの曲です。 自分はサカナクションの筋金入りのファンの方々(魚民)ほど熱量を持って聴くことはできていないと思います。 なので、多分魚民の方々からはこの曲を一番に選ぶのは珍しいと思われてしまうかもしれないのですが、 この曲のメロディや歌詞は一郎さんが書いた曲の中で一番自分にすっと入ってくるものがあるし、自然体な曲のような気がしています。 この曲を聴くと少し悲しいような、でも救われるような、自分はいつもそういう曲を渇望しているので、この曲を初めて聞いた時また一つそう言う曲に出逢えたなと思えて(フレンドリーもやや近いものがあります)。 つい先日、YouTubeライブで一郎さんがとても楽しそうに歌っているのを観て、そしてサカナクションが再始動して、当事者でもないのに、また感情が流れ込んできて涙が止まりませんでした。 うつになるくらい神経衰弱して作品を生み出して、需要と供給の狭間で気持ちは揺れて、 追求すればするほどにそうなってしまうのは、あらゆる芸術家に共通するところで。 そう言う繊細な心があるから、素晴らしいものが生まれるとも思うわけで。 この曲には、そう言った心の機微が含まれているからこそ、惹かれるのかも知れません。