DEEP2002完結編
2002年の秋頃、見知らぬ電話番号から電話が鳴ればほぼカードの支払い請求の連絡だった。
俺が借りていた消費者金融のカードローンは2社で合計160万くらいになっていて給料日に30,000円ほど返済しても元金は3000円くらいでグレーゾーン金利時代の最大金利28%をモロに食らっていた。
デビューからずっとギャラを払ってもらえず怪我や試合で仕事を休むと日当は貰えない状態で、憧れていたプロ選手とはこんなものかと虚しく感じていた。
そんな状態でも一心不乱に練習をして現場では働いていた。