キンコン西野さん「君、ここの会社入ればいいやん!」私「ここの採用試験落ちたんです」
忘れもしない2017年5月18日に起きたお話です。ほそかわが まだ就活生だったころ。
みなさま株式会社フェリシモが毎月主催している【神戸学校】という講演会をご存知でしょうか?
フェリシモは、「こんなのあり?!」みたいな にゃんこグッズを企画販売していたり、とにかく 人と違ったものを手に入れたかったらフェリシモさんのカタログを見るって感じで、ほそかわは昔からお世話になっていたんです。
そんなフェリシモさんの仲間となって一緒に面白い商品を作りたい!!と思い、ほそかわも2018年度新卒採用試験にエントリーしました。
めっちゃ頑張ってたし、ほそかわのことだからさ、持ち前の”コミュ力とアイデア力”活かして、エントリーシート恐ろしく頑張ったり、グループディスカッションめっちゃ活躍したりしてたんだよね。
『あれ?楽勝じゃね?』ってウホウホしてた。
やっぱ頑張ってたからさ、ほそかわにお祈り手紙届いたんだー
('ω')ノ✉
(ん?なに?うん、お祈りだよ?そうそうお祈りって落とされたって意味だよ~。文章 変?黙れよ、ショックすぎてパニックになったんだよ!!)
そう、このほそかわが落とされたのだ。
(まじで、どこからこの自信くるんだよって思うよね、うん私も思う)
でも落とされた理由はなんだかわかるんだ。
面接のときに「これからも続けたいことはなんですか?」って聞かれて、『1人になることです』って答えてドン引きさせちゃったことが原因な気がする。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ある日、前述したフェリシモさん主催の神戸学校に5月のゲストとして、【キングコングの西野亮廣さん】が登壇するという情報が私の耳に入ったの。
応募者多数という中で、ほそかわはその講演会のチケットに応募し当選。このあたり流石だよね。
西野さんといえば、毎週のようにブログが炎上、絵本「えんとつ町のプペル」のフリーミアムモデルなどで、世間を賑わせている人だ。ブログもビジネス本「魔法のコンパス〜道なき道の歩き方」も とても面白くて、ぜひ会ってみたいと以前から熱く思っていた。
ちなみに時系列はこんな感じね。
嘘みたいだよね。ほんとなんだ。
私も、まさか二次試験落ちて、講演会には当選するとは思わなかったよ。
母は、「そんな、あんたを落とした会社が主催しているライブなんて行かんでいい!!」と言い、
私は、【こんな今、ノリに乗っている人に会えるチャンスはない!!】と言いました。
まぁ、行くよね。ほそかわだと。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして、待ちに待った5月18日。
神戸学校で、西野さんに会える日である。
わたしは、フェリシモ採用試験の中でお会いした社員さんがたくさんいる会場に足を踏み入れた。
(なんとなくテロリストになった気分、伝わる?)
=======================
神戸学校は、ゲストに質問する機会が与えられている。
就職活動が面白くなーいという学生がたくさんいます。西野さんなら、どのようにして面白い就活にしますか?且つ、企業と学生のミスマッチがなくなる方法を考えますか?」
と記入してみた。爆弾だよね。
それから、その記入用紙をかつて採用活動で何度も顔を合わせていてお世話になったフェリシモの人事さんに渡した。
ーーーーーーーーーーーーーーー
18:00になり、西野さん登場。
絵本を描きはじめたきっかけや、クラウドファンディングで共犯者を作ることについてなど 、神戸学校のスタッフとの対談形式というのをまるっきり 無視して、西野さんが、ひたすら喋っていました。
19:00からは、西野さんが、質問に答えてくれる時間。
ザッと100人以上いたのかな?その中で、5人ほど質問用紙が読まれるんだけど、、、まぁ、読まれるはずないよね。
この読まれるはずないよね?という場所で
選ばれるのが、 ほそかわ なのである。
西野さんと、対談していたスタッフが、ほそかわの書いた質問を読んでくれたんやけど、上手く汲み取ってくれてなくて、西野さんが「この子は、そんなこと聞きたいのじゃない気がするねんけど、、、」とゴニョゴニョしていたので、
スクッと✋手を上げる ほそかわ。
後ろから渡されたマイクを握りしめ、
立ち上がって、質問の意図を説明した。
「私は、これまで面白い面白いと言われて生きてきて、面白いことができるはずやのに、就活が始まると、エントリーシートや、グループディスカッションとか、学生が今までそんなに学校で習ってきたことない方法で 、良し悪しが決められて、そんなの ミスマッチが生まれるに決まっている。学生の個性が発揮できるような 面白い就活の方法がないのだろうか。」
と、マイク🎤で 喋らせて頂いた。
すると西野さんから
「君はもう、就活をやめなさい!」
と。
会場も《えっ?》ってザワザワ。
(7分くらい尺を取って頂いて、深く語ってくれたのだが、割愛して)「これから嫌いな仕事はロボットがしてくれるから、好きなことをいかに仕事にするかを考えたほうがいい。」と。
それから、西野さんは私にアドバイスを続ける。
「おじょーちゃんは、面白いことやってきたんだったら、フェリシモに入ればいいやん!!」
ここで、私の爆弾発言!!💣
『実は、わたし、 フェリシモさんに二次試験で落とされてるんです!』
西野さん
「えっーー!!!!!」
会場も
「ざわざわざわざわざわ」
(うん、まあざわつくよね。)
西野さん「フェリシモの社長さん面白いから、君なら取っ捕まえて 一緒に飲んで話せば 絶対取ってくれるよ!」
(優しい西野さんのフォロー)
私『実は、東京の とあるベンチャーに内定頂いて、、、』
西野さん「あ!えーやん!、おじょーちゃんは、その道のほうがいいよ!!、、、、(割愛)これからも面白いことやり続けてね!頑張ってね!」
と。
もう、何が何だかで、足ガクガク。
とんでもないことやらかした感。
ーーーーーーーーー
19:30になり、西野さんのトークライブは終了。
ーーーーーーーーー
神戸学校についての感想アンケートを書いていると、
お世話になっていたフェリシモの人事さんが、近寄ってきた。
(やばいぞ、ほそかわ、、、)
人事さん「こんばんは、細川さん。(にっこりスマイル)」
ほそかわ『こ、こんばんは、、、』
人事さん「今日は 良い質問ありがとうございました。会場に入ってきた瞬間、ほそかわさんだと分かりました。ところで、なんであの質問をしたのですか?ほそかわさんは、エントリーシートもグループディスカッションも非常に楽しんでおられましたが、、、」
ほそかわ『はい。私は就活をすごく楽しんでいます。だけど友達が割と就活で悩んでいて、アドバイスを求められたときに私が友達に こういう楽しみ方があるよ!と言っても 響かないと考えたので、影響力のある西野さんだと何か凄いこと言ってくれるんじゃないかと期待して質問しました。
ところで、なんで私、二次試験落ちたんですか?』(真顔で聞くほそかわ)
人事さん「ひっ!ごめんなさい。」
人事さん「あの…僕自身、ほそかわさんの考え方や喋り方とかものすごくツボで、めっちゃプッシュしたんですけど、ほそかわさんならフェリシモじゃない場所で活躍する道がある!と社内で 話になったんですよ。フェリシモ内でも議論になったんですよ、、」と。
。。。。。。。
この話を聞けた瞬間、
この場所に行って本当に良かったと思った。
。。。。。。。
フェリシモ人事さんの優しさで、私に嘘をついてくれてるのかもしれないけど、この話を聞いて私はすごく嬉しかった。
議論になるくらいまで、キョーレツなインパクトを与えていたことや、人事さんのツボであったことは、本当に嬉しい。
あと、西野さんに「社長なら、絶対君をとっていた。」とフェリシモ社員がたくさんいる中で言ってもらえたのもなんか、スッとした。
今考えれば、フェリシモの採用試験に落ちてなかったら、西野さんとのやり取りも出来なかっただろうし、会場を沸かせることも出来なかったとおもう。
人生ほんと何がどう転ぶのか分からないけど、
とりあえず、
“私は わたしでいいんだ 。”
と強く思った1日でした。
西野さんもフェリシモさんもありがとうございました。
========================
人生 どう転ぶか分からない と
ちょうど1年前の5月19日にはてなブログにこの体験記事をアップした。ほそかわの初めての投稿だった。反響は予想外のものだった。
あの日から1年経った 今日5月19日。
自分の文章で人を元気にさせることができるんだと読者から自信をもらえて、今もまだこうしてnoteで文章を書いている。
サポートしていただいたぶんは、イラストを描く道具に使ったり、もっともっといろんな場所でいろんな人にインタビューするために遣わせていただきます。