モーサテ備忘録2024/4/19
ダウ平均株価は、今月に入ってから2000ドル下落し、市場に不安が広がっています。この下落の背景には、以下の要因が挙げられます。
世界経済の減速懸念: 新型コロナウイルスの感染再拡大や、ウクライナ情勢の悪化などによる世界経済の減速懸念が強まっています。
金利上昇: 米国Federal Reserve(FRB)による金利引き上げが、企業業績を悪化させるとの懸念が投資家心理を冷やしています。
中国経済の減速: 中国経済の減速が、世界経済に悪影響を与えるとの懸念も高まっています。
今後、ダウ平均株価がどう推移していくのかは、これらの要因がどのように変化していくかによって左右されると考えられます。
TSMC半導体見通し下方修正、市場に波紋
台湾積電製造公司(TSMC)が、2024年の半導体市場見通しを下方修正しました。この下方修正は、スマートフォンやPCなどの需要が回復遅れていることを反映したものとみられます。TSMCは、世界最大の半導体受託生産会社であり、その業績は世界経済全体に大きな影響を与えます。今回の下方修正は、世界経済の減速懸念をさらに高めるものとなるでしょう。
フィラデルフィア連銀製造業景況感、2年ぶり高水準!しかし注意点も
4月のフィラデルフィア連銀製造業景況感は、前月の12.3から15.5へと上昇し、2年ぶりの高水準となりました。これは、米国の製造業景気が回復していることを示唆しています。しかし、この指標はあくまでも一地域のデータであり、全体的な景況感を反映しているとは言えません。また、景況感指標は先行指標であり、実際の経済指標に反映されるまでには時間がかかることに注意が必要です。
ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁、利下げ否定も利上げ示唆
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、現時点で利下げは必要ないと発言しました。しかし、景気悪化懸念が強まれば、利上げもあり得るとも示唆しています。FRBは、今後インフレ状況や経済指標などを慎重に判断しながら、金融政策を決定していくとみられます。
日経平均3万8300円が底? 13週線とフィボナッチ38.2%がポイント
日経平均株価は、3万8300円付近で底堅い動きを見せています。この水準は、13週線とフィボナッチ38.2% retracement levelに相当します。今後、この水準を維持できるかどうかが、日経平均株価の今後の方向性を占うポイントとなるでしょう。
その他、注目トピック
TSMC決算は予想を上回る好決算となった。しかし、2024年半導体市場見通しは下方修正。
オラクル日本は、1.2兆円を投資しデータセンターを拡充する。
ホンダは、欧州ミタルと提携し自動車部品の生産体制を強化する。
ネットフリックスは好決算を発表したが、株価は5%下落した。
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