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自叙伝No.6

ご訪問に感謝!
前回は、再生可能エネルギー事業の話でした。
今回は、新規事業参入のお話をさせて頂きます。

国の政策で強力に推進していた、再生可能エネルギー事業の風にのり、私の勤めていた会社も急成長遂げました。 

しかし、上手い話は、そうは続きません。
太陽光バブルと言われた全国的太陽光発電で大きな問題が出てきました。

 それは、火力や水力、風力と違い、太陽光発電は、太陽が昇っている昼間だけしか発電しないで、夜の方が電力を必要とする関係で発電所の貯蓄が出来ずバランスが崩れてきたことでした。

蓄電する電力会社のキャパを超えたので余った電気を捨てるか電力会社蓄電施設を大きくするしかなくなってきたのです。

蓄電システム

なので、ここから、国の政策が大きく変わり太陽光発電設備を増やさないよう補助金やFIT(電力買取制度)を廃止したのです。

家庭用の蓄電池備えた太陽光ならまだやる意味があるかもしれませんが、民間企業や個人の投資家は太陽光発電事業する意味が無くなりました。

このままでは、太陽光事業を生業にしている我社の将来も危ないと言うことで社長の決断で新規事業として養豚事業を始めることになりました。

やったことのない人間達で生き物扱う仕事が本当に可能かは凄く心配でしたが社長の決断と始めるスピードの速さは、神の領域にも見えるほど早かったのを覚えています。

まずは、候補地探しと種豚(品種)探しがスタート。
畜産は、とにかく地域住民の反対があると出来ませんので住民説明会なども重ねながら、数カ所の候補地を確定。

豚 舎

次に種豚は、特に拘り、幻の豚と言われていて、脂身が美味く最高の品種だと言われているアメリカディロック種(赤豚)の為豚を数十豚購入しました。

ディロック種(赤豚)

最初は、廃業された中古の豚舎を次々買収して、建て替えてスタート!

現在でも増え続けて、新規事業スタートから二年間で、離れた地域に6カ所も豚舎建設 わずか2年で凄いスピードで増やして行きました。

併せて、直売所も宮崎と福岡建設、レストランも2カ所建設!

尋常じゃ考えられない速さです。

お蔭で、私建設・土木工事などしたことない私が、最終的には、ユンボやタイヤショベル農業機械も操縦できるようになりました。

タイヤショベル

豚を育て出して、次に出てくる問題は、豚の糞尿処理です。 
豚の糞と尿を分離して、糞は、瞬間的に無臭と粉末に変える設備も同時に建設。

太陽光発電で稼いだ資金を全て投入していきました。
尊敬する先輩社長の指揮のもと、本当に凄い新事業参入スピードだったと思います。

ですが一昨年の12月に私ももう一度、事業をしたいと思う気持ちが強くなり、統括本部長職を捨て、昨年2022年1月頭に辞職して、1月20に再起業しました。

次は、私が始めた新事業のお話です。
お楽しみに~


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まだまだ未熟者ですが、今後とも、どうぞ宜しくお願いします。 感謝!