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★キャンピングカー生活まであと166日★「国道2号 原付の旅」

明日何の日?

本日の記事は過去の旅。
以前の記事「今まで行って良かった旅行」の中でも少し紹介した「原付バイク旅」を振り返ってみます。

それは私が大学4回生、卒業間近の3月頃に同輩後輩たち5人で決行したハードな旅。

全員が50ccのミニバイクで大阪・吹田から兵庫・尼崎へ出て、そこから国道2号線をひたすら西に向かうというもの。
出発時間は真夜中の12時。
一度街を出れば真っ暗な空の下を頼りない小さなヘッドライトを5つ灯して一本道をノロノロ走ります。

目的地は広島の尾道市から、しまなみ海道を渡って愛媛県の今治市。
そこからオレンジフェリーというフェリーにバイクを乗せて一泊、大阪港まで戻ってくる計画。

山陽地域の3月はまだ冬の陰が消えず、風除けのない原付を飛ばし続けるには辛い気候でした。
軽装ではとても走れず、バイク用...ではなく登山用のレインコートで防寒代用していました。

特に兵庫県を越していく際はまだ日も上らず、全く県を抜けられないことも精神的に辛いものがありました(あまりイメージないですが、兵庫って横も長くて100km以上あるんです)。

神戸〜明石あたりとかは本当なら左手すぐ近くに瀬戸内海が広がるのですが、夜は全く見えませんね笑

そこからずっとバイクを飛ばしてちょうど岡山の手前、相生市あたりで朝を迎えました。

やっと寒い寒い暗がりを抜けた私達は途中でコンビニに寄って、朝ご飯に買ったパンとお湯を注いだ味噌汁を啜ります。
このインスタントな温かさが身体の隅々に染みてたまりません。日本人でよかったなと思う瞬間です。

(余談ですが、この休憩直前で振動に耐え続けたバイクのミラーが遂に限界を迎え、取れました笑。
そこからは片っぽのミラーでボロボロになりながら走りました笑。)

取れるんですね、ここ。

休憩も束の間、フェリーの時間までに間に合わせないといけない私たちは旅路を急ぎます。

岡山県に入ってからの記憶は、当時同じサークルの仲間で岡山の実家に戻っていた友達と会ったこと以外は、正直あまり覚えていません笑。

それぐらい何もない道を延々と走っていたような気がします。

そして広島県に突入。
バイパスの複車線から、単車線の国道に戻り、山間の平地で道沿いに広がるチェーン店を見て「日本らしさ」を感じたことを覚えています。

いくつかのトンネルを抜けながら左手にはいつの間にか瀬戸内海が見えてきます。

14:30頃、遂に広島・尾道に到着しました。
尾道駅にあるラーメン屋さんで、最後一踏ん張りのため遅めのお昼ご飯で腹ごしらえをします。

尾道ラーメンは醤油x魚介ベースの中華そば。
素朴なのに食べ応えあって、旨いんです!!

少し休憩して、広島と愛媛を繋ぐ、しまなみ海道に入ります。

しまなみ海道は瀬戸内の島々を縫うようにかかる橋がいくつもあり、その上を走る旅に心地よい潮風を感じられます。

途中に和菓子屋さんに寄ったりしながら、気づけば夕暮れ時。この時に橋を降りた島で見た景色が忘れられません。

この頃はとりあえずB612で撮ってた。
空気も澄んでめちゃめちゃキレイです。

まるで旅の終盤で今までの苦労を労ってくれるような、そんな夕暮れの風景。

オートバイならもう少し格好ついたのかな?

私は来年からキャンピングカーで日本を回りますが、その際にも再度訪れたい場所です。

もし将来的に時間や金銭的な余裕ができたなら、大型のバイクで全国のツーリングなんかもしてみたいですね。

直接風を受けながら日本のまちを回ることにも憧れますね。

そこから今治に上陸してからは今治に住む先輩とご飯を食べ、また1、2時間ほどバイクを走らせます。この時にはもう陽が落ちて、また暗い寒空の下を走りました。

東予港に着いたらバイクをフェリーに載せて、大阪・南港まで、夜行バスならぬ夜行フェリー。
部屋は個室で、中には大浴場もついている豪華な船。

朝起きたら海の上だったのは、なかなか衝撃的でしたね。

長い道のり、お疲れ様。

学生の最後を締めくくるに相応しいような旅でした。

こういうの、またやりたいなぁと思います。

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地道にコツコツ

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