やーはち|ライター

薬剤師→フリーランスのライターへ。 小説とエッセイを書いています。 ZINE「毒親育ち…

やーはち|ライター

薬剤師→フリーランスのライターへ。 小説とエッセイを書いています。 ZINE「毒親育ちが大人になってから」通販受付中 https://ya-hachi.booth.pm/items/5294664 文学フリマ東京38出店。 Amazonアソシエイト参加中。

マガジン

  • ZINEの制作、文学フリマなど

    ZINEを制作する方法やイベント出展について紹介します。 これからZINEを制作したいと思っている方、ZINEを作ってイベント出展されている方向け。

  • 仕事、生き方に関するエッセイ

    転職や休職、旅を経て考えたこと

  • 旅行記、旅エッセイまとめ

    今までの旅行について書きました。 北海道、ロシアなど

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【文学フリマまであと9日】お品書き追加しました

文学フリマ東京38 開催概要時間:5/19(日) 12:00〜17:00開催 場所:東京流通センター 第一展示場 イベント詳細: チケット: ブース第一展示場・T-34にてお待ちしています。 文学フリマ東京38 お品書き 今回は新刊1冊、既刊3冊の計4冊を販売する予定だ。 毒親育ちの恋愛事情(新刊) 毒親育ちが大人になってから 2019年ロシアの旅 旅先で会った変な人 毒親育ちの恋愛事情 文庫本サイズ/98P/1,000円 親との関係を絶っても、自分の中

    • 【文学フリマ東京38 新刊試し読み】豚キムチ丼

      新刊『毒親育ちの恋愛事情』に収録したエッセイを一部紹介します。 豚キムチ丼 記憶に残る食事と言われて、あなたには何が浮かぶだろうか?意外と高級料理や珍しい料理ではなく、一見ありふれた食事を挙げる人もいるのではないかと思う。  私の思い出に残っている食事は、大学時代に彼が作った豚キムチ丼だ。 決して高級食材を使っているわけでも、特別な料理というわけでもない。しかし私はあの豚キムチ丼に命を救われている。  大学時代、一時期ストレスで食事がとれなくなった。実習で人間関係がうまく

      • ブログも更新してます https://ya-hachi.com/webwriter-5man/

        • 父の暴言と助けてほしかった自分

          父がやらかした。 父が泥酔して粗相をするのは以前からのことだ。しかし今回は場所が家の中ではなく、タクシーの中だったのだ。 父はタクシーの運転手に絡んだらしい。そのタクシーには母方の親戚も乗っていた。今までは家族にしか当たらなかったのが、第三者の前で事を起こしてしまった。 母はそれを見て、父にアルコール依存症の治療を受けさせる決心をしたらしい。家族がいる前で父が暴れたのがよっぽど堪えたようだ。 私は一部始終を聞いて恥ずかしさを覚えるとともに、胸にざらりとした痛みを感じた。父の

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          14本

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          数字以外も大切にしたい

          作品を出す、人に知ってもらう。私にとってどちらかだけでは不十分で、どちらも続けたいと思って日々行動している。 noteやZINEに文章を書く。もっといい表現を、もっといい構成を。過去の体験や日々思うこと、自分の中にあるだけのものを振り絞る。濡れた雑巾から、水分を最後の一滴まで絞り出すように。書いた後は脳が疲れきってしまうので、甘いものを食べる。 私は決して有名ではないので、知ってもらう努力も必要だ。noteを書いたらTwitterで拡散し、告知もこまめに行っている。最近はイン

          数字以外も大切にしたい

          「FLEA ZINE MARKET in 堀ノ内」に出展しました

          昨日「FLEA ZINE MARKET in 堀ノ内」に出展しました。 場所は新高円寺駅から歩いて15分くらい。 妙法寺には初めて来ました。古き良き街並みで、お寺が多いからかなんとなく落ち着く場所です。後日また来たいと思いました。 快晴の中、たくさんの方に足を運んでいただきました。 書店にて著書を買ってくれた方がわざわざ来てくれることも…!嬉しいです。これからもいい作品を出せるようにがんばります! 当日は『旅先で会った変な人』が人気でした。タイトルが良かったのかな。 表紙

          「FLEA ZINE MARKET in 堀ノ内」に出展しました

          【文学フリマ東京38】新刊を入稿しました

          先日、文学フリマに出す新刊を入稿した。 新刊はこんな感じ【書名】毒親育ちの恋愛事情 A6/98p/エッセイ・インタビュー ※『毒親育ちが大人になってから』の続刊ですが、前作を読んでいなくても問題なくお読みいただけます。 【内容】 親との関係を絶っても、自分の中に残る影は決して消えない。 生い立ちが恋愛に与える影響とはどのようなものか、そしてそれを連鎖させないためには何ができるだろうか? 前回に続きエッセイのほか、4名のインタビューも掲載。毒親育ち当事者だけでなく、そのパー

          【文学フリマ東京38】新刊を入稿しました

          書店と旅は似ている

          ここ数年、個人書店へ行くようになった。個人書店とはその名の通り個人で経営している書店で、店主独自の基準で本が並んでいる。書店によってやカフェやイベントスペースを兼ねているところもある。同じ書店といってもラインナップが全く異なり、その店独自の雰囲気があらわれる。お気に入りの書店を見つけると、足繫く通ってしまう。 もし特定の本を買いたいだけなら、便利なのは大型書店やAmazonだろう。たいていの本はそろっているし、欲しいと思ったときすぐに購入できる。私も時々利用している。 本を

          書店と旅は似ている

          文学フリマがライターの原動力になった話

          ライターの仕事は文章を書くことではなく、文章を通して人の心を動かすことだと思っている。疑問点を解決して安心させる、商品やサービスを解説して購入したいという気持ちを刺激する…人の心を動かせば数字が動く。PVやお金に結果があらわれる。 しかし数字は見られても、文章を読んだ人の心自体を見ることはできない。結果は大事だが、数字でしかない。実際に読んだ相手が自分の文章を通して何を思っているのか。そもそも文章が本当に届いているのか。普段はWebで文章を書いているので、本当に自分の文章が人

          文学フリマがライターの原動力になった話

          校正しているだけの日記

          文学フリマ東京38に出す新刊を作っている。 今日は一日校正をしていた。明日の午後に入稿なので、今日が最終確認になる。前回はnoteの内容を加筆・修正していたが、今回はほとんど書き下ろしなので校正のボリュームが多い。 目次も作った。InDesignで目次を作るたび、手順を忘れて調べ直している。1冊に1度しか作らないので、毎回忘れてしまう。全体の構造を間違えるとうまく作れないので、毎回エラーが出ないかヒヤヒヤしている。 今回もインタビュー記事を書いた。自分の話だけでなく、他の

          校正しているだけの日記

          原稿に追われてるだけの日記

          仕事を増やすのが得意で、仕事を減らすのが苦手だ。 面白そうなことには首を突っ込み、時間を忘れてしまう。そのくせ、人に頼むとか納期を調整するのがうまくできない。やりたくないことを後回しにする癖もある。 だから月に1度は予定が詰まり、ずっと作業しなければ回らない時期が訪れる。次こそは予定を立てて余裕を持ったスケジュールを組もうと思っても、翌月には元通りバタバタしている。 今回もZINEの原稿やKindleの版組み、Webライターの仕事とnoteの更新であっという間に一日が終わる。

          原稿に追われてるだけの日記

          書くって楽しい、でもつらい

          やっと文学フリマに出す新刊『毒親育ちの恋愛事情』の初稿が完成した。好きで制作しているのに、書いていて時々苦しくなった。あまりいい思い出ではない記憶も掘り起こしながら書いていた。 創作にあたり、どうしても明るい気分ではいられない時期がある。伝えたいことが辛い記憶の中にあり、取りに行くには感情の底に沈まなければいけない。うわべだけのエピソードを書いても、納得できる作品は書けないだろう。 前作『毒親育ちが大人になってから』を読んだ友人が、私の作品を「魂を削っている」と評した。制作中

          書くって楽しい、でもつらい

          文学フリマ新刊「毒親育ちの恋愛事情」表紙のウラ話

          文学フリマ東京38にて、「毒親育ちの恋愛事情」を販売する。 今週中に入稿なので、今は制作の佳境だ。表紙のイメージはこんな感じになった。 本編で触れるかわからないので、せっかくだからnoteで表紙についてウラ話をしようと思う。 表紙の花は夾竹桃(キョウチクトウ)という。イラストのように濃いピンクだけでなく、薄ピンクや白色の花をつけるものもあるようだ。きれいだが、樹木全体に毒がある。花言葉も「油断大敵」「用心」など、あまり明るい雰囲気ではない。 最初は太宰治が好きだという理由

          文学フリマ新刊「毒親育ちの恋愛事情」表紙のウラ話

          旅に依存していた話

          今は値上げしているかもしれないが、かつて大学近くの食堂ではカレーが250円で食べられた。なぜその値段を覚えているかというと、金欠のときそのカレーに何度か助けられているからだ。食費を切り詰めるとき、食堂のカレーは大いに役立った。現金がなく途方にくれていたとき、財布の底に残っていた食券を発見したときは大いに喜んだ。 大学生のとき、暇さえあれば旅に出ていた。手持ちが減り、生活費として確保しておくべき預金にも手を出した。バイト代が入るまで、食堂のカレーで空腹をしのいでいた。旅に行く頻

          旅に依存していた話

          文学フリマ東京38に出展します

          文学フリマ東京38に出展しますタイトルの通り、文学フリマ東京38に出展する予定です。 「毒親育ちが大人になってから」に続き、新刊「毒親育ちの恋愛事情」を販売します。 文学フリマ東京38の開催概要🕙5/19(日) 12:00〜17:00開催 📍東京流通センター 第一展示場・第二展示場 📘文学フリマとは?→https://bunfree.net/attend/ 📕イベント詳細→https://bunfree.net/event/tokyo38/ 🎫チケット→https://bu

          文学フリマ東京38に出展します

          方法よりも大事なこと

          結婚式のとき、当日のカメラマンを指名できるオプションがあった。カメラマンによって、料金も写真の雰囲気も全く違う。カメラマンの腕一つでここまで違うのかと驚いた。その中でもプランナーさん一押しのカメラマンがいた。 ポートフォリオを一目見ただけで、そのカメラマンを指名したいと思った。友達と向かい合って笑いあう花嫁と友人。自然な表情。当時の雰囲気までも写真に込めたようだった。写真に詳しくない私でさえ、魅力は十分すぎるほど感じられた。 結局そのカメラマンは日程が合わず指名できなかったの

          方法よりも大事なこと