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村上春樹presents白石加代子の怖いお話「雨月物語」

夏の終わりに早稲田大学の村上春樹ライブラリーに寄付した人向けのイベントがあった。メインは白石加代子さんによる朗読の村上春樹さんと白石加代子さんの対談ではあるが、冒頭の村上春樹さんの挨拶が印象に残ったので書き留めておきたい。

村上春樹presents白石加代子の怖いお話「雨月物語」2023年9月28日@早稲田大学 大隈講堂

白石加代子(朗読)/村上春樹(対談)/ロバート キャンベル(解説)/坂本美雨(司会)

村上春樹さんの挨拶要約(記憶ベース)

昨年は演劇博物館の階段でやって、怪談だからという訳ではありませんが(笑)隣がお墓ですっと風が通ったりしてとても怖かったです。今年は大隈講堂という事で、私は1968年に早稲田大学に入学したんですが、大学にあまり来てきませんでした。ストライキとかロックアウトとかやってて。一度だけ早慶戦を見に行った事があります。そこで都の西北が歌われていて、ずっと野球の応援歌と思っていたら、校歌だったと数年前に大学総長の田中愛治さんに言われて知りました。それで、早慶戦を神宮球場に見に行って、球場の雰囲気が好きになって、サンケイアトムズを応援に行くようになりました。ただ弱くて、手塚治虫さんから苦情があってアトムじゃなくてスワローズになったそうですが。1978年に優勝して、その翌年は最下位でした。私は神宮をよく走ったりしましたし、小説を書こうと思ったのも神宮でした。それが、今、再開発という事になって。木をたくさん切ってしまうということで。今日、司会をされている坂本美雨さんのお父さんも道半ばで亡くなってしまいましたが、私は再開発に反対です。賛同される方はぜひ支持してください

先週末、神宮球場
先週末、秩父宮ラグビー場

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