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「知らない」という贅沢

江戸時代の1年分=現代人の1日分 と聞いて何の量かわかるだろうか。 正解は情報量である。我々は江戸時代の人が1年かけて受け取る情報をわずか1日で手にするようになった。情報量と比例して、我々は幸福になったのだろうか。 知ることによる格差意識精神的な格差は物理的な格差を超越する。戦前、都市部と地方部は情報的に隔絶されていた。そのため、地方住民は都市住民の暮らしをぼんやりとしかイメージできなかった。そのため、経済格差は現在の比にならぬほど大きかったが、地方住民に劣等の意識は少なか

    • 怒らない人の思考法

      私はとても怒りっぽい。待ち時間は耐えられないし、人のミスにはイライラしてしまう。怒らない人はなぜ怒らないのかがわからない。 先日引っ越した際に、ある出来事があった。その出来事に対し、私は非常に怒ったが友人は全く怒らない。その時の私の考え方と彼の考え方を比較し、怒らない人の思考法について考えてみる。 引っ越しでの出来事私と友人は隣の家に住んでおり、全く同じ日に退去する予定であった。問題は不動産屋の対応であった。立ち合いのもと退去する予定だったのだが(事前に手紙で通知した)、不

      • 旅行中のスマホの使い方

        旅行にスマホは欠かせません。Google Mapや乗換案内・食べログなど、スマホがあることによって旅行中に行動を計画することができるようになりました。そんな状況ですが、スマホがあることによって、旅行の魅力が減っている現状もあるのではないでしょうか。 旅行先で電車に乗ってい移動している間、あなたは何をしているでしょうか。恐らくスマホを見ているのではないでしょうか。次行く場所の事を調べたり、電車の乗り継ぎを確認していると思います。私もかつてはそうでしたが、ある時そのもったいなさ

        • 「本質」は存在するのか

          「本質」という言葉がよく使われています。物事の本質、仕事の本質、といった用法ですね。しかし、本質とは何を指すのでしょうか。goo国語辞典に依れば「物事の根本的な性質・要素。そのものの、本来の姿」とあります。しかし、果たして本質は存在するのでしょうか。 私にとっての本質と、他者にとっての本質は違うことがあります。例えば仕事の本質は?と聞くと挨拶・相手のニーズを叶えること・効率化など様々な答えが返ってくるでしょう。このような場合、本質は存在すると言えるのでしょうか。 私は唯一の

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          銀座和光の個展に行って感じたこと

          現在銀座和光で銅板画家の入江明日香さんが個展を開催している(3月21日まで開催予定)。HPから引用すると入江さんは「銅版画を媒体とした絵画表現の作品です。日本の手漉き和紙に刷った版画をコラージュし、水彩や墨、箔、胡粉などを使用した独自の技法で制作しています。作品は、人間、動物と植物の「共存」と「風化」をテーマとして展開し、最近作では「時空」を超えて絵を見る人が過去と現在を旅しているような視覚的体験を目指して制作に取り組んでいます。」と紹介されている。 一昨年横浜で行われた個

          銀座和光の個展に行って感じたこと

          旅行の醍醐味

          インターネットが普及した今日、世界中のあらゆる場所を自宅に居ながら目にすることができるようになりました。そんな状況だからこそ、実際に現地に足を運び、経験を蓄積することが必要なのではないでしょうか。 見出しの写真は陸前高田市の気仙中学校です。10年前の東日本大震災で被災し、現在は震災遺構として保存されています。3階まで津波に襲われ、壁なども破壊されていることが写真からわかると思います。ここまでは現地に行かずとも、写真を見るだけで考えることができるでしょう。 しかし、現地の空気

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          「自分」を客観視する

          はじめまして。まっちゃです。 生まれは大阪、大学4年間を神奈川で過ごし現在は東京に住んでいます。 性別と年齢は敢えて公表しません。あなたが考える私のイメージ像を膨らませていただければと思います。ちなみに見出し画像は富士山の山頂から撮ったものです。8月なのに寒かった。 noteに自己紹介を載せるにあたり、自分や自分の考えを客観視する必要がありました。案外普段の生活では「自分」を見つめる機会が少ないです。 何のために生きるのか、長期的・短期的な目標は何か、人生の優先順位は何か、

          「自分」を客観視する