小淵豊太郎@学びのnote

二代目経営者として複数企業の事業継承を行いました。企業の代表がとにかく学ぶことが仕事を…

小淵豊太郎@学びのnote

二代目経営者として複数企業の事業継承を行いました。企業の代表がとにかく学ぶことが仕事を楽しくする秘訣だと考え、日々勉強したことや感じたこと改善したことについて書き綴ります。

最近の記事

大器晩成についての考察

茶道を習うようになり、 興味が注がれるようになったのは「道教」です。 岡倉天心の『茶の本』では、「茶道は姿を変えた道教」と説かれています。 道教を学ぶことで何が見えてくるでしょうか? 本ブログでは、『マスターからの手紙/雲黒斎(著)』から引用し、 老子道徳経が残された背景と、その考え方の一文に触れ行動宣言していきます。 ■ 老子道徳経が残されたとき本書では、老子道徳経を我々でもわかりやすく解説するとともに、 前章では、道徳経が残された経緯について触れています。

    • 洗脳論語

      以前、足利学校を訪れました。 周りは堀が設置され、門の前には孔子の石像が佇み、 その壮大な景色に、威厳を感じます。 いかにも、すごいくありがたい学問を勉強するのだ!と 思わざる負えません。 昔の人は、「論語」をどのように捉えていたのでしょうか。 そして、現代にも論語のルーツが色濃く残っているのではないでしょうか。 本ブログでは、『洗脳論語/苫米地英人(著)』より引用し、論語の正体に迫り、自身の行動宣言をしていきます。 ■ 日本で論語が広まった背景 上記の引用か

      • ご縁を大切にする。

        先日、あるライブで聴いたバンドマンの方の曲がとっても良かったので、 その方に会えないか知り合いを伝って、やっと連絡が取れるようになりました。 そのご縁のおかげで、バンドマン方々を私の主催する会に出演していただくことができました。 加えて、お互いのことを理解した素晴らしい曲もできました。 この経験から、縁の大切さについて再考するきっかけとなりました。 その折に、妻はある本を進めてくれました。 本ブログでは『一流の人は小さな「ご縁」を大切にしている/高井伸夫 (著)』

        • マーケティング以前の課題

          娘と遊ぶ時はよく「ごっこ」遊びをします。 この「ごっこ」とは、調べてみると つまり、「何かになったつもりで遊ぶもの」です。 この「なったつもり」ということにポイントがあり、 模倣の域を達しないところに、遊びの範囲があります。 ビジネスの場においては、日々会議等を繰り返すなかで 「なったつもり」になっていないか?と考えることがあります。 それは、「現場の実態に即した内容になっているのか?」と疑問に思うことがあるのです。 会議での発言においても、内容があさっての方

        大器晩成についての考察

          自分教をつくろう

          最近は宗教について勉強しています。 仏教や道教の精神と、キリスト教の広がりについて学んでいます。 その折に、苫米地英人さんの本に出会いました。 本ブログでは、「宗教の秘密/苫米地英人(著)」から引用し、現代に普及する宗教についてまとめ、その脱却方法について考えを深めていきたいと思います。 ■ 我々の信仰している宗教とは何か?日本人の信仰している宗教は?と言われれば 「仏教」と答えるかもしれません。 一方で、自分が仏教徒として振る舞い行動する人はどれくらいいるでしょ

          自分教をつくろう

          株価が高いと言うけども

          先日、我が国の株価が過去最高を上回ったとのニュースがありました。 このニュースを受けて、「景気が良い」と実感する方はどれくらいいるでしょうか? 少なくとも、私の周りでは物価高に苦しんでいる人ばかりです。 この資本主義の社会に、疲れを感じている方も多いのではないでしょうか。 いつだって求められるものは生産性向上の話ばかりです。 その折に、ある書籍と出会いました。 ゼロからの『資本論』/斎藤幸平 (著) マルクスはなぜ、産業革命時に本を書きたくなったのか興味が湧きま

          株価が高いと言うけども

          道教とは何か?

          岡倉天心の「茶の本」を読み、茶道を習うようになり、 茶道とは道教だと知り、では「道教」とは何か? と興味が湧きました。 本ブログでは、「老子・荘子の言葉100選心がほっとするヒント/境野 勝悟」から引用し、道教について学び、自身の生き方について考えを深めていきたいと思います。 ■ 茶の本での引用茶の本では、道教についてどのように述べられているでしょうか? 「茶道は姿を変えた道教なのである。」 この言葉に衝撃を受けて、道教について知りたいと思うようになりました。

          器を大きくする方法

          先日、10年以上前から関わっている。群馬イノベーションスクール(以下 GIS)の記念式典が行われました。 その場所で、GISの創設者でもある、田中仁さん(現 ジンズホールディングス取締役社長)と長谷川博和さん(現 早稲田大学ビジネススクール 教授)と、奈良のりえさん(フリーアナウンサー)とのパネルディスカッションがありました。 その場でとても印象的な言葉がありました。 「売上はその人の器以上にはならない」 思わずメモをしてしまい、どのような意図か考えを巡らせていました

          器を大きくする方法

          茶道で繋がる縁

          今年から茶道教室に通うことにしました。 ネットで教室を探したところ、身近な場所にはあまりなく 自宅から40分ほど離れた教室に通うことにしました。 その教室の先生は、以前は学校の先生だったが茶道教室を始めたとのことです。 自宅に茶室を備えた、とても穏やかで日常的な雰囲気の茶室です。 私は、茶道体験をして、こちらの茶道教室に通うことに決めました。 それは、先生の茶道への姿勢に共感したからです。 「茶道を広めたい」という気持ち、 「ご縁を大切にしたい」という気持ちに

          ケアとは何か?

          『ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論/デビット・グレーバー』との出会いにより、「ケアリングとは何か?」と考えるようになりました。 私の関わる介護施設では、看取り介護を実践することが、法人のビジョンとなっています。 介護を日々実践する私たちにとっても「ケアとな何か?」とは壮大な問いかけであり、 その答えを持ち合わせていませんでした。 そこで、私は「ケア」について考えをまとめることにしました。 本ブログでは、『ケアとは何か?〜看護・福祉で大事なこと〜/村上

          エッセンシャルワーカーの逆説

          新型コロナウイルスも5類に移行し、 生活の側面では、行動制限も解除されました。このことを巷では「社会活動の再開」と呼ばれるようです。 社会活動の制限下では、ある人たちは仕事を続けなければ世の中の人に大きな影響がある。と そんな役割をエッセンシャルワーカーは担っていました。 一方で、その後賃金や担い手は増えたでしょうか。 「なくてはならない仕事」ということは明らかになったのに、 人材不足に拍車がかかっています。 本ブログでは、『ブルシット・ジョブの謎 クソどうでも

          エッセンシャルワーカーの逆説

          ブルシット・ジョブ〜クソどうでもいい仕事の理論〜

          新年から良書に出会いました。 オーディブルで聴いて完読しましたが、 良い本だったので本でも購入しました。 コロナになってエッセンシャルワーカー(以下EW )と呼ばれる職業が注目を浴びました。 人々は感謝し、社会的な位置付けは重要度を増しました。 一方で、その後EWの職業は処遇が良くなってきたでしょうか? 物価高に対する賃上げには寄与したと思いますが、依然業種により賃金の格差はひらいています。 私の経営する事業は、介護・電気・警備でありいずれの仕事もEWであり、実

          ブルシット・ジョブ〜クソどうでもいい仕事の理論〜

          「夜と霧」を読んで

          社会福祉士の教科書には、心理学のページがあります。 心理的アプローチも社会福祉士には求められるからです。 そこで引用されるのがヴィクトール・E・フランクルの「夜と霧」です。 今まで読んだことがありませんでしたが、 購入して読んでみると「人間の本質とは何か?」と問い直す内容となっています。 このブログでは、「夜と霧」から引用し、 自身の行動宣言に繋げていきます。 ■ 本の趣旨とはいかに?本書の趣旨は「心理的アプローチ」にあるということ 強制収容所の極限の生活は、

          「夜と霧」を読んで

          2023年ベストブックス

          2023年も終わりに近づいています。 今年を振り返ってみると、Kindleでの読書やAudibleの導入などにより、大幅に読書量が増えました。 毎月20冊の読破を目標としていたので、1年間の読書量が2020冊(12月30日現在)となっています。 そこで今回は、2023年に最も印象に残った3位〜1位の本を紹介します。 ■ 第3位 2020年6月30日にまたここで会おう /瀧本哲史 著毎週末の日曜日に開催される「ビジョナリー読書会」で紹介して頂いた本です。 講義の内容が

          2023年ベストブックス

          非営利組織の経営

          令和5年もたくさんの人と出会いがありました。 私の所属する中小企業同友会では、ものつくり大学の井坂康志さんを呼んで研修会を行いました。 井坂先生は、ドラッカー研究の第一人者であり、著書も書かれています。 井坂先生との出会いも、今年の大きなトピックスになっています。 「ドラッカーは後から効いてくる」この言葉は、ドラッカーを語るうえで本の趣旨をよく捉えていると感じます。 ドラッカーを知ったのは、2010年の大学4年生の事です。 それから10年以上経っても、色褪せず「経

          凛とした日本人の生き方

          最近、社会の不安がよく耳にされます。 私自身は、社会を評論する立場や資格はありませんが、一人の日本人として、世の中が良い方向に進むことを切に願っています。 企業は社会の一部であり、社会が良くなければ企業も発展しづらいと考えるようになりました。 一方で、自分の立場や行動にも注意が必要です。 リーダーとしての資質は日々の積み重ねが重要です。 この点について、鍵山秀三郎氏の『凛とした日本人の生き方』から引用し、自らの考えを整理し、行動宣言していきたいと思います。 ■ 経

          凛とした日本人の生き方