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【定年後にPC教室主宰】シニアの居場所作りが生きがい

人生100年時代、私たち日本人はキャリアをどう”マルチステージ化”していくべきでしょうか。
ここでは、実際に1歩を踏み出した人たちの「ライフシフト」をご紹介します。

profile
元シニアSOHO世田谷代表理事 
山根 明さん

やまね・あきら●1935年生まれ。65歳で会社を退職後、シニア向けパソコン教室やiPad教室を主宰。「デジタルの日」奨励賞を、2021年10月10日にデジタル庁から受賞。コロナ渦を機に昨年8月から活動の軸足を世田谷から地元・小金井市に移し、「東京スマホ研究会」として小金井市介護福祉課と高齢者のためのスマホ講座でコラボしている。

長寿社会を迎えた今、定年後のやりがい探しは社会的な課題だ。「シニアの居場所を作るのが、私の生きがい」と語るのが、シニア世代向けにスマートフォンやiPadの講座を手掛ける山根明さんだ。

山根さんがシニア向け講座を始めたきっかけは自身の体験にあった。「やることがない」。長年勤めた建設会社の定年を控え、そう気づいた。そこで興味のあったパソコン(PC)講座に通学。シニア向けの講師が不足していたことから、65歳で教室を開設した。

教室閉鎖の苦労も

苦労もあった。当初PC教室を手掛けたが、タブレット普及期に需要が急減、教室閉鎖に追い込まれた。しかし、ひるまずiPad教室を開設して再建。事業継続に必要なのは「(ブログやフェイスブックで)自分の活動を情報発信すること。依頼してくれた人との縁を切らさないこと」と話す。

「シニアになると記憶力は衰えるが、考察力、判断力は深まる。人間捨てたもんじゃない」(山根さん)。マルチステージ人生を先んじて体現している。

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