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自費と保険診療のはざまで


自費診療へ再起検討中

通院のことで悩み始め、とりあえず近くの自費診療のジェンダー外来を受けることにし、昨日予約をとりました。

今まで行ってたところに不安でもあったのかい?という話ですが、これが結構ありまして(⌒-⌒; ) 

現在通院中の医療機関の問題点

① 検査を5年以上しない
② 困った時に実際に目で見たり、触診をしたがらない
(不用意な触診を無くそうと婦人科医が躍起になっているのもある…まぁ不用意に内診台に乗せて、あれこれ触ってくる先生がいるのも事実でそこで傷ついた経験もしてるからわかるけど、肝心な時さえ診てくれないのはどうかなってね^^;)
③ 研究熱心ではない

このあたりが長年の悩みでありながら、10年以上いいところがないので通院を続けてきました。

転機

ただ昨日、新しい先生のブログを見つけて、自らタイで性別適合手術を行う病院へ出向いて術前後のケアやホルモンの効かせ方にどういう工夫が必要か?を、自腹叩いて研究され、それを診察現場で生かされてる先生だとわかり、これは自費でもありかなと思ったわけです。(先生の存在は数年前から知ってたんだけど、ここまで研究されてるとは知らず、ほんとにびっくりしたんです)

保険適応と自費の狭間で

まぁ今までかかってる先生のところへは保険適応でありながら新幹線通院をしてきたわけで、実は同じ区内にある新しい先生が非常勤でお勤めされてるクリニックとを「交通費&診察費&薬代」で総合比較したら、かかる費用が変わらないという結果になり、悩み出したわけです。

まぁ中間策もあって、横浜の方で保険適応で新しい先生が別の婦人科クリニックで診察もされてるようなのでそちらに行く手もあるのですが…自費といえど電車で3駅で着いちゃうのと、横浜へは1時間ちょっとかかるので…ね。

それで結局予約を入れた後の問診票がすごかった。

問診票の長さがパナイ

だいたい私は2011年にタイのヤンヒー国際病院で性別適合手術(S字結腸移植法)をして、2016年に京都の一色先生門下生のクリニックで声帯手術(声を高くするために声帯をチタンで止めてます)をして、今双極症Ⅱ型や逆流性食道炎や過敏性腸症候群でこういう治療をしていて…等々、やまほどweb問診票に回答しました。

でもそれを診察時間を使ってやってくと、先生と打ち解けたり本音で話せるまで3、4回診察後とかになってくるので、いい取り組みかと。

自費のメリットを模索し始める

あと自費のメリットでもあるのかな。
なかなか手に入らない女性ホルモン剤をその場でもらえるメリットはあるなぁと。
(今でもディビゲルは毎回処方せん薬局に持って行ったら、数日後引取のための来訪が必要ですよ)

あと待合室が全個室、コンセント付きってのもすごいなぁと。
番号で映像で呼んでくれるから、待ち時間に音楽聴けるなぁ。

いつだって暗中模索に生きてきた

もうこれまで術後の膣の痛みやケアは自分で模索の連続だったので、そこのケアをタイのガモンホスピタルとほぼ提携って形で診察対応可能ってだけでも、タイで診察を受けるような体感に近いのでは?と思います。最もタイでは保険がないからそもそも自費ですし、日本で言う処方せん薬局自体がある程度の医療行為や薬剤投与を行えるので、そう言う意味で捉えた時のタイの病院と変わらない対応力が期待できる可能性があるかなと思いました。

もうね2011年以降、ずっとトラブル続きなのよ。
暑さや寒さに関係なく突然痛み出すし、急にできものができたり、それが耐えられない痛みで腫れたり、爆発してくれたり(まぁでもそのあたりの急患対応は難しそうだから、それは最近私が開発した皮膚科さんに頼ることになりそうだけど)、幹部を触るとまだ糸残ってんじゃね?みたいな感じでゴリゴリするし(⌒-⌒; )

いろいろ耐えてきたなぁ…と。

まぁ今までの病院さんも無理やり病名をつけて保険適応でホルモン剤がもらえるように手配してくれてたんだけど、なんかもうそういうせせこましいことをしないとならないのも正直嫌なんですよね。それってこの国は「性同一性障害の人が性別適合手術で性別が変わった後のことなんて知りません!」って言ってるのと正直変わらないことだと思ってます。

なんだかなぁ…って思いながらずっと生きてます。
あとは一般婦人科で「ホルモン剤はあげるけど、性同一性障害のことはよくわからないから基本自己管理でお願いしますね!」って笑顔で行ってきた病院に半年くらい通った期間もあります。無責任すぎるのよね。。。

日本の医療の限界が、仕方ない自費診療に行き着くのかなと思うとやりきれませんね。

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