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トヨタの問題解決

ちょっと最近立て込んでおり、noteでのアウトプットが止まってしまっていたのですが、懲りずに問題解決本を読んだので、こちらを簡単に記事にしたいと思います。

※こちら質より量・速度を優先して投稿いるので、誤字脱字、回りくどい文章…など、至らぬ点多々あると思いますが、ご了承くださいませm(_ _)m


トヨタの問題解決って「カイゼン」ってこと?

トヨタといえば、カンバン方式やカイゼンという仕組みが頭をよぎりますが、今回読んだこちら「トヨタの問題解決」では特にそこは取り上げていません。

いわゆる問題解決のスタンダートな内容をトヨタのやり方に沿って記述してあります。

割と誰にで分かるような内容になっているので、敷居はそこまで高くない本だと思いました。

「問題解決 ― あらゆる課題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術」は自分にとって若干ハードル高めの内容だったので、ちょっと読んでて安心した気がしました 笑

では簡単に3つほど記憶に残したい部分をピックアップします。


①何事も説得力を持たせるにはデータ・数字が必要

「クレームが増えてきたので対応を検討しなければならない!」…

たしかに対策は必要そうですが、具体性を感じないので正直忙しかったら「まぁ色んな業務でミスをしないように気をつけよう…」という意識レベルで止まってしまいます。

「前月よりもクレーム数が20%も上がっている!  原因を究明し、対策を検討しなければならない!」
前者よりも全然危機感の伝わり方が違いますよね。

20%という数字を出されると実感湧くのと、なにより2割増えてるって事は特別な原因がありそうだ?〜という次のステップへも意識が行きます。

会議でも「売上が下がってる」という発言だけでは全く響かないのと一緒かもしれません。

「社員のモチベーションが下がってる」…分かりますが、伝わらないし、放置されるタイプの問題提議ですよね。
この場合も比較対象、事例などを出して具体化することで全然見え方が変わっていきそうです。

「昨年と比べてチーム内での改善提案が半分以下なのと、反省会が行われず、PDCAがなされていないプロジェクトが発生しはじめています」など、体感的なものでなく、具体的な比較現象を伝えることで、報告の場などでも説得力が増しそうです。


②真因かどうか確認する3つのポイント

問題解決の本には必ずというほど「何故を5回繰り返す」という言葉が入ってきますが、これの意味は真の原因「真因」にたどり着くまで深堀りできているか?という事への追求です。

真因なのかどうかを見極める点で重要なのが以下になります。

1.その要因に手を打てば、問題が解決され、同じ成果を上げ続けられるか
2.もう一度何故を繰り返すと、問題が拡散しないか
3.因果関係が逆でも成り立つか

この中の「3.因果関係が逆でもなりたつか?」〜は結構新しかったので、重要と考えました。

因果関係が逆でもなたつか?
これは単純に「なぜ?」の逆に「だから」を間に挟んでも成立するか?〜という内容です。

クレームが出た → なぜ? →  神経質なお客だったから
神経質なお客だった  → だから →  クレームが出た

上記でいうと、「神経質なお客だった、だから、クレームが出た〜」とう流れになってしまいます。

神経質なお客が必ずクレームを出すわけでもないので、これ真因とは判断できません。

③成果を得る

対策を実行するときは成果が出るまでやり抜くことが重要で、上手く行っていなくても途中で投げ出さず、まずは結果を出すということが重要です。

失敗という結果も、ひとつの重要な成果であり、次への繋げる大事な情報になります。

この本に書かれている以下の言葉は結構響きました。
(なんか仕事でも真似してガンガン使いそう…笑)

受動的な行動しかしなければ失敗はしないかもしれない。
ただし、成果を得ることできない。

成果を出すことが仕事の基本だと思うので、これは小さな問題解決でも対策実行後は放置せず、期限などをしっかり決めてその結果を確認するような仕組みにすることが重要だと思いました。


だいたいこんな所です。

もちろん他にも問題解決として重要なことが沢山記述されていますが、これまで学んだ問題解決では出てこなかった部分が割と印象的だったので、今回はあえて、この本ならではの〜に的を絞ってピックアップしてみました。


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