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はじめての問題解決トレーニング

以前にeラーニングのSchooで受けた「問題解決「これはなんや思考」」という授業を受け、もう少し深堀りしていいかな〜と思い、講師の斎藤 顕一氏の著書「はじめての問題解決トレーニング 」を読んでみました。

※こちら質より量・速度を優先しているので、誤字脱字、回りくどい文章…など、至らぬ点多々あると思いますが、ご了承くださいませm(_ _)m

書いてあることは分かるけど、
実行するにはある程度ハードルがある

トレーニングということもあって、架空のパン屋をベースに、問題解決を順を追って進めるという形式の本です。

順を追ってやる〜という点が分かりやすく、書いてあること自体は理解に苦しむ点はあまりないです。

ただ、例となっているパン屋のケースを、実際の自分の会社に置き換えて実践しようとすると、恐ろしくハードルは上がります。

そりゃあ、そうですよね。本来プロのコンサルタントが行うことを、素人が真似ようとしてるのですから、、、。

しかし、上記についても本では触れており、プロが行うような完璧な形でなく、「このあたりに解決の糸口があるのでは?」など、問題の“あたりづけ”ができれば、それで十分。〜ということです。

…ということで、自分の勤める会社で考えてみると〜を只今実践中です。簡単には終わらないので、こちらはある程度進んだら、改めて報告しようと思います。

…ということで、一旦簡単に3つほど、キーになりそうな部分をピックアップします。

ちなみに以前に投稿した斎藤 顕一氏の記事はこちら


①数値を単なる表にするのでなく、
チャートにすることで格段に理解が深まる

売上、コストなどの経緯を見る際に、各月、年などに数値を入れた表組みを見ることは多いですが、これをじっくり見ても数字の情報としてしか目に入ってこないです。

これをチャート、つまり棒グラフ・折れ線グラフなどにすることで、変化の経緯や関係性、起点となっている部分などが飛躍的に分かりやすくなります。

簡単なことではありますが、中小零細では数字の表のみで終わってしまい、考察などが十分にされない事が多いようです。

たしかに私も自分の勤める会社の売上会議などでは表組みしか見たことないです。

意外と初歩的ですが、これはかなり重要かな〜と感じました。

「前月からマイナス100万円です」…と数字の表と、口頭で説明されても、「そうなんだ〜…」となるだけですが、グラフなど経緯、差などが視覚的にみえる状態のものがあれば、その100万円がどの程度のものなのかも分かります。

また毎月の売上も表だけでは全くみえないですが、グラフなどになっていれば、純増してるのか、ばらつきが激しいのか…などが視覚的に見えてきます。

数字の羅列だけだったものを、見える形にすることで、はじめて見えてくる部分、理解できる部分はかなり多いと思うので、目的が曖昧でもデータは、どんどんビジュアル化してみようと考えています。
(エクセルなどの機能を使えば、体裁を気にしなければ一瞬で出来るとおもうので)

②参入している市場にチャンスがあるのかないのかを知る

当たり前ですが、重要なこと…ですよね。
市場の動向に会社の経営は大きく左右されます。

何を隠そう私の業界は斜陽産業のひとつ印刷業界と密接な関係があるので、市場にチャンスは多くないのです。

じゃあ、もう打つ手なしか…なんて思いますが、市場の動きと、自社の売上などのを先に紹介したチャート化することで、どの程度影響があるかなどをビジュアルで比較してみます。

そのなかで市場の動きとは異なり、売上を上げている部分、期間などがあれば、それはなぜか?…と考察するきっかけが生まれ、チャンスを見出す事ができるかもしれません。

さらに情報を収集できれば、成長しているセグメントなどを見つけることも出来ます。

自分のいる業界の市場を何となく〜ではなく、実際の数字を元に自分なりに考察してみる、また関連する業界との関係性などを調べることで、理解が深まり、漠然とした「何とかしなきゃ…」から「ここ攻めても良いのでは?」など、営業戦略などの角度を上げていける気がしています。


③バリューチェーンのどこにどのような課題があるか理解する

バリューチェーンとは価値を生み出す連鎖、仕組み、流れのようなものです。

私の業界は受注産業なので、ちょっとシンプルではないですが、ザックリと以下のような形です。

顧客を決める→仕事を相談される→受注する→制作する→納品する

このプロセスになぞって、それぞれの課題や問題点を洗い出していく〜という流れです。

仕事で問題のありそうな事柄を、思いつく限りピックアップしていくことは、そこまで難しくないですが、それらをどうまとめるか? …これは結構考えてしまいますよね。

こちらをバリューチェーンの各項目に分けて整理すると、流れを意思した課題の要約ができます。

…言うのは簡単ですが、まだやったことないので、ちょっと実践してみて、結果的にそれで何が見えてくるか確認したいと思っています。


…こんなところです。

本に書かれてることの理解は出来ているのですが、実践してみないと全く身にならない本…だと感じましたので、改めて実践したうえでのアウトプットをしたいと思っています。

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