FP3級を受けたが、社会人として非常に勉強になった話

こんにちは。今日は私が先週末、2024年4月14日(日)に受験してきたFP(ファイナンシャルプランナー技能士)3級の試験についてお話ししたいと思います。この試験は、ファイナンシャル・プランニングの知識を問うもので、私にとっては社会人としての金融に関する常識的な知識を学ぶスキルアップに非常に役立ちました。

まず、介護保険についてですが、これは私たちが40歳になってから65歳になるまで支払う必要のある大切な保険です。試験勉強を通じて、介護が必要になった場合の経済的な負担を軽減するための制度の重要性を改めて認識しました。

次に、養老保険という生命保険商品について。これは、字面からイメージはしにくいのですが、定期生命保険(一定期間の間に被保険者が死亡したら一定の金額がもらえる普通の生命保険)に加えて、満期(例えば60歳)まで保険料を支払うと、満期時点で死亡保険と同額の保険満期金が受け取れる商品で、自身の老後生活にも備えられる保険。老後の生活資金を準備するための保険について、若いうちから計画を立てることの大切さを学びました。特に、私のような家族を持つ人にとっては、死亡時の保険金を一定額確保をしつつ、貯蓄もできるという点で将来の安心につながる重要な選択です。とはいえ、普通に貯金するよりも保険会社に支払う手数料の分だけ損をするような気がするので、個人的にはどうなんだろうという感覚を持っています。

つぎに、PER/PBRという指標について。これに関しては、企業の株式を評価する際の指標として知られています。名称は有名だともいますが、この数値(10倍とかの倍率)が高い方がいいのか低い方がいいのかを理解することにより、投資の判断材料として非常に有効だと感じました。ちなみにPER/PBRともに、低い方が「割安」ということになるようです。例えば、PBRが1倍より少ないならば、その会社は今すぐ解散して資産を株主に配るべき、という水準感です。

所得税の損益通算という言葉も知りませんでした。これは、年間(1月から12月)の税金の計算において利益と損失を相殺することができる制度です。すべての所得の赤字を他の黒字にぶつけることはできず、一定の制限はありますが、資産形成を考える上での効率的な節税対策としての知識が深まりました。

容積率(ようせきりつ)と建蔽率(けんぺいりつ)は、不動産に関する重要な用語です。これらは土地の有効活用や建築計画を立てる上で欠かせない要素でありながら、まさにこの勉強でもしない限りその意味を知ることはなかったでしょう。不動産投資はまだまだ勉強中ですが、これらは必須の知識となります。勉強すればそんな複雑な考え方でないというのが分かってスッキリしました!

最後に、法定相続人と遺族年金は、家族が亡くなった際に直面する法的な問題です。なんとなくの知識でしか分かっていなかったことも、FPの勉強をすることで、基本的な考え方(法律の概要)については他人に説明できるレベルになりました。相続に関しては、遺留分の請求とか、代襲相続とか、重要なキーワードがいろいろあるみたいですが、これらの全てを正確に理解する、もしくは理解はしなくてもキーワードとして押さえておいて、必要に応じてGoogleで調べられるようにしておくことで、将来に家族を守るための準備ができるようになります。

以上ゆえに、FP3級の試験は私にとってただの資格取得以上の意味を持ちました。日々の業務に役立つだけでなく、私の家族の未来にも貢献する知識を得ることができたのです。

皆さんも、自分の興味や必要に応じて、このような資格にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。学ぶことで得られるものは、きっと大きいはずです。いまの知識の深化と定着を図るために、このまま次のFP2級の試験も受験予定です。

受検準備にあたり、もともと2級を見据えていたので、以下のテキストを使いました:

ほんださんという方のYouTubeの動画もおすすめです:
【FP3級】FP協会実技のライフ分野の計算問題は30分で満点取れる!【解法暗記】 (youtube.com)


直前は、このYouTubeで問題を解きまくったので、本番も全く問題なかったです:
【FP3級】一問一答!聞き流し動画~ライフ・リスク・金融・タックス・不動産・相続~ (youtube.com)


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