「約束へと続くストローク」の裏話

アルファポリスさんにて連載していた私の作品「約束へと続くストローク」が完結しました。初めてスポーツを題材にして執筆をしたのでとても良い経験になりました。

この記事を書いてから一か月が経つのかと思うと、時間の流れの早さに驚いてしまいますね。ここからは、今作品の裏話を語っていこうと思います。

主人公について

「約束へと続くストローク」では金井紗希かないさきという高校一年生の女の子が主人公です。明るくて前向きな性格の子なので、彼女を書いている時は楽しく執筆することができました。紗希は「泣きたい私は猫をかぶる」に出てくる主人公:ムゲを参考にして作りました。髪型とか髪色とか明るいところとか純粋なところとか……ですかね。私の作品を読んだ読者の方々からは「児童向けっぽい」や「優しい」という感想を頂くことがあったので、「泣きたい私は猫をかぶる」の温かさが「約束へと続くストローク」にも表れていたのかもしれません。

手紙要素について

紗希は遠距離恋愛をしている相手と文通をしているのですが、手紙を題材にした小説を書こうと思った切っ掛けが「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」です。先程の「泣きたい私は猫をかぶる」は映画と小説両方楽しませて頂いているのですが、こちらはアニメと映画しか知りません。しかし、感動して何度も涙を流してしまうほど素晴らしい作品だったので、影響を強く受けていると思います。結果として「戦争」や「愛」をテーマにしたような深い作品は作れませんでしたが、優しくて温かい作品を作ることができたのかなと思っています。

水瀬先生のような作品を作ってみたい

前回の記事でも「約束へと続くストローク」を作ろうと思った切っ掛けについては少し話しましたが、もう一つ作りたいと思った理由があります。それは、水瀬さら先生の作品「青い風、きみと最後の夏」のような恋とスポーツを題材にした作品を作ってみたいという気持ちがありました。こちらの作品は陸上を扱っています。

私はこの作品がとても大好きです。何回も読み返してしまうくらい好きです。ピュアな高校生の子たちが紡ぐ恋物語に終始キュンキュンとさせられていました。「こんな風にキャラクターを純粋に描くことができたら楽しいだろうな」と読み終わってからずっと思っていました。憧れが消えず、いつまでも私の心に残っていてくれたからこそ、「約束へと続くストローク」を書くことができたのだと思います。

まとめ

今回はいくつか参考にした作品を紹介しましたが、どの作品も非常に素晴らしいものです。楽しみながら執筆することができて良かったです。これから先も憧れの作家さんたちに近付けるように、皆さんを楽しませることができる作品を作っていきたいと思います。最後に私の作品を置いて終わりにします。多くの方の支えがあって、完結させることができました。Webに公開する前に見て下さった方、感想をくれた方、意見をくれた方、皆様本当にありがとうございました。




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