見出し画像

天国に旅立ってから知る、姉の優しさ

姉が、天国へ旅立ってから、2週間が経とうとしている。

ボクの心も、少しずつではあるが、いつもの日常に戻ろうとしている。

昨日、3件の電話があった。

一つ目は、父方の親類からであった。

あまりにも急な別れ。
驚きとともに、どういうことなのかを確認する電話だった。
電話口の向こうで、言葉をなくした親類の姿が見えるようであった。

二つ目は、母方の親類からであった。

80台後半の叔母は、ただただ、電話口で号泣していた。
「なんであんなに、優しい子が先に逝ってしまったんだろう。。。」
そして、号泣は続いた。
ボクも、電話口で号泣した。

三つ目は、姉の大学時代の友人から、法人の電話にであった。

その友人が、どこでその事を知ったのかわからない。
ただ、誰かから伝わったようであった。
以前、そちらで勤められていることを聞いていたので、電話をしたとのことであった。
もうすでに、姉がここを、1年以上前に退職したことを伝えた。
涙をこらえている様子で、
生前に「弟が、ハートネットTVに出るので見てね。」と、連絡が来たことがあったという。
そして、友人は、声を出して泣いた。

ボクは、生前の姉がボクに無関心であると思っていた。
しかし、そのようなことを友人に伝えてくれていたのだ・・・。

ボクは、友人と一緒に泣いた。


姉が天国に旅立って、
様々な、ボクの知らない姉の姿が伝わってくる。

ボクは、姉から見たら一体どんな弟だったのだろう。
今は、それを聞くことさえできない。

ボクらは、少し年の離れた姉弟だから、
そんなに多く話す間柄ではなかった。

ただ、今、ボクが姉のことを言うとすれば、

いつも笑顔で、誰にも優しく、「愛」をいっぱい捧げてきた人だった。


姉貴、ありがとう。

あなたの生きてきた姿を、これからの人生の糧にボクは生きてゆくよ。
みんなの心の中に、あなたの姿は、ずっと生き続ける。

良ければだけれど、
これから先のボクの生き方を、上から見ていてほしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?