とっつぁん

文学部卒の元TV番組ディレクター、現在はマーケティング業務。ドラマ、映画、小説などのエ…

とっつぁん

文学部卒の元TV番組ディレクター、現在はマーケティング業務。ドラマ、映画、小説などのエンタメ全般、ときどき育児について書いています。 ドラマの感想を夫にメールで送りつけていたら、noteでも始めてみたら?と言われたので始めてみました。 フォローしてもらえたら嬉しいです!

マガジン

  • えとせとらのはなし

    エンタメに関する記事なんかをまとめています。

  • ドラマのはなし

    連続ドラマの感想をまとめています。

  • 映画のはなし

    おすすめ映画の記事をまとめています。

  • 小説のはなし

    おすすめ小説の話や映画化してほしい小説の話をまとめています。

  • 間宮のはなし

    間宮祥太朗について書いている記事をまとめています。

記事一覧

映画『法廷遊戯』 | 思わず止めに入った杉咲花の狂気

全然興味なかったのですが、たまたまこちらの記事を拝見して 面白そうだなと思って見てみました。 (勝手にご紹介して申し訳ありません!) 物語は大学時代から始まり、…

とっつぁん
7時間前
9

『岸辺露伴は動かない』密漁海岸 | 妖しさが漂う世界に没入する

露伴先生のプリッとしたお尻。 はだけた白シャツ。 これは年末に放送がなく落ち込んだ私たちへNHKからのお詫びかなとすら思ったオープニング。 白シャツの次は黒シャツ。 …

23

『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編 | 私は無一郎たちをディズニーランドに連れていきたい。

昨年放送していた『鬼滅の刃』の「刀鍛冶の里編」を、「刀鍛冶の里 敵襲編」「刀鍛冶の里 繋いだ絆編」に分けた特別編集版が先日放送されました。 毎週30分のアニメを見続…

21

映画『アヒルと鴨のコインロッカー』 | どこの国で生まれたかなんてアヒルと鴨の違いくらい些細なことだと知る

『アヒルと鴨のコインロッカー』(2007)を映画館で観た日のことを今でもよく覚えています。 エンドロールで泣きながらボブ•ディランの「風に吹かれて」を聴き、曲が終わ…

17

間宮祥太朗に日本アカデミー賞をとらせたい | 貫井徳郎『慟哭』、伊坂幸太郎『スピンモンスター』(螺旋)、浦沢直樹『MONSTER』…

最近、我らが間宮をもっと輝かせる作品はないか考えてます。 ドラマだったら、NHKドラマ10の枠に出てほしいんですよね。あの枠はほんとにいつもクオリティが高くて、いい…

とっつぁん
12日前
27

映画『大河への道』 | 感動、ときどき「大河はいいの?」

次の日ゆっくり寝られる土曜日の夜、子供を寝かしつけた後の至福の時間に配信で映画を観るのが好きです。 最近、途中で挫折(寝落ち)しがちな夫にどの映画がいいか聞いた…

とっつぁん
2週間前
16

2024春ドラマ | 途中経過まとめ

多くの春ドラマの放送がスタートしたので、現状どんな感じか個人的な感想をまとめてお伝えします。 ちなみに現時点で1話を見たのは『アンチヒーロー』『花咲舞が黙ってな…

とっつぁん
2週間前
24

桐野夏生『燕は戻ってこない』 | 性別も立場も超えて3人に共感できてしまう謎

4/30にスタートするNHKのドラマ『燕は戻ってこない』を見る前に読んでおきたいなと思って読みました。 あらすじはこちら↓ 桐野夏生って、もうなんなんでしょうね。 こ…

とっつぁん
3週間前
40

『ACMA:GAME アクマゲーム』② | ……間宮、頭脳戦は?

すいません、白旗ってこの辺にありますか? 1話を見た後3巻くらいまで原作読んでみて「面白くなりそうかな」と思って見た『ACMA:GAME アクマゲーム』第2話。 すいません…

とっつぁん
4週間前
18

映画『ある閉ざされた雪の山荘で』 | 最大の疑問「久我、いる?」

間宮(祥太郎)が好きなのでprime videoで配信が始まった『ある閉ざされた雪の山荘で』を見ました。 もうポスターのコピーから面白そうな雰囲気がぷんぷんしてます。 •…

とっつぁん
1か月前
34

『ACMA:GAME アクマゲーム』 | 間宮と呼ぶか、祥太朗と呼ぶか

若者向けの内容だから。 アラフォー女が見るジャンルじゃないから。 間宮が長髪だから。 と、見ません宣言をしておいてなんですが、『ACMA:GAME アクマゲーム 』第1話を…

とっつぁん
1か月前
18

恩田陸『灰の劇場』 | また新なジャンルへ

5歳児の息子が月曜日から体調を崩し、在宅勤務させてもらいながら面倒を見ていたので今週は疲れ果てました……。人間、健康が1番ですね、ほんとに。 そんな中、前回の記事…

とっつぁん
1か月前
16

映画『BLUE GIANT』 | 人生を賭けられる何かに出会うということ

圧倒的に眩しく、羨ましく、純粋に尊敬する気持ちと、何もない自分に少しがっかりする気持ちと、真っ直ぐに進むパワーと明るさ、そしてどうにもならない残酷さが1つになっ…

とっつぁん
1か月前
233

2024春ドラマ 相関図

新しいドラマが始まる前は、いつもテレビ誌を買って見るドラマにあたりをつけてます。 ちなみにテレビ誌を選ぶポイントは以下の3つ。 ①相関図がある ②脚本家の名前が載…

とっつぁん
1か月前
21

死について明るく考える『春になったら』&『不適切にもほどがある』最終回

この冬に見ていた『さよならマエストロ』『相棒』『春になったら』『不適切にもほどがある』が終わってしまいました……!さみしい……。アパッシオナート!!! (あ、『…

とっつぁん
1か月前
22

映画『1秒先の彼』 | 一途な恋をあっさり見せる【時差】ラブストーリー

この映画が気になったのは、脚本がクドカンだからでも、 監督が『リンダ リンダ リンダ』の山下敦弘だからでもなく、 私の好きなタイムトラベルっぽい要素がありそうだっ…

とっつぁん
1か月前
20
映画『法廷遊戯』 | 思わず止めに入った杉咲花の狂気

映画『法廷遊戯』 | 思わず止めに入った杉咲花の狂気

全然興味なかったのですが、たまたまこちらの記事を拝見して

面白そうだなと思って見てみました。
(勝手にご紹介して申し訳ありません!)

物語は大学時代から始まり、大学卒業後の現在と、高校時代、小学校時代と様々な回想を挟みつつ、事件の真相が明らかになっていくミステリーです。

あらすじはこちら。

いつも通り前情報なしで見たので、北村匠海が早々に死んでしまった時はめちゃくちゃびっくりしました。

もっとみる
『岸辺露伴は動かない』密漁海岸 | 妖しさが漂う世界に没入する

『岸辺露伴は動かない』密漁海岸 | 妖しさが漂う世界に没入する

露伴先生のプリッとしたお尻。
はだけた白シャツ。
これは年末に放送がなく落ち込んだ私たちへNHKからのお詫びかなとすら思ったオープニング。

白シャツの次は黒シャツ。
イケメンはどっちも似合う。
ああ、ゴールデンウィーク明けの仕事の疲れが一気に吹き飛ぶ!ありがとうございます!!!

ということで、映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』公開から早1年、

久しぶりの『岸辺露伴は動かない』。第9話「密漁海岸

もっとみる
『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編 | 私は無一郎たちをディズニーランドに連れていきたい。

『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編 | 私は無一郎たちをディズニーランドに連れていきたい。

昨年放送していた『鬼滅の刃』の「刀鍛冶の里編」を、「刀鍛冶の里 敵襲編」「刀鍛冶の里 繋いだ絆編」に分けた特別編集版が先日放送されました。

毎週30分のアニメを見続けるのが苦手という話は常々しているのですが、『鬼滅の刃』も例に漏れずで、新しいシーズンが始まる時は楽しみにしているにも関わらずいつも途中で離脱してしてしまう謎の事態に陥ってます。
何なんでしょう。自分でも訳がわかりません。

そんな中

もっとみる
映画『アヒルと鴨のコインロッカー』 | どこの国で生まれたかなんてアヒルと鴨の違いくらい些細なことだと知る

映画『アヒルと鴨のコインロッカー』 | どこの国で生まれたかなんてアヒルと鴨の違いくらい些細なことだと知る

『アヒルと鴨のコインロッカー』(2007)を映画館で観た日のことを今でもよく覚えています。

エンドロールで泣きながらボブ•ディランの「風に吹かれて」を聴き、曲が終わって館内が明るくなっても涙が止まらず、私は1人で映画館のトイレに駆け込みました。

あんなにも涙が止まらなかったのは、映画を見て改めて、自分の中に「日本人」とそれ以外の「外国人」を強く意識している部分があると気付かされたからだと思いま

もっとみる
間宮祥太朗に日本アカデミー賞をとらせたい | 貫井徳郎『慟哭』、伊坂幸太郎『スピンモンスター』(螺旋)、浦沢直樹『MONSTER』を映画化したら

間宮祥太朗に日本アカデミー賞をとらせたい | 貫井徳郎『慟哭』、伊坂幸太郎『スピンモンスター』(螺旋)、浦沢直樹『MONSTER』を映画化したら

最近、我らが間宮をもっと輝かせる作品はないか考えてます。

ドラマだったら、NHKドラマ10の枠に出てほしいんですよね。あの枠はほんとにいつもクオリティが高くて、いいドラマが多い。間宮もあの枠で1本代表作がほしい。朝ドラも大河も経験してるし、可能性としてなくはない。

あとはやっぱり映画!
なんかいい映画ないかなー、と考えて気づきました。

私、これでも↓

これでも↓

間宮の名前出してないんで

もっとみる
映画『大河への道』 | 感動、ときどき「大河はいいの?」

映画『大河への道』 | 感動、ときどき「大河はいいの?」

次の日ゆっくり寝られる土曜日の夜、子供を寝かしつけた後の至福の時間に配信で映画を観るのが好きです。
最近、途中で挫折(寝落ち)しがちな夫にどの映画がいいか聞いた結果、プライムビデオの一覧から「うーん、これかな〜」と出してきたのが、中井貴一主演の映画『大河への道』(2022)です。

ということで、映画は現代の香取市、観光振興のため伊能忠敬を大河ドラマにしてもらおう!と中井貴一が提案するところからス

もっとみる
2024春ドラマ | 途中経過まとめ

2024春ドラマ | 途中経過まとめ

多くの春ドラマの放送がスタートしたので、現状どんな感じか個人的な感想をまとめてお伝えします。

ちなみに現時点で1話を見たのは『アンチヒーロー』『花咲舞が黙ってない』『ACMA:GAME アクマゲーム』『イップス』『Destiny』『Believeー君にかける橋ー』『くるり〜誰が私と恋をした?〜』(おまけ『天使の耳〜交通警察の夜』)です。

◾️アンチヒーロー(1話〜2話)

安心と安全の日曜劇場

もっとみる
桐野夏生『燕は戻ってこない』 | 性別も立場も超えて3人に共感できてしまう謎

桐野夏生『燕は戻ってこない』 | 性別も立場も超えて3人に共感できてしまう謎

4/30にスタートするNHKのドラマ『燕は戻ってこない』を見る前に読んでおきたいなと思って読みました。

あらすじはこちら↓

桐野夏生って、もうなんなんでしょうね。

この人どんな人生送ってどんな経験してきてんの?といつも思ってしまうほどのリアリティ。

桐野夏生さん、
お金なくて代理出産考えたことあります?
どうしても自分のDNAを残したい男だったことあります?
夫が他の女と子供作ろうとしたこ

もっとみる
『ACMA:GAME アクマゲーム』② | ……間宮、頭脳戦は?

『ACMA:GAME アクマゲーム』② | ……間宮、頭脳戦は?

すいません、白旗ってこの辺にありますか?

1話を見た後3巻くらいまで原作読んでみて「面白くなりそうかな」と思って見た『ACMA:GAME アクマゲーム』第2話。

すいません、間宮好きなのに、既に白旗あげそうになってます。白旗をあげそうになっている右手を、左手がどうにか押さえつけてる状況です。

聞きたいんですけど、これって頭脳戦じゃなかったんですかね?
ええ、2話については完全にただの影踏み大

もっとみる
映画『ある閉ざされた雪の山荘で』 | 最大の疑問「久我、いる?」

映画『ある閉ざされた雪の山荘で』 | 最大の疑問「久我、いる?」

間宮(祥太郎)が好きなのでprime videoで配信が始まった『ある閉ざされた雪の山荘で』を見ました。

もうポスターのコピーから面白そうな雰囲気がぷんぷんしてます。

•全員役者、全員容疑者。
•累計1億部突破の東野圭吾が仕掛ける、サスペンス•エンターテイメント。

「累計1億部突破の東野圭吾」というワードの何たるパワーよ。
「全員役者、全員容疑者」というワードの何たる分かりやすさよ。

さて

もっとみる
『ACMA:GAME アクマゲーム』 | 間宮と呼ぶか、祥太朗と呼ぶか

『ACMA:GAME アクマゲーム』 | 間宮と呼ぶか、祥太朗と呼ぶか

若者向けの内容だから。
アラフォー女が見るジャンルじゃないから。
間宮が長髪だから。

と、見ません宣言をしておいてなんですが、『ACMA:GAME アクマゲーム 』第1話を見ました。

だって、
だって、
だって、

間宮がいるんですもの。

そう言えば、最近間宮が何かのインタビューで
「名字は屋号で、その人個人に付いているものは下の名前なので」「友達も、ファーストネームで呼びたいですね」って言

もっとみる
恩田陸『灰の劇場』 | また新なジャンルへ

恩田陸『灰の劇場』 | また新なジャンルへ

5歳児の息子が月曜日から体調を崩し、在宅勤務させてもらいながら面倒を見ていたので今週は疲れ果てました……。人間、健康が1番ですね、ほんとに。
そんな中、前回の記事がnoteの「今日の注目記事」に選ばれたことで沢山のスキをいただき、とても嬉しかったです!

いつもスキをくださる皆さま、ありがとうございます!

さて、皆さま、恩田陸と聞いて思い浮かべる作品はなんですか?

デビュー作の『六番目の小夜子

もっとみる
映画『BLUE GIANT』 | 人生を賭けられる何かに出会うということ

映画『BLUE GIANT』 | 人生を賭けられる何かに出会うということ

圧倒的に眩しく、羨ましく、純粋に尊敬する気持ちと、何もない自分に少しがっかりする気持ちと、真っ直ぐに進むパワーと明るさ、そしてどうにもならない残酷さが1つになったような映画でした。

2013年に石塚真一が「ビッグコミック」で連載を開始、第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門 大賞、第62回小学館漫画賞など多数受賞した『BLUE GIANT』。
昨年映画化された『BLUE GIANT』も公開から2

もっとみる
2024春ドラマ 相関図

2024春ドラマ 相関図

新しいドラマが始まる前は、いつもテレビ誌を買って見るドラマにあたりをつけてます。

ちなみにテレビ誌を選ぶポイントは以下の3つ。
①相関図がある
②脚本家の名前が載っている
③興味があるドラマの枠の大きさ
④スタート日がわかるカレンダー有

プラスおまけで、表紙ですね。
そんな注目ドラマでもないだろ!っていう若いタレントが表紙だと魂売ってんなと思ってテンション下がるんですけど、まぁそうしないと売れ

もっとみる
死について明るく考える『春になったら』&『不適切にもほどがある』最終回

死について明るく考える『春になったら』&『不適切にもほどがある』最終回

この冬に見ていた『さよならマエストロ』『相棒』『春になったら』『不適切にもほどがある』が終わってしまいました……!さみしい……。アパッシオナート!!!

(あ、『君が心をくれたから』は1•2話と最終回しか見てません。)

『相棒』はもはや最終回といえども最終回ではないので置いておいて、『春になったら』『不適切にもほどがある!』の最終回感想も一応ちらっと書いておこうと思います。

◾️春になったら

もっとみる
映画『1秒先の彼』 |  一途な恋をあっさり見せる【時差】ラブストーリー

映画『1秒先の彼』 | 一途な恋をあっさり見せる【時差】ラブストーリー

この映画が気になったのは、脚本がクドカンだからでも、

監督が『リンダ リンダ リンダ』の山下敦弘だからでもなく、

私の好きなタイムトラベルっぽい要素がありそうだったからです。
タイムトラベル系、大好き!

さて、『1秒先の彼』のあらすじはこちら。

「消えた1日」……。
タイムトラベル的な要素がプンプンするぞ!
しかも脚本はクドカン、監督は山下敦弘(『天然コケッコー』も好きです。かわいい映画で

もっとみる