日記(2023.12.03)「でっかいテーブル推して参る」+短歌

●日記

12月3日。123と連番になっている!連番になる日は案外少ない。

今日は我が家に革命が起きた日。入居より数か月解決を先延ばしにしていた「ダイニングテーブル、何を買うか」問題に一区切りがつき、本日搬入となったのだ。

それまでは、転居前から使っていたローテーブルをとりあえず使っていたものの、奥行きのないコーヒーテーブルのため、食事の際に二人で対面して使うには小さすぎた。はす向かいになるようにお互いがずれて座っても、品数があるときなどはお皿がひしめきあってかなり窮屈だった。

また、お互いに在宅勤務をすることもあり、身体を痛めずに安定して作業するスペースも必要だった。ローテーブルでPCのぞき込んでいると一日で腰がやられてしまう…。

それ以外でもちょっとした作業をする際に腰かける場所や、書類を広げられる場所があったらいいなと思うことも多く、今の生活には必須のアイテムであることは入居当初よりわかっていた。

けれども、いかんせん金額的にも体積的にも大きな品物であるのでめぼしいものを見つけても、なかなか決めきれずにいた。「思ったのと違ったらどうしよう」とか、「入居中はまあまあ使えても、転居時に搬出が大変だったらどうしよう」と不安は尽きなかった。

実際、以前一人用のテーブルを某家具屋さんで購入したところ、引っ越し時に解体にかなり手間取ってしまい冷や汗をかいた経験があるので、大きな家具の購入には躊躇してしまう。

万が一想像していた品じゃなかった場合に返品や処分する手間を考えると、それくらい慎重に検討した方がいいようにも思う(一方で電動歯ブラシなどは軽率に通販で買ってしまったりするんだな…)。

そうこうしているうちにいつしか時は過ぎ、もうすぐ年も暮れようとしている。年末は販売業者さんも休みに入るし、今見繕っている商品がいつ終売になってしまうかもわからない。また、大みそかには妹も泊りがけで遊びに来ることになったから、いよいよ買うに足る差し迫った理由もある。さすがに、ここで決めるべき……

ということで、最後は思いのほかあっさりと購入に至った。

事前に寸法を確認して選んだものの、我が家にやってきた四人掛けのテーブルは想定を超えて大きく見え、ダンボールの中から現れた広々とした天板を眺めながら「パン作り教室ができそう…」と思ったりした。今までパン作りはしたことないけれど。

組み立てを経てリビングに設置してみると、幸いなことに大きいながらもわりとしっくりとその場に馴染み、導線も十分に確保できそうだ。周囲のものと色合いがけんかするようなこともなさそうで、なんだか優等生のようなたたずまいに同居人とともにほっと胸をなでおろした。

むしろ、部屋の隅に置いているラックの中身も、天板の高さに合わせて中身の入れ替えをしようかなと思うほど、このテーブルは一日にして我が家の生活の要になる風格を漂わせている気がする。実際に今日を境に生まれる習慣や失われる習慣があるだろう。とりあえず、疲れて帰宅した時にベッドに直行してそのまま寝てしまうことを止めたい!

このテーブルの今後の貢献に大いに期待しつつ、明日以降の生活を楽しんでいこうと思う。よろしくお願いいたします。

●短歌

筆を取るそれは筆があるからでなければ今の私もいない

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