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最近のBestなHazyのお話。

こんばんは。


今月もタップルームの営業を終えました。といっても変わらず週末にはまたオープンします。名古屋駅からだとだいたい1時間弱ぐらいかかりますが、ほとんど電車の中で最寄りの「公園西」という駅からは歩いて10分ぐらいです。地元の方にはIKEAの裏あたりと思ってもらえればいいと思います。またぜひお待ちしてます。

先日はOff Trailとのコラボの進捗ですが、次はコラボイベントの参加について少し。
「自分はビアギークです」なんて言える人は知ってるかと思いますが、毎年アメリカポートランドのいくつかのブルワリーと日本のブルワリーがコラボをするイベント「Fuji to Hood / Hood to Fuji」が開催されています。

日本のブルワリーがポートランドへ行く開催年→”Fuji to Hood”
ポートランドのブルワリーが日本へ行く開催年→”Hood to Fuji”

2024年7月にポートランドで開催される今年は「Fuji to Hood」で日本のブルワリーがポートランドまでお邪魔して一緒にコラボします。どの国内ブルワリーが参加するのかはまだあまり知らないです。ひとまず僕らのコラボパートナーはあの”Breakside Brewery”。ポートランドを代表するレジェンドブルワリーでそんなブルワリーとコラボするなんてなんとスペシャルでしょうか。僕らがまだブリックレーンを始めた頃に大好きでよくタップに繋いでいたWanderlust IPA。まさか数年後にこんな機会がくるなんてそんな話ホントにあるんですね。

このイベントのキーポイントはそれぞれの国の食材を使ってコラボビールを作ることです。今年はFuji to Hoodなんで僕らが日本の食材を持ち込んで向こうで作ります。コラボではこれまでチャレンジしていないことや彼らの土俵で自分たちのアイデアをプラスするなどいろんないい事があります。まだ確定してないんですがいくつか日本の食材を提案してます。
紫蘇、梅、黒蜜、山椒、、、
今回僕らは初の参加だし、そもそもそういったアプローチでビールを作ったことないんで、その辺は色々とアドバイスをもらいながらも、、彼らとならこれできたらなとかあれ使いたいとかを小出しにアプローチしてみてます。とにかく楽しみでならないこのコラボの進捗をどれぐらい伝えていいものなのかといったところなんでこの辺にしておきます。

少し前にリリースしたHazy IPAについて書いてみようと思います。
こちらです。


Name: Heelphobia / ヒールフォビア (悪役恐怖症)
Style :Double Dry Hopped Hazy IPA
ABV : 7.0%
Hops : Rakau(Freestyle Hop), Nelson Sauvin(Freestyle Hop)

白濁濃厚でとろみのある液体がグラスへ流れると同時にグラッシーでダンキーなバブルガムに似たアロマが弾ける。マンゴーとピーチをネクターしたようなテクスチャと存在感。


初めてフルでFreestyle Hopを使用したHazy IPAとなりました。今や多くのブルワリーが注目してる彼らのホップでありがたいことにこうやって僕らでも使用できるようになりました。仕上がりとしてはここ最近ではベストをつけていいぐらいだと思います。カラー、アロマ、苦味、ダンク、グラッシーそのどれもが現状の理想により近づいた一作になったと言えます。
それを踏まえた上で、このホップを使用した感想ですが僕らのブリューイングの解釈で言えば「わからない」です。
皆さんも経験あると思いますが、例えばCitraを使っているからといっても毎回そのCitraのキャラクターがあるのかと言えばそうでもないはずです。それはホップの組み合わせや、ABV、イーストやその健康状態、発酵度、初期比重、最終比重などなどあげればキリがありませんがその全てが混ざり合っています。それを踏まえた上でこのホップがどうだったかはわかりません。しかし結果としてはここ最近ではベストの仕上がり。けど、それがFreestyle Hopであったからかというとわかりません。
でここはもう少し掘ってみようということで、極力同じ環境でホップのみ違うアプローチで次のバッチを仕込んでいます。それでこのHeelphobiaと比較をしてみます。この作業を繰り返すことでそれぞれの原材料や数字の正しさを図ります。
それが僕らが現在4種類のビールしか作らない要因の一つです。

また経過報告します。
どこかで見つけたら飲んでみて下さい。美味しいです。

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