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#130 アルビサポの皆さん、UGCクリエイターたれ!

先日我らがアルビレックス新潟のユニフォームパートナーとして、ネクストミーツ株式会社様が加わることが発表になりました。このような世界を見据えた企業様にサポートいただけることは大変嬉しいですし、早速ネクストミーツ様の商品を買いまくっているアルビサポの面々にも頼もしさを感じています。そのような一連の流れの中でいろいろとこれまでを振り返り考えたことを書いてみます。

今回書き綴ることは、アルビレックス新潟サポーター向けの内容に特化しておりますが、その他のクラブのサポーターはもちろん、日常何らかの「推し活」をされている方ならぜひ読んでみて欲しいです。

今日は皆様に覚えて欲しい用語があります。それは「UGC」です。「UGC」とは「User Generated Contents」の略で、簡単に言うと企業や組織ではなく、ユーザー個人が独自に作ったコンテンツのことを言います。「YouTubeに動画をアップした」、「お気に入りのカフェ飯をInstagamにアップした」など、個人のSNSの投稿、写真、ブログなどの消費者発信のコンテンツ=「UGC」です。

かなり長文になった(4000字越え)ので、まずは結論(結構暴論?)から言います。「アルビサポーターよ、UGCクリエイターたれ!」です。「こういう業界用語話すヤツ苦手ェー」という方もちょっとお付き合いいただければ幸いです。それでは進めさせていただきます。

そもそも何故突然「UGC」なのか?

アルビサポーターと「UGC」に何の関係があるのかは追って話すとして、ここ2~3年なぜUGCに注目が集まっているのでしょうか。

それは世の中に溢れる情報が年々爆発的に大量増産されている中で、「情報と人とを出会わせる」ことがとても難しくなってきているからです。

1993年にWorld Wide Webが生まれてインターネットが普及しました。そのことによって、世の中はそれまでとは一変し、情報が溢れるようになりました。そして2020年には40ZB(ゼタバイト)まで増えました。40兆GBですよ。すごくないですか?

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その40兆GBの情報の中から、自分たちの伝えたい情報をユーザーに選んで受け取ってもらうことが、大変になってきてるのがわかると思います。「うちの製品はとてもいいですよ!」という情報を企業がユーザーに伝えたくても、他に情報が溢れすぎてなかなか伝えられないのです。

ウェブ検索で上位に表示されるようにSEO対策だ!
リスティング広告だ!Googleのアルゴリズム変動が!
ブルーオーシャン…いやブラックオーシャンを狙え!
のような専門的な話はここではしませんが、打つ手を考えるのもとても大変だということが、なんとなくでもお分かりいただけると思います。

そこで注目されるのが「UGC」なのです。「うちのお菓子はとても美味しいですよ」という企業の宣伝文句よりも、一般ユーザーがそのお菓子を美味しく食べているSNSの写真の方がより販促アピールになるんです。

情報過多による影響は他にもあって、昔に比べて企業からの露骨なアピールをユーザーは敬遠する傾向になっています。「企業はそう言っているけど、Amazonレビューでは違うことをユーザーが言っている」なんてことが往々にあります。その時に皆さんはどちらのことを信じますか?おそらく多くの方が一般ユーザーのレビューを信じると思います。

ここまでのことで、どうやら世の中の企業は、自分たちの商品やサービスをアピールするために、「UGC」なるものを生み出せないかと考えているということが少しでも分かっていただけたかと思います。

アルビサポは過去にUGCをたくさん生み出している!

それではアルビに話を戻します。過去を振り返ってみると、アルビサポって、昔から「UGC」たくさん作ってきたと思うんです。「サポーターソングCD」や「Albiway」、「オレンジラグーン」はもちろん、YouTubeのアル関チャンネルも「UGC」です(これらに私は全く関わっていないので勝手に挙げて申し訳ありません)。

アルビサポによるブログは昔からたくさんありますし、最近アルビ関係のnoteを書く人も増えてきました。YouTubeでアルビを取り上げると再生回数が上がるなんて話も聞きます。

SNS以外でも、ゲーフラ等の自前応援グッズだって「UGC」と言ってもいいと思います。正確にはクラブ(企業)も携わっていますが、サポーターによる清掃活動や民謡流し参加、サッカー楽会も発起はユーザー発信と考えると「UGC」なのかもしれません。

手前みそですが、もちろん「ニャポ太」もUGCです。

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このような過去にアルビサポが生み出してきた「UGC」はアルビレックス新潟という一企業をアピールすることに、一役買ってきたと言えるのではないでしょうか。

企業から「UGCクリエイター」として注目?

先述したとおり、どの企業もモノを売るためにUGCを生み出そうと躍起になっています。でもそこにいつも立ちふさがる問題は、UGCを生み出すのは一般ユーザーなので、企業側からコントロールするのがとても難しいということです。いわゆるインフルエンサーに宣伝してもらえればとも思いますが、もちろん高額な費用がかかります。あくまで「一般」のユーザーによる「UGC」はどうやったら獲得できるのか…。

そこまで考えた時に気づくことはありませんか?

特定のスポーツクラブを推している人たちって、有象無象の一般ユーザーよりもコントロールしやすいのではないかということ。で、実際ぼくたちわたしたちアルビサポーターは、日々アルビをサポートしてくれる企業の商品を買い、SNSで語りまくっていると思うのです。

そこで初めの結論に戻りますが、我らがアルビレック新潟を愛してやまないアルビサポの皆さんに是非意識して欲しいのが、サポート企業様の商品を積極的に買うのはもちろん大切なのですが、そこから「UGCを生み出す」ことまでやってみませんかということ。まさに「UGCクリエイターたれ!」です。

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「アルビマグロたくさん買った!」「アルビキムチたくさん買った!」で満足せず、それをSNSで語りましょう。それらの商品で映え写真を撮って、インスタに載せましょう。外向きに発信しましょう。一般ユーザーの皆さんによる何てことない感想が、実はもっとも信頼性のある広告効果を生み出すんです。

アルビサポってUGCクリエイター素質あるんじゃね?

企業が「UGC」を求める理由として、自社&自社商品のアピールの他に「UGC」から企画、コンテンツに関するアイデアをもらえるということも挙げられます。

その例として最近最も最たる例はコレ。

個人的に現在アルビサポの中で、こちらのはいえん氏が最もUGCクリエイトマシンと化していると感じています。ちゃんと分析したわけでないので、個人的見解でしかないのですが、Twitterなんかを見るに、特に新潟のサポーターは「UGCクリエイト」に秀でているのではないかということです。

ちょっと自慢なのですが、自分で作ったキャラクターをアウェイに行っているサポーターさんに写真をアップしてもらって、疑似アウェイ遠征させてるの、Jクラブサポの中で自分くらいでしょうw。

新潟という土地柄もあるのでしょうか。そういえば漫画家先生を多く輩出してますし、クリエイターを生む土壌があるのかもしれません。

サポみな「UGCクリエイター」化による好影響

アルビサポの皆さんが、次々にUGCクリエイターになると生まれる一番の好影響なムーブメントは「アルビレックス新潟のサポート企業になれば、UGCをたくさん獲得できる」と企業側に思っていただくことができることです。

そしてここ最近、「思っていただけているのでは?」と思うこともしばしばなのです。そうです。株式会社フラー代表の渋谷氏によって誘われた企業がどんどんアルビのパートナー企業となってくれているこのアゲアゲな好循環現象です。

今回のネクストミーツ様も渋谷氏によって生まれたつながりが事の発端なようですね。ネクストミーツ様のように、これからの環境のことを考えて、みなに知って欲しい商品を取り扱っている企業様には、認知度アップにとても魅力的な試みなのかもしれません。そう考えてみるにつけても、実際にネクストミーツ様の商品を買って→食べて→SNSに上げてみようと思えませんか?(私はまだ買ってないので早々に買います!ごめんなさい!)

まったくの私の推測ですが、このことも渋谷さんは他社をアルビサポート企業に誘うとき説明してるんじゃないかなぁとも思うのです。というかそれより先に行っていることは重々承知しているのですけれども。

もちろんその先に一番の目標として、「新潟を盛り上げたい」、「アルビレックス新潟を強くしたい」があると信じています。

最後に

かく言う私も今年でアルビサポ歴20年越えなので古参サポと言えます。しかしながら新規サポ、新しいこと始めるサポは大歓迎でございます。元来の人見知り気質と、生活をアルビに全振りするのは難しいため、アルビサポさんの知り合いはそれほど多くはないですし、ゴール裏に深く関わったこともないんですけど、偉そうなこと書いてすみません。

でも愛するアルビレックス新潟がこれからも存続していくために、より世間に知ってもらうために、情報過多な現在において、「UGC」の重要さが少しは分かってもらえたのではないでしょうか。

新しいことを率先してやっている人に対して、年齢が上がるほどある程度のわだかまりの感情が生まれたりするのはしょうがないですが、「新規サポは我も来た道だ」の精神です。

そうそう、人は高齢になるにつれて前頭葉が弱るため、感情のコントロールが難しくなってくるらしいですよ。前頭葉を弱らせないのに一番いいのが、新しいことを始めることだそうです。アルビサポの皆さんは、アルビレックス新潟というクラブが地元にあったから、好きになれたんだと思います。せっかく好きになったのであれば、それを周りにも紹介してみましょう。「UGCクリエイター」になってみましょう。


※偉そうに独自の解釈でいろいろと書いてしまいました。もし今回のエントリ内容に問題等があったら申し訳ありません。ご連絡いただければ対応いたします。


最後により「UGC」についてわかりやすく解説されているnoteを紹介しておきます。長文失礼いたしました。


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