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実家 EVENT HORIZON 発動篇

前編 改め 接触篇での次回予告の通り、実家の探索をしてきました。

ということで第2部 発動篇2024年(正月から持ち越しの帰省
の場面からスタートし、
再び第1部 接触篇の続きである2016年(正月の出来事)
舞い戻りたいと思います。

2024

波乱の旅立ち

先週の金曜日
娘のポコぞうアルファロメオに乗せ、いざ出発。

実家に一泊なので、二人分の着替えやなんやでスーツケースに
荷物を詰めています。後部座席ではなくトランクに納めよう。

あれ?ダッシュボードのスイッチを押しても後部のトランクが開かない
ドアもキーで開けた側のみしか、ロックが解除されない
(1996年製のイタリア車には
リモコンでロック解除する機能などはもとより無い

また不調かな?

運転席に座ってキーを捻るとインパネがまったく点灯しない。
あっ、バッテリーが上がってるんだ!

そういえば、1月6日の夜に
アルファロメオディーラーに点検に行って帰ってきた時、
車内で鞄の中の家の鍵を探したりやなんや
運転席のランプを付けたんだった。

きっとランプを消し忘れていたのだろう。

しかし大丈夫、直結始動用のブースターケーブルがあるのです!

ゼニファー(奥さん)のトヨタを横づけしてエンジン始動。

やったー!と喜びいさんで、出発~。
予定が30分遅れたが問題はない。

問題はガソリンだ
”もうガソリン少ないですよ”ランプが点灯しはじめている。

高速に乗る前にガソリンを入れようと思っていたがそれはマズい
十分にバッテリーが充電される前にエンジンを切ってしまうと
再始動できない可能性があるからだ。

残りのガソリンであと60㎞くらいは走れるはずなので、
十分走行してバッテリーに蓄電し、
高速に乗ってからガソリンスタンドで給油しよう。

むしろサービスエリアガソリンスタンドなら、
少し高いがセルフでない所が多いので、
もし充電不足でセルモーターが回らなくても、救助が受けられる。

気分は既に高速道路なのですが、まだ自宅から出発したばかり。

まずは山陽自動車道に接続する有料のバイパス道路に乗らねば。

最寄りのインターチェンジへ進入。

料金所は係員さんがいるボックス一つだけ
小さなインターチェンジです。

イメージ画像です。

係員さんがペコリといつものように頭を下げるので通過

すると隣のポコぞうが『ストップ、ストップ!』と突然叫ぶ

『いま表示板に”停止”って出ていたよ。』

え!

車のスピーカーからも
『ETCが使用できません、エラー01』などと
呑気にエラーメッセージが流れている。

ETCカードは入っている筈…いやこの間機械から抜いたな

ETCカードを外すためにわざわざ車内灯を点けて、
バッテリー上がりに繋がったと言っても過言ではない。
(忘れてたけど、”むしろ鞄の中の家の鍵を探したりやなんや”
たりやなんや”が目的だったのだ)

後付けETCなので、ダッシュボード奥の方にETC機本体があり
暗いとカード取り出しボタンが全然見えないのです。

これはゼニファーの車と共通ETCカードを使用しているため。

いや高速道路を使うのはほどんどトトムだが、
この間ゼニファーポコぞうとお出掛けする時に
高速に乗るということで、慌ててアルファロメオのところへ行き
ETCカードを取り外したので、
”念のため”と思い気を利かせていたのが裏目にでた。

そういえばエンジンをかけた時にETCが何かモゴモゴ言っていたが
『ETCカードが挿入されていません』と言っていたのか!

エンジンが無事掛かった喜びで聞き逃していたよ。

料金所の係員さんも真っ赤なイタリア車が料金も払わず
目の前を通過して行ったので度肝を抜かれたことだろう。

バックして係員さんのいるボックスの所へ戻る。
後続車がいなくてよかったっス。

『すみませーん、ETCカードが入ってませんでした。』

『あ、入ってなかったですか?
じゃあ今から挿し込んでもらえればいいです。』

『いやETCカードを家に置いてきちゃって。
キャッシュカード使えますか?』

キャッシュカードはちょっと使えないです、他のカードありますか?』

(いや、間違えたクレジットカードと言おうと思ってたんだ)

クレジットカードのことでした‥』
クレジットカードは使えますよ。』

等と助手席のポコぞう越しに係員さんと話てしいるうちに、
ポコぞうが自分の財布からお金を取り出し

230円ですね、すみませ~ん』と1オクターブ高い声で
支払いを済ませる。
左ハンドル車なので助手席ポコぞうが、
料金所ボックスの係員側に座っているわけです)

それでは改めて出発。

車を運転しながら話す。
『ポコぞう。
わざわざご自分の財布から通行料ピッタリの小銭を取り出していただき、
お手間をお掛けしたね。』

正確には50円玉1円玉をまちがえており、
一度係員さんに『ちょっと足りません』と言われて
あたふたしていたのですが。

『小銭探すの大変なのだったら、
トトムの財布クレジットカードでも千円札でもよかったんじゃ』というと

『一度料金所を行き過ぎた失態を晒しているのに、
クレジットカードとか、おつりがいる千円札とかで、
更に手間をお掛けするのは許されないんじゃない?』
と変なところで気を遣っている。

更に
『それにしても私の声高かったね、自分でもびっくりしたわ』との感想。
普段のポコぞうはもう少し落ち着いた声なのである。

そしてバイパスから山陽自動車道に入り、
予定通り出発から50㎞弱走ってSAへ

ここのガソリンスタンドはセルフではなく
想定通り、店員さんが給油してくれるようです。

念のため、店員さんに『ハイオク満タン』と頼むついでに、
『今朝バッテリーが上がってたので、
エンジン再始動できないかもしれません。』とお知らせ。

『え!そうですか。わかりました。』
お、いざという時は何とかしてくれそうだ。

カード支払いであっても、サインは要らないことに
時代の移り変わりを感じつつエンジン始動

キュキュキュキュキュー、ブロロロロー

うわーい♪ エンジン掛かったよー

助手席の娘と無邪気ハイタッチする運転手を
あきれ顔で見るガソリンスタンドの店員さんを後に出発。

高速出口では再び助手席のポコぞうが活躍し、
今度はクレジットカードで支払い完了。

やりましたね、隊長!とお互いの健闘を讃え合う。

ちょくちょく間違えががちな道も今回は間違えず、無事実家に到着。

更に時を遡る

母親はお盆以来の息子と孫娘の帰省を喜んでくれたが、
次の日はと姪のメイちゃんが二人で実家に遊びに来てくれるので、
更に実家は賑やかになる。

甥のファル君は今週の土曜、日曜と共通テストなんです。頑張れ!

母親曰く、ファル君は塾に通っていないので
高校の先生が毎日授業の後、
入試対策補習授業をしてくれているのだとか。

トトムと同じ高校なのだが、公立高校も親切になったものである。

『そういえばアンタが行っていたはまだあるんかね?』と母が訪ねる。
『いや、それは知らんわ。』

〇〇(地名)英数サークル(以後”英数サークル”と記載)
というローカルの塾である。

そういえば、英数サークルについて、一つ思い出があったな。
ポコぞうに話す。

高校三年になり、学校での模試に加えて、
この塾でも別の系列の模試を実施していたのだけが、
学校の模試、塾の模試と1ヶ月と空けずに続いた時が一度あり、
塾長に、”続けて模試を受けるくらいなら自分で勉強します”とか言って、
塾での模試申し込みをしなかったことが一度あったんよ。

『はぁ、反抗的だねぇ、わかるけど』

一緒に英数サークルに行っていたクラスメートの河合君
(どうせ今となってはトトムとの関係はわからないだろうから実名です。)
塾の命(めい)に従い、ちゃんと模試を受けたんだけどね。

『まぁそれが普通だね

さて自分で勉強にいそしもうと思っていた矢先、
ピコンアイデアが閃いたのよ。

塾は少し遠かったんで、トトムも河合君も自転車で行っていたんだけどね。
その自転車をいたずらで少し細工してやろうかと。

『なんで、そう思った⁉』
『なんとなくやりたくなって』

そんで、夜中に河合君の家に行き
玄関先に停めている自転車の寸法を測るでしょ。
『捕まるよ』

その寸法に基づいてボール紙(父親が文房具店勤務だったのでやたらとそういった材料が家にあった)でバイクのカウルを作るわけよ。

カウル付きバイク。ボール紙のカウルをこんなブルーで塗ったものだ
タンクとシートカウルの再現はあきらめ!

そんで河合君が模試を受けている間に、
製作したカウル一式を自分の自転車に積んで英数サークルに運び、
裏口の自転車置き場チェック。
河合君の自転車発見!しめしめ誰もいない

今だ!とガムテープ等で河合君の自転車にカウルを取り付け。
速やかに撤収
まぁ模試を受けない人の特権やね!

後日河合君に聞いたところ
模試が終わって帰ろうとして自転車置き場へ行くと
自分の自転車が華麗なレーサーに変身していたので唖然とした。
とのご感想。

丁度そこに塾長も顔を出し、
『河合君はいつもこんな自転車に乗っているの』と言われたらしいよ。

ポコぞうからは『あたなも受験生なのに、何やってんの?』と一言。

まぁ前置きはそのくらいにして、
実家に眠るお宝発掘、2016年以来の続きをしようではないか!

実家2階の自分の元勉強部屋の押し入れを開く。

かつての魅惑的なガラクタが一切無くきれいに片付いている。

かつてあったものといえば
プラモデル。(2016年に見つかったものは売却した)
ホビージャパンの古いやつ戦車や飛行機に関する各種資料
(これは2016年以降もしばらくビニール紐で縛って置いてあった)
ボードゲーム類古いレコードソフトビニール人形
(これはしばらく見ていない、奥深くにあるといいな)
・日本酒の王冠コレクション
(2016年には確かにあった)
などなど

押し入れの左側は向こう側にある階段のスペースに押されて、
狭くなっているのだが、
元々ここがいろいろなガラクタがあったポイント。
少し引っ張り出してみるが、何もない。

現在の勉強部屋押し入れ全貌(noteで公開するほどのモノか!)

押し入れ右側にもごちゃごちゃと段ボール箱がたくさんあったのに、
今や服の入ったプラスチックケース整然と置かれている。

母親に、『ここにあった昔の物どこいったんかな?』と聞くと

『知らんわぁー、でもお父さんがよくゴソゴソ片付けしとったから
捨てたんじゃないの?

こっちのプラスチックケースの中に仕舞ったりしてない?

『これはお父さんの服ばっかりじゃ~。
なんせ自分のものをきちんと整理したがっとったから。』

これまでも、ちょっと探しては昔のものが見当たらないので、
『このへんにあったもの知らん?』と生前の父親に聞いたのだが
なんも捨てちゃあおらんから、あるはずじゃけど』
と言っていたのだが。

この広い家(というほどでもないが、一軒家の2階建て4LDK)に
老人二人だけで住んでいてスペースも十二分にあったのだと思うのだが、
何故に自分の荷物を整理するのに
子供部屋の押し入れにある子供の私物を捨てる必要があるのか?

今迄にもお気に入りの本である『世界の恐怖怪談 荒俣宏編』が
いつのまにか捨てられてしまったことについては
しつこいくらいに書いていましたが、
まさに実家の押し入れは吸い込まれたら
絶対に戻っては来ないブラックホール

いやブラックホール大きさがゼロ密度無限大特異点なので、
ブラックホールのきわめて大きい重力の影響で、
”それより内側に入ったら光ですら戻ってこれない境界面”を表す言葉
EVENT HORIZON”(事象の地平面)というべきか!

無駄だとと思いつつも、
同じく2階にある父親が使っていた隠れ家的な部屋の押し入れもチェック。

あ!ブラックホールのような押し入れを探索しているうちに、
また昔のことを思い出した。

福山の映画館であるローズ劇場に友達の前田君(これも実名)
ブラックホール』という映画を観に行ったのですよ。

小学校6年生だったので、おばあちゃん(父の母)に
連れて行ってもらったのですが、

福山駅に着いて、おばあちゃんが駅員さん
グリーン・ローズの映画館はどこですか?』と尋ねたのですが、
前田君が『それを言ったらダメだって!』とぼそりとつぶやいたのです。

謎解きは以下
(小学校六年生なのに、なぜ前田君はそんなことを知っていたのか
のほうが謎なのだが)

福山グリーン劇場・福山ローズ劇場/福山グリーン劇場/グリーン劇場/シネマモード/シネマモードアネックス

所在地 : 広島県福山市昭和町8-8(1973年・1976年・1980年・1985年・1990年・1995年・2000年・2005年)
開館年 : 1970年以後1973年以前、2000年(シネマモード)
閉館年 : 2007年
前身館は福山銀座東宝劇場。1973年・1976年・1980年の映画館名簿では「福山グリーン劇場・福山ローズ劇場」(2館)。1973年の映画館名簿では経営会社が東宝関西興行、経営者が松岡辰郎、グリーン劇場の支配人が山本修三、ローズ劇場の支配人が満田連盟、グリーン劇場が鉄筋造3階冷暖房付で192席で東宝を上映、ローズ劇場が鉄筋造3階冷暖房付で180席で洋画を上映。1973年・1975年の住宅地図では「1階東宝会館 2階グリーン劇場 ローズ劇場」。1980年の映画館名簿では経営会社が東宝関西興行、経営者が松岡功、グリーン劇場の支配人が橋本寛、ローズ劇場の支配人が満田連盟、グリーン劇場が鉄筋造3階で192席で洋画・成人映画を上映、ローズ劇場が鉄筋造3階で180席で洋画を上映。1980年の住宅地図では「1階パチンコ東宝 2階グリーン劇場 ローズ劇場」。1985年・1990年・1995年の映画館名簿では「福山グリーン劇場」。1989年の住宅地図では「1階キャロル 2階グリーン劇場」。2000年の映画館名簿では「グリーン劇場」。2001年の住宅地図では「サーカスサーカス 2階シネマモード」。2005年の映画館名簿では「シネマモード」。2008年の映画館名簿には掲載されていない。跡地は多目的スペース「シネマモード アネックス」が入る「KOビル」。最寄駅はJR山陽本線・福塩線福山駅。

『福山市の映画館-消えた映画館の記憶』より

ウォルト・ディズニー映画『ブラックホール
知る人ぞ知るB級SF映画の名作なので、ネットで調べれば
ストーリーはすぐわかるのですが、
ここは敢えて43年前の記憶のみを頼りに一気にしたためます。

アメリカかどこかの国の宇宙船が航行していたら、
ブラックホールの引力に引っ張り込まれ、
危ないところで周辺に停泊していた大型の宇宙船に救助される。
それはかつて音信不通になったシグナス号であった。

シグナス号
シグナス号のライバルたち

シグナス号は人気No.1のリゾート列車『雪月花』も
セーヌ川のクルーズ船もなんのその、
というばかりにガラス張りの眺めの良さ。
真空への耐圧も宇宙の放射線もブラックホールの引力もどこ吹く風である。

シグナス号の船長ラインハート(俳優マクシミリアン・シェル)は、
来訪した宇宙船のクルー達を迎え入れ
『ブラックホールの引力に対抗できる装置を開発しましたんや、
ほんでここに留まってブラックホールの観測やってます。』という。

シグナス号には人間はラインハート一人しかおらず、
ラインハートの右腕である陰気なロボット・マクシミリアンが
ヒューマノイドの指揮をしている。
(ここ突っ込みどころ多し。
この時代のロボットは陽気なのが主流なんだね、とか
船長を演じた俳優とロボットをわざわざ同じ名前にしたのはなぜ?
とか。)

マクシミリアン(左)、マクシミリアン・シェル(右)

そのうちクルー達はラインハート船長が探索艇で
ブラックホールに突入するつもりであることを知り、全力で
『あぶないで!やめなはれ!』と止める。

その裏には(あんたが、ブラックホールに入って行ったら、
うちらどないしてブラックホールの引力圏から脱出するん?)
という下心があったようだ。

ラインハートにささいな非があるとすれば、
自分がブラックホールに突入したいがために
他の乗組員をヒューマノイドに改造して言う事を聞かせていた
ということ。

まぁ、ささいだがとんでもなく倫理的に問題のあるラインハートであるが、
”宇宙の果てまで来て、やっちまった事を今更どうこうしても仕方ない。”
とはならず、
”なにがなんでもブラックホール突入組み”と
”自分が生還したいのであなたもご一緒に組” の戦いが始まる。

その戦いで結局シグナス号は大破、
ラインハート(マクシミリアン・シェル)も
ロボットのマクシミリアンも死に、
結局クルー達は消去法でブラックホール突入を選ぶ。

ブラックホールの出口(があったのだ!)には、
なんか地球かな?と見える星が映って
ジ・エンド

この映画の教訓
”他人の領域にお邪魔して勝手なことはするな!”
ということなのかもしれません。

だが、父親の部屋、捜索させていただきます

ゴソゴソ

なにやら兄の名前の書いた段ボールがやたらと多い。

しかし左奥の方に見覚えのあるお菓子の缶
これは王冠コレクションの入れ物ではないか!

その缶の下に唯一、トトムの名前の書いた段ボールも発見!

よし!父親の部屋押し入れ捜索集中的に行おう。


この捜索の結果は後ほど。


2016

飛行機シリーズ

完成品が一つもない割には、飛行機模型も、
そこそこたくさん買い込んでいました。

戦車の時に標準スケールの話をしましたが
飛行機にも標準スケールがあります。

1/321/481/72標準スケールですが、
私自身は、飛行機のスケールにはあまりこだわりはありません。

精密な造形を求めるならば大きめのサイズが良いのですが
第二次世界大戦機1/32が適当でも、
現用機ではさすがに大きすぎるので1/48の方が良い。
これが大型爆撃機となると1/72でも超大型モデルになります。

要は飛行機は大きさの違いがありすぎてスケールを統一することは
あまり意味がないわけです。

ご紹介するのは、まずはコレ!

実家にあった実物写真

エレールの1/48 コレオプテール!

箱絵
塗装のせいもありウルトラ警備隊の飛行機のように見えますが、
1950年代にフランスで開発されたVTOL実験機で、
れっきとした実在の機体です。

実機写真

出た!珍品。
このプラモデルをどこで、どのように入手したのか覚えがないのですが
中身はこの通り、開封もせず美品です。

これは写真をもとに手を加えればグッとカッコ良くなる?

これは高値の予感!
A社
(OもちゃK取りDットコム)にオンライン査定いただきました!

お値段は⁉

オンライン査定額250円、買取金額(上限)400円

安っ!
ってか、オンライン査定額買取金額は品物によって
どちらかが、他方より極端に高かったりしてよくわかりません。
買取金額に(上限)って書いているのもミソかも。
状態が悪いといって下がるんだろうな。

たった今、Yahooオークションで調べてみると、箱絵違いの初版品ですが
おそらく同一のプラモデルに、13,000円の金額が付いている!

オークション出品の品

前掲の実機写真を参考にしたかのような箱絵がカッコ良いな。
組立説明書もフランス語+英語で母国発売版のようである。
(エレールはフランスのプラモデルメーカー)

これなら買いたいな!売っておいて今更!?)

箱絵も大切!
やはり実験機というのはジュラルミン素材剥き出し
シルバーが似合います。

ただ実験機、記録機となると、むしろコレオプテールよりも
アメリカのXプレーンリフティングボディシリーズなどが魅力的です。

銀色昆虫三兄弟

これらの実験機たち。
現在ではやはり外国製プラモデルガレージキットなどで
稀に売られているのを見掛けますが、
非常に高額で出来もsosoなので購入は我慢・我慢


次は日東の1/100 ボーイング747 皆さんご存じジャンボジェットです。

でかいぞ!しろいぞ!作る気ないぞ!

これはどのように手に入れたかをはっきり覚えている。
Ⅳ号戦車H型で応募した甲山屋プラモデルコンテスト金賞
獲得したときの賞品なのです。

箱の大きさが1m以上!の超大型キット。でも全然うれしくない。
だって旅客機ですよ。
不良在庫放出したな。と子供心に思いました。

1/100なので完成すると全長70㎝、翼の全幅60cmを超える
モンスターキットですが、
箱を開けてみると、やはり胴体や翼のパーツがすごくでかくて
全然ピッタリと合わない左右の胴を貼り合わせるだけで大変だろうな、
と思った記憶があります。

A社のオンライン査定では、なんと査定金額が最高額2400円
自分としてはその他選りすぐりのプラモデル18点に対して
比較用の参考としてリストに含めてみたのですが。

たしかに今考えるとボーイング747と言えば旅客機の名機中の名機

その優美な曲面で構成された機体を光沢塗装で美しく仕上げ、
豊富な資料を参考に着陸脚フラップラダーなどを精密に再現してみるもの良いのではないか、という気にならないこともないのですが、
それはこの中古品プラモデルを買い取っていただけた旅客機マニアの方に
オネガイするのが一番良いではないかと思います。

『月刊エアライン』買ったことは無いが、こういう本があることは知っている。


その他の飛行機プラモデル

『飛行機のハセガワ』というほど、長谷川模型の飛行機プラモデルには
定評がありますが、
あえてそれを買わないという選択肢、というか
ついつい食指が伸びるのはやはり”エキゾチックな”品揃えの
外国メーカーのもの。

エキゾチック=異国の情緒や雰囲気のあるさま

当時は地元の模型店がレベルモノグラムイタレリなどのメーカーのものを取り扱っていました。

レベルは良くも悪くも、スタンダードな出来。
見栄えのする仕上がりにするには、作り手のが必要です。

モノグラムはかなり凝った作りで、ランナーについている
パーツを見るだけでワクワクするようなものが多いのですが、
外装パネルの合わせ目が凸モールドという大きな欠点があります。

イタレリは戦車模型では非常にシャープなモールドで定評なのですが
飛行機は”今一つ精彩を欠いている”というのが正直な感想。
もともと飛行機はディティールがあっさりしているものなので
見せ場としては別の方法論が必要なのでしょうか?
飛行機模型を完成させたことの無い私には
今のところ、それが何なのかは今一つ良く分かっていないのですが。

写真は各メーカーの製品の中でも気に入っているもの
左上:ドルニエDo335 プファイル(別名オオアリクイ)
   前後にプロペラ異形の段付き複座に、主翼には夜戦用アンテナ
   これはもう最強ビザールプレーンです。
   今ならば造形村の精密なプラモデルが買えますが、敢えて封印
右上:アラド Ar234 ブリッツ
   世界発のジェット戦闘機Me232を導入したのはドイツ空軍ですが、
   これは初のジェット爆撃機
   V-1巡行ミサイルを背負っているという空想上の仕様
   ウム、奇怪なり
右下:ノースロップ P-61ブラックウイドウ
   双胴の戦闘機であれば同じアメリカのP-38ライトニング
   がメジャーなのですが、こちらは重武装の夜間戦闘機
   なにより『黒衣の未亡人』にふさわしい黒の塗装が異彩を放つ
左下:ドルニエDo217 
   こちらも夜間戦闘機。双発機なのでプロペラの無い機首
   アンテナが付いています。
   夜間戦闘機というのは上のP-61 も同様で、
   軽快な”戦闘機”という感じは全くしないのですが、
   それもそのはず、夜間に爆撃を仕掛けてくる鈍重な爆撃機が相手。
   そういえば箱絵でも爆撃機を撃墜しています。
   シルエットから見るとイギリスのアブロランカスターのよう。

Do335とDo217についているアンテナは八木アンテナといって
1925年に東北帝国大学八木秀次教授が発明したもの。

超短波(VHF)を送受信する敵機探知用のレーダーアンテナですが、
VHFというと昔のテレビでよく聞いた言葉です。
理屈民家の屋根にあるあのアンテナそのものなのですが
何故か夜間戦闘機に取り付けられるとカッコよく見えるから不思議


アンテナ差別問題



ハセガワの飛行機もないではない。
F-16 は当時好きだった飛行機なので1/481/72両方買いました。

実は我々(誰々?)の子供時代のF-16といえば、コレ!

F-16といえばこのカラーリング

試作機のYF-16です。
初飛行が1974年2月なので、私が5歳の時で、
その2,3年後に日本に情報が到来したのでしょう。

この美しいデモンストレーションカラーファルコンという
如何にも軽快に飛びそうなその名前に全国の少年が痺れたわけです。

そして、小学生にも手に入れられたのが、駄菓子屋で売っている
発泡スチロール製のソフトグライダー。

ラインナップにはYF-16もありましたが、普通にF-16と呼ばれていました。
なお下は現在のネットの画像ですが、いまでも売っているとはビックリ。
ただし写真右のようなのは絶対にF-16とは言えない

ソフトグライダー今昔



当時買ったものは記憶によると、
主翼上面部分の胴体中央部に発泡スチロール板を折り曲げた箱状の部品
が付いていて、健気にも
ブレンディッドウイングボディを再現していたのです。

それだけ熱いYF-16への思い出を語りながらも買ったプラモデルは
量産型F-16AF-16A PLUSです。

スケールにこだわらない証左

ちなみに高校の美術の時間スーパーリアリズム(超写実主義)の
題材として選んで描いた絵もF-16
これも未完成でした。

こちらは今回の帰省で撮影してきた書きかけの絵




あと一つだけハセガワ製の飛行機プラモで買ったのは
F/A-18Aホーネットです。

”レガシー”タイプって人を傷つけない言い方だと思う。いいね。

これはトップガンマーヴェリックに出てくる
スーパーホーネットE型ではない、レガシータイプ

買ってみて思ったのは、
”なんとプロポーションのバランスが悪い飛行機なのだろうか。”

おそらくカッコ悪いというよりも通好みというのでしょうかね。
フェラーリであれば512BBよりも365GTB/4デイトナが好きというくらいの
へそ曲がり向きなので、無垢な少年には
その魅力を理解するのはまだ無理なのです。

あれ?前編のエレファント重駆逐戦車は、バランスの悪い不可解な形
逆にカッコよいと書いていたのだが、やはり武骨な戦車と
華麗な飛行機やスポーツカーとでは感じ方が異なるようです。

絶対バランスが悪い

なおその華麗であるべき飛行機についても
トップガンマーヴェリック』で世界中のホーネットファンの
曲がったへそが、まっすぐ伸びてしまいましたが。

ハセガワのプラモデルについてはそれだけ!以上!ザッツオール

その他

ガンダム以外のアニメロボット

可変バルキリー

可変戦闘機であるバルキリーをわざわざ可変バルキリーと呼ぶ不可解

可変機構がきっちり決まらずフニヤフニャだったり、
一部差し替え部品があったり、
バトロイド変形時のプロポーションが今一つだったりと
いろいろ問題はあるが、
変形ロボットプラモデルとしては画期的なものであった。

一条機よりもロイ・フォッカー機VF-1Sを買ったのは
ジョリーロジャース張りカラーとマーキングがイカしていたから。

ジョリー・ロジャース F-14トムキャット


オーラーバトラー(ダンバイン)
総じて、バンダイダンバインシリーズプラモデルの出来は
良くはなかった。
私はビランビーか好きなのだが、
あまりにアニメと違い過ぎるので、比較的再現度の高いドラムロのみ購入。
(今は恰好良いHGロボット魂ビランビーが発売されているようです。
買おうかな。)
ギロリ
(うそうそ)

あと黄色がいればテントウムシのサンバ

これはバンタイの技術力がガンプラよりも低下したというよりも、
オーラーバトラーの生物的な表現の難しさ、
とりわけ間接可動スタイル両立の問題であると思う。

ドラムロは単に再現のしやすい形状であったのだろう。
そういった理由で再限度が高いからといってカッコ良いわけではない

ウォーカーマシン(サブングル)
これはある意味、エポックメイキングなプラモデルであった。

戦闘メカ?さぶんぐる

特に1/100シリーズはタミヤの戦車(ミリタリー ミニチュア)を
彷彿とさせる白箱
プラモデル本体にもアニメにはないプラモ独自の
ミリタリー調ディティールが満載されていた。

少なくとも最も好きなWMであるガバメントタイプ
持っていたはずなのだが、
クラブタイプトラッド11のみしか見つからなかった。

S. F. 3. D ORIGINAL

最近は小説でも巻数が掛かれていないシリーズがあるのに、こちらは連番着きの親切設計

ホビージャパンでライターの横山宏氏が連載していたものの模型化
シリーズタイトルは、なんだか垢抜けない感じなのだが。

今はホビージャパンで、”Ma.K in SF3D”というタイトルで
連載されているが、
新規デザイン発表というよりもリバイバル版模型
紹介コーナーという感じ。
ちなみにMa.kはマシーネン・クリーガー(機械戦士)の略。

戦車や飛行機模型の流用パーツ、果てはヤクルトの容器を使っての
横山氏のセミスクラッチ作品を、模型にしているので、
元々模型として売られていたスケールモデルの一部を、
改めてキャラクター模型として模型化したことになる。

有名なのはホバークラフト戦車ナッツロッカーに使われた
パンサー戦車のエンジン用のクーリングファン部とか
装甲戦闘服PKAの本体となった、
ヘリコプターのヒューズOH-6の胴体など。

そういえば、AFS(Armored Fighting Suit:傭兵軍→英語圏 装甲戦闘服)も
PKA(Panzer Kampf Anzuk:
  シュトラール軍→ドイツ語圏意味はASFと同じ)
も一つずつは作ったのだが、なぜだかホビージャパンに載っていた
作例写真のようにカッコよくは出来なかった。

きっと中に人が入る『強化服』という設定上、関節メカが作れず
円筒状の腕、脚をつなぐ関節がすべてジャバラシートでカバーされている
という形態が、立体で目前に晒されると
オズの魔法使いのブリキ男を彷彿とさせていたためだろう。

やっぱり関節メカは大切ということだなぁ。

本家ブレッヒマン

実際に横山氏はホビージャパンのライバル誌であるモデルグラフィックス
同様のオリジナルデザインメカの『ブレッヒマンMa.K』という企画を
連載していたのだが。(ブレッヒマンはドイツ語でブリキ男

その名称のMa.Kを今度はホビージャパンに逆輸入するとは
何たる節操の無さ

さてもさても、一つずつは作ったにも関わらず、
同じプラモデルで未開封のものが残っているのは
当時、横山宏氏の『製作用保存用に2個ずつ買ってチョ』
という言葉に踊らされたためだったかどうかは定かではない。

西洋甲冑(騎士の鎧)
甲冑はいいなあ。自宅のエントランスに飾りたい。

まず屋敷を買え

という気持ちが当時もあったのかどうかわかりませんが、
なぜかNo.1とNo.3を買っている。

下駄箱の上でも飾れる

ただ残念ながら精密さが足らない。
装甲の1ピース、1ピースが再現された
ミュージアムモデル並のものがほしい。

世の中には甲冑好きが高じて自分で作っちゃったスゴイ人もいますが、
私は本物の甲冑よりも、甲冑っぽいデザインの
モーターヘッドの方向に流れました。(普通はそうだろう)

スゴイ人の作品集



何故買ったかわからないもの

キャンバスフレンドセット
タミヤの1/24スポーツカーシリーズに合わせる
キャンパスフレンド連中のフィギュア

無言…

その頃自動車模型はグンゼ産業のBMWイセッタしか買っていないのに
何に使おうとしたのか?
イセッタは戦後ドイツの三輪自動車

テニスラケットを小脇に抱えた学生さん達には
年齢層時代ファッションの全てが合わないが、
1/24というスケールだけは辛うじて合っていた。

メタルパーツ付のハイテックモデル


Qロボ ゴーグ
もはや何も言いますまい。

・・・

父親の部屋の押入れ探索の結果も明らかにせぬまま、
発動篇は終わりゆくのです。なぜなら、

ここまで、ついつい長くなり過ぎた!
探索の結果
を気にせず存分に書きたいから。

接触篇発動篇とタイトルを変更したのも
もともと前編後編の二部で終わるはずだったものが
三部構成となってしまったためなのです。

いやいや劇場版『伝説巨人イデオン』も二部構成やないか~い

ほな、さいなら


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