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【140字小説】鬼(140文字)

(22時か)

部長室の時計を見た私は静かにため息をついた。

報告書の調整にもう5時間。課長達も疲れ切っている。

「遅くなったな。終わりにしよう。後で指摘点を直しておいて」

部長が言った。

「明日の朝1番で直します!」

私は、そう言った後、安堵感に包まれた。

「え?俺が一休みする間に直すんだよ」

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