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小説を最後まで書くために必要なこと

こんにちは。未来の直木賞作家、小説家の川井利彦です。

今回は「小説を最後まで書くために必要なこと」を5つご紹介します。

◎小説「本からの手紙」がアメージング出版から絶賛発売中!

著者、第二作目にして、初の書籍化。
本の中に残された一文からすべては始まる。

寛太と忠が万引きした本の中には、謎のメッセージが残されていた。消された形跡のある、まるで手紙の一文のようなメッセージを書いたのは、いったい誰なのか。そして消されたメッセージには、いったい何が書かれていたのか。ひょんなことから、それらを探すことになってしまった寛太と忠。そこにはある女性の暗い過去が関係していた。
果たして、寛太と忠は真実にたどり着くことができるのか。

「本からの手紙」
あらすじ

ぜひ一度読んでみてください!!


〇最後まで書くために……

それでは本題です。

小説を最後まで書ききるためには、これから説明するスキルが必要です。
今回は5つご紹介します。

ぜひ今後の執筆活動に役立ててもらえると嬉しいです。


1.継続力

小説を書くのは時間がかかる作業で、途中で挫折してしまうことがあります。
ですから、小説を完成させるためには継続力が必要です。

定期的なスケジュールを作り、少しずつでも書き進めることが大切です。

書く習慣を作ってしまうと、継続力を身につけやすくなります。

例えば、朝30分早く起きて、その時間を執筆活動にあてるなど、一日の中でこの時間は必ず執筆活動に充てると決めてしまうといいです。

身体を壊すほど、無理をする必要はありませんが、小説家として活躍するためには、多少の無理は覚悟しておく必要があると思います。

私も「書き方の学校」記事を毎朝三時に起きて、書いています。

あなたの習慣を作って、継続力をぜひ養っていってください。


2.構成力

小説を書く際には、ストーリーの構成力が必要です。

物語の『起承転結』を分かりやすく読者に伝えたり、登場人物をより魅力的に見せたり、文章にテンポを出すことができます。

構成力は非常に重要でありながら、難しい側面もあります。
構成力を鍛えるためには、とにかく読んでひたすら書くしかありません

これまでに発表されている先輩作家達の、作品を読みそこから学び自分の作品に落とし込んでいく。

ひたすらこの作業の繰り返しです。

ある意味で「継続力」が必要と言えるかもしれません。


3.設計力

小説を書く際には、ストーリーを考えるだけでなく、それを細かく設計する力が必要です。

人物設定や世界観など、小説の設計を落とし込むことで、ストーリーの論理性や合理性を的確にして、スムーズな展開を実現することができます。

先ほどの「構成力」と似ている面もありますが「設計力」は物語を書く前に、ある程度物語全体を組み上げていくことです。

「構成力」は書き始めた後、「設計力」は書き始める前が、それぞれ重要だと覚えておいてください。

プロットやあらすじという言い方もしますが、書き始める前に物語の最初から最後までおおまかな展開を考えておいてください。
すると、いざ書き始めてからスムーズに書いていくことができます。

ぜひ試してみてください。


4.創造力

小説を書くためには、創造力が欠かせません。
自分が書きたいストーリーを思いつき、想像力を働かせながら、人物や場面を描写していくことが大切です。

「継続力」も「構成力」も「設計力」もこの「創造力」がなければ、全く意味がありません。

まずはどんな物語を書きたいのか創造を膨らませてみてください。

『創造力」に制限はありません。
あなたの思うまま、自由に物語、世界観、登場人物を作り出すことができます。

これが小説の土台となり、魅力的な物語を書いていく第一歩になります。

常識や流行にとらわれず、自由に創造力を養っていってください。
あなたの中にきっと、素晴らしい小説のアイディアが眠っているはずです。


5.粘り強さ

小説を書くのは、簡単なことではありません。
ストーリーの進行や展開に苦戦し、書きたいことがうまく表現できないこともあります。

ストーリーを書き続けるために、粘り強く努力を続けることが大切です。

「継続力」と似ている面もありますが、思ったように書けない時にこそ、この「粘り強さ」が必要になってきます。

どれだけ経験を積んでも、執筆がうまく進まない時はあります。

そんな時に投げ出さず、粘り強く書いていくことが必要になってきます。

「継続力」もこの「粘り強さ」があって、初めて成立するものです。

執筆を習慣化することはもちろん、自分自身の体調、メンタルを整えておくことも、粘り強く書いていくために必要です。

決して侮ってはいけません。


6.まとめ

ここまで「小説を最後まで書くために必要なこと」を5つ紹介してきました。

1.継続力
2.構成力
3.設計力
4.創造力
5.粘り強さ

これはほんの一部でしかありません。

ですが、最後まで書くために必要なことの基礎となる部分です。

ぜひ覚えておいて損はありません。

どんなに素晴らしい小説、物語でも最後まで書き切らなければ、読者は離れてしまいます。

読んでくれる読者のためにも、今回紹介した5つを覚えておいてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
小説家の川井利彦でした。


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