2024年 4月30日 火曜日 徒然日記 著書、重松清さん「ルビィ」に寄せて…生きていること…

おはようございます、皆さん。徒然日記のお時間です。今日もここから、じっくり、ゆっくり、つれづれなるままに、丁寧に綴っていきたいと思います。どうぞ最後までお付き合い下さい…

今日は雨ふりみたいですね。緑が多くて目に優しい季節がやってきました。それにしても暑い…

さて、何書こうかなぁ…

昨日ですね、重松清さんの「ルビィ」という作品を読み終えたんです。
物語としては、SFになるんですかね。幽霊になった主人公が、ルビィという女子高生の幽霊とともに、今日不慮の事故などにより死んでしまうのを防ぐ、と言った内容でした、ザックリ言うと。

その小説で繰り返し言っていたのは、生きているって、すごいことなんだと…お母さんとお父さんが出会って生まれて、そのお母さんもお祖母ちゃんがいて、そして生まれて、お祖母ちゃんも曾お祖母ちゃんがいて、生まれて…とにかくものすごい確率で、生きているだけでものすごいことなんだと…

何だかありきたりなことでしたが、その言葉がすごく胸に刺さりました。
嗚呼、自分が生きているのってすごいことなんだなぁって… 繰り返しになってしまいますが、ものすごい確率で生まれて、今をある程度健康に生きているって…

それも色んな死に彩られていることを忘れてはいけないんだと思いました。曾お祖母ちゃんが死んで、お祖母ちゃんが死んで、そしていつかお母さんも自分より早く逝ってしまいます…そんな様々な死が、生きている隣にあることを強く意識しなくてはいけないと思いました…

生きていくことは、やはり辛いことです、苦しいことです、何となく残念ながら…でも、少しの喜びが辛いことや苦しいことをに彩られていることも、忘れてはいけないんだと思います。人生嬉しいことや楽しいことばかりではありません、当たり前ですが…やはり、苦しいことや辛いことがあるから、人生は面白いのかも知れません、その分喜びが、嬉しさが光るから…

重松清さんの「ルビィ」は、そんな当たり前のことを強く意識することを、再び教えてくれました。分かり切ったことなはずなのに、物語を通して、重松清さんの言いたいことが、伝えたいことが、ストレートに伝わってきました。生きていることを違う角度から見てみた、切り込んでみた結果だと思います。重松清さんの物語を書く才能に脱帽です。ものの見事に、ストーリーの中に引き込まれていきました…

主人公は今日死ぬ人の中にシンクロして、どんな過去があったとか、覗くことができます、共感できる部分があればですが。
十人十色、百人百色、人生は人それぞれ様々です。どんな形であろうと、生きているだけでも、とにかくすごいことなんだということを、忘れてはいけない、何て事を思う今日この頃でした…

追伸
今日の一曲…Mr.Children Sign


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