売上アップを阻止していたものとは?

私はかつて
カジュアルファッションの
全国チェーンで
店長を務めていたのですが、

店長に成り立ての頃は
まだワクワク系マーケティングを知らず、

まったく売上を上げられませんでした。

店長の話がきた時は

「俺は他の店長たちとは違う。
俺が店長になれば
売上をガンガン伸ばせる!」

と意気込んだのですが、

いざ店長になってみると
他の店長たちと同じく
売上を上げられない店長でした。

他の店長たちには失礼ですが、

「仕事ができない店長たち」
と思っていた店長たちと

同じような店長に
なってしまった自分に
失望しましたが、

何をどうすれば
売上を上げられるのか、

まったく分かりませんでした。

もちろん
さぼっていたわけではなく、

他の店長たちと同じく
チェーンストア理論や
会社の指示に従って

一生懸命お店を
運営していましたが、

何の成果にも
つながりませんでした。

 
 
そんな時に
「何かヒントはないか」
と本屋さんで見つけた小阪の著書

『「惚れるしくみ」がお店を変える!』。

この本は最初から最後まで
当時の私に衝撃を与え続け、

それまでの私の
お店に対する常識が
すべて崩壊したのですが、

この本の中に
「大手のチェーン店、メーカーはこうして『人』を忘れる」
という項があります。

「多くの方が、とにかく『商品が、商品が』と商品にばかり注目する。
商品とか、場合によっては経営の数字だとか、経営管理手法とか、交叉比率がどうだとか商品回転率がどうだとかいうことに目を奪われすぎて、商いは『人』を相手にしているということをまず忘れている。」

まさに当時の自分や
私がいたチェーン企業に
そのまま当てはまっていました。

そして、チェーン店も
「人」を相手にしている商売なのに、

商品や競合ばかりを見て
「人」をまったく見ていなかった自分に
大きなショックを受けました。

と同時に、

「人を見るようにすれば、
ダメ店長の自分も
変わっていけるかもしれない」

と希望を抱き、

「とにかくお客さんだけを見よう!」
と決意しました。

素直で極端な(笑)私は
大きく変わり、

業界常識だった
競合店調査を一切止め、

売れないことを
商品のせいにするのも一切止め、

自店に来店している
お客さんをだけを
見ることにしました。

すると、

・入店するお客さん、入店しないお客さんの違いは?
・なぜあのお客さんは商品を手に取らなかったのか?
・なぜあのお客さんはお子さんを連れて来店したのだろう?

など、

今まで考えもしなかったことを
考えるようになりました。

お客さんだけを見て
お客さんのことばかり
考えるようになると、

お客さんが快適に楽しく
店内を見てまわって
商品を持ってレジに来てもらう、

そのために欠けていること
やるべきことが
分かるようになっていきました。

結果、少しずつですが
店内にはお客さんと
スタッフさんたちの笑顔があふれ

それに伴い
売上も上昇していったのですが、

最大の転機は
小阪の著書を読んで
私の中での店舗運営の常識が
崩れたことでした。

今振り返ると

常識に従って店舗運営をして
売上は下がり続けていたのですから
常識を疑えばいいのですが、

当時の私は(他の店長たちも)
「頑張りが足りないからだ」と
必死に長時間働くことで
何とかしようとしていました。

ところが
常識を捨てた途端、

長時間労働することなく
楽しく働いて

断トツの売上を
上げられるように
なってしまいました。

「一生懸命やってるけど成果につながらない」
という場合、

頑張りが足りないのではなく
前提となる常識が
違っているのかもしれません。

一度「業界常識」「社内の常識」
「自分の中での常識」を疑ってみて、

「人」だけを見るように
切り替えていただくと

店長時代の私のように
違った景色が
見えてくるかもしれません。

ということで、

こちらのyoutube動画では
常識を捨てたことで

休みを増やしながら
楽しく売上1.5倍となった
居酒屋さんのお話をしています。

この店主さんは
どんな常識を捨てたのでしょうか。

ぜひ最後までご覧ください。
↓↓↓↓↓
https://youtu.be/4d-eLgK6ntM

それではまた次回に。
 
 

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