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考察をしてからではなく、取り敢えず行動し足りない部分を急速に補う

 京都にできたMATTのプレオープンが4日目を迎えた。毎晩、営業後にスタッフ全員で会議を行い、今後の改善点と翌日の対策を練る。初日と比べると3日間でかなり急速に足りない部分を補えていると思う。

 このプロジェクトを計画してから約1年弱、よく考え分析をして形を練っていったが正直その考えて練った原型はほぼ残っていない。直前になって見つかった課題ややりたい施策が取り敢えずやってみようという型のないものになって始まった。工事がまだ完工していない状況ででプレオープンを始めたり、スタッフの研修を店舗で1回も行わずに始めたりととにかく実践を急いだ。

 そのおかげで、いざプレオープンした際の実践での補填ポイントが顕著に見えてきた。例えば、集客について短中長期に分けて施策を考えた。中長期的にはプレオープン中のインフルエンサー招待とインスタグラムや他グルメサイトの運用。そして、短期的には外資系ホテルへのオープン告知要請、顧客流動要請。さらには店の前にスタッフを立たせ一時的な看板の設置、ビラ配りに挨拶、呼び込み。何か何まで試している。

 まだ検証途中ではあるが、徐々に短中長期に分けてどの施策が最善なのか見えてきている。これは十分に考察を行った後ではみえないものではある。取り敢えず数を打ちやってみないわからない。短期施策として2日目はMacのパソコンを店の前に置き“WAGYU”、“JAPANESE WINE”という文字とともに料理や店舗写真を見せたところ、その文字を見た海外からの観光客が続々と入ってきた。これも1つの数を打った成果だ。

 また、どうやら京都のインバウンドは本当にわからないのが特徴的だと言う。2日目にきてくださったお客様に教えていただいたのだが、どれだけ良いと言われている施策を打っても京都では成功しないと言う。時期によって移り変わりが激しい、例えば桜の季節と秋の紅葉の季節ではがらっと顧客が求める食事が変わるしそこでの施策もやってみないとわからないと言う。

 とにかく数をうち、足りない部分を補い、その時にあった策を可視化していく事が求められるのではないだろうか。

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