倉岡利樹(Toshiki Kuraoka)

早稲田 修士/ 元戦略コンサル/大学院入試専門個別指導塾/世界初透明赤ワインSAMU…

倉岡利樹(Toshiki Kuraoka)

早稲田 修士/ 元戦略コンサル/大学院入試専門個別指導塾/世界初透明赤ワインSAMURAI SAUVIGNON/AIによるデート提案サービス/日本ワイン専門ワインバーMATT RESTAURANT 2.0 /

記事一覧

インバウンドを掴むステップと連日著名人を呼ぶちょっとした知恵と工夫

 MATTに連日海外からの著名人がやってくる。世界中どこを探してもできないJapanese wine体験が彼らの目的だろう。京都には連日著名人ふくめかなり多くの観光客が訪れてい…

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6,500円と考えるか、40ドルと考えるか

 外国人の勢いが徐々にMATTにもやってきた。私はMATTをもともとそんなに単価の高いお店にするつもりはなかったし、日本人相手であれば想定通りなのだが彼らにかかれば値段…

長い電話をかけてくる人間に文章で送るという選択肢はないのだろうか

 飲食を始めてから営業の電話が止まない。他の仕事の着信を含めると1日に多い時で20〜30件最低でも10件はきている。来るたび毎回思うのだがどこかから代表電話をキャッチ…

メニューの日本語&¥表記と特に日本では浸透しないグローバルスタンダード

 昨日は久しぶりに一日中MATTの店頭にいた。メニュー更新、メニュー表改良、イベント開催などについて会議をみつに行うことができた。その中でも、試しにやってみたメニュ…

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インバウンド需要高でも全国都市別GDPだけで見ると10位にもランクインしない京都に足りないモノ

 GWが明け世間は通常運転に戻りつつある。本当にあの期間だけ移動する呑気な人たちには毎年驚かされる。新幹線や飛行機など公共交通機関はそういう人たちのために作られて…

世間が思っている以上に急速に進む外国人による東京侵食

 最近、去年開業した麻布台ヒルズで何事も済ますことに気づいた。食材や雑貨など買物は勿論、会食や打ち合わせもだいたいここに行けば対応できる。かなり便利な商業施設が…

遅効型の企業向けITサービスと即効型のエンドユーザー向け店舗ビジネス

 飲食業界に携わってみると、驚くことの連続である。そのうちの一つとして、まずとにかくエンドユーザー向けサービスはユーザーの反応が早い。まだオープンして2週間ほど…

知的好奇心を満たす為の海外渡航×起業という選択肢

 コロナが明けて以降専ら海外渡航をしていた気がする。多い時期で2週間に1回はどこかに滞在していた。日本にいる期間が月に3日ほどという時も1日もいなかった時もあった為…

徐々に浸透してきたMATTという新しい飲食店の形

 GWが始まりここ京都では日本人の勢いが思った以上に凄い。連休で各地から日本人が集まってきても外国人の方が多いと想定していたが京都の街はすっかりと日本人8割になっ…

価値を作りにくい日本酒での付加価値を考えてみた

 日本酒づくりをすることになった。私は、ワインもやっているのでOEMは2度目で手馴れたものだ。だいたいこれくらいが最小ロットでこんな感じの自由度があるなど把握できて…

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世にはまだまだスマホを悪だと思い込んでしまう人間がいる

 MATT がオープンして約2週間が経った。徐々にSNS戦略の成果がではじめ、予約もまだまだ先は空いてるのだが直近は埋まってきた。面白いことにネットから予約される方のほ…

フランス人が認める世界一美味しいWagyu TarTare

 MATTのシグネチャーメニュー“Wagyu cigarette”の評判が鰻登りである。フレンチのビストロでよく出てくる牛肉のタルタルを春巻き風にパートブリックでシガレット状の型…

虫除けならぬ“クソ評価者除け”対策

 MATTがオープンしちょうど1週間がたった。知人などを招待していたプレオープン期間もその前に1週間あったので、徐々にグルメサイトなどの評価も集まっておりかなり良い評…

歳を10年スキップする方法

 “We all have that one friend who is always travelling and no one really knows if they still have a job or where the money is coming from” というのがSNSでプ…

小さな市場では“寧ろ〇〇ではない”モノの方が関心を向けられやすい

 日本の酒蔵で日本酒を作ろうという話が入ってきた。僕がOEMでワインを使っている事もあり飲みの場などで結構この手の話は来るのだが、久々に真剣になれた気がする。2回目…

『グランドオープン!』目指したのは東京にはない新しい飲食店の形

 北は北海道、南は沖縄まで全国各地から集めた120種類の日本ワインと型にとらわれない新しい形の日本料理を提供するMATT RESTAURANT2.0が本日グランドオープンした。  …

インバウンドを掴むステップと連日著名人を呼ぶちょっとした知恵と工夫

インバウンドを掴むステップと連日著名人を呼ぶちょっとした知恵と工夫

 MATTに連日海外からの著名人がやってくる。世界中どこを探してもできないJapanese wine体験が彼らの目的だろう。京都には連日著名人ふくめかなり多くの観光客が訪れている。もともとそこへのアプローチとしてMATTの1号店は誕生したと言っても過言ではない。

 では連日著名人を呼ぶMATTのインバウンドを掴む方法、マーケティング術とそのステップはどうなっているのか説明しよう。

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6,500円と考えるか、40ドルと考えるか

6,500円と考えるか、40ドルと考えるか

 外国人の勢いが徐々にMATTにもやってきた。私はMATTをもともとそんなに単価の高いお店にするつもりはなかったし、日本人相手であれば想定通りなのだが彼らにかかれば値段を見ないので単価は鰻上りである。

 値段を見ないというよりは、感覚の違いなのかもしれない。例えば、私がOEMでブランド開発をしている世界初透明の赤ワインSAMURAI SAUVIGNON。これをMATTではグラスでも提供しておりそ

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長い電話をかけてくる人間に文章で送るという選択肢はないのだろうか

長い電話をかけてくる人間に文章で送るという選択肢はないのだろうか

 飲食を始めてから営業の電話が止まない。他の仕事の着信を含めると1日に多い時で20〜30件最低でも10件はきている。来るたび毎回思うのだがどこかから代表電話をキャッチして図々しくかけてくる、この神経を疑う。なんのためにスタッフ社員を雇っているのか理解しているのだろうか。

 法人電話番号があればそちらにかけた方が繋がりやすいし、不要な電話なのかそこで判断することもできる。また、こういう人たちは話の

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メニューの日本語&¥表記と特に日本では浸透しないグローバルスタンダード

メニューの日本語&¥表記と特に日本では浸透しないグローバルスタンダード

 昨日は久しぶりに一日中MATTの店頭にいた。メニュー更新、メニュー表改良、イベント開催などについて会議をみつに行うことができた。その中でも、試しにやってみたメニューの完全英語表記と価格のドル桁合わせ。これはかなり良策だったように思う。

 世界の基軸通貨は言うまでもなくドルなので、したがってドルによって世界中の経済がまわっているのは確かである。例えば、世界各国の人々がどこの国に行っても自国通貨と

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インバウンド需要高でも全国都市別GDPだけで見ると10位にもランクインしない京都に足りないモノ

インバウンド需要高でも全国都市別GDPだけで見ると10位にもランクインしない京都に足りないモノ

 GWが明け世間は通常運転に戻りつつある。本当にあの期間だけ移動する呑気な人たちには毎年驚かされる。新幹線や飛行機など公共交通機関はそういう人たちのために作られていないので、大混雑して遅延も発生したりする。いい加減に有給をとって他の日に休んだり、今はオンラインの時代なのでど平日に海外や国内の観光地に行って仕事をしてほしい。

 そんなGW京都も日本人観光客がかなり増えていた。そのおかげでオープン1

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世間が思っている以上に急速に進む外国人による東京侵食

世間が思っている以上に急速に進む外国人による東京侵食

 最近、去年開業した麻布台ヒルズで何事も済ますことに気づいた。食材や雑貨など買物は勿論、会食や打ち合わせもだいたいここに行けば対応できる。かなり便利な商業施設ができたものだ。

 また、この近辺は大使館などが多い為国際交流の拠点にもなっている。私が今行っている事業、そしてこれから行う計画中のものも全てインバウン/グローバルビジネスなので打ち合わせ場所にはもってこいなのだ。今朝も飲食事業のインフルエ

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遅効型の企業向けITサービスと即効型のエンドユーザー向け店舗ビジネス

遅効型の企業向けITサービスと即効型のエンドユーザー向け店舗ビジネス

 飲食業界に携わってみると、驚くことの連続である。そのうちの一つとして、まずとにかくエンドユーザー向けサービスはユーザーの反応が早い。まだオープンして2週間ほどなのだが予約サイトの保存数は200件を悠に超えていたり、既に毎日予約も入ってくるような状況にある。こんなことは企業向けのITサービスではなかなか無いと思う。

 やっている人間からすると店舗ビジネスは家賃など月々のサブスクリプションが山積み

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知的好奇心を満たす為の海外渡航×起業という選択肢

知的好奇心を満たす為の海外渡航×起業という選択肢

 コロナが明けて以降専ら海外渡航をしていた気がする。多い時期で2週間に1回はどこかに滞在していた。日本にいる期間が月に3日ほどという時も1日もいなかった時もあった為本格的に家を手放そうとしていた。勿論、日本にいてもやる事はあるのだが、それ以上に海外でやりたい事が多かったため必然的にそちらを優先してしまう。

 日本でできる事と言えば、簡単に言えば精々会食や飲み会のような仕事につながる人脈作り、関係

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徐々に浸透してきたMATTという新しい飲食店の形

徐々に浸透してきたMATTという新しい飲食店の形

 GWが始まりここ京都では日本人の勢いが思った以上に凄い。連休で各地から日本人が集まってきても外国人の方が多いと想定していたが京都の街はすっかりと日本人8割になっている。外国人が減っているわけでもない、日本人がかなり増えているのだ。

 MATTでも今日は日本人のご予約のお客様のみで過去最高の売上を更新した。そう考えると日本人もまだ捨てきれない。国内でもプレオープン前からインフルエンサーや知人への

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価値を作りにくい日本酒での付加価値を考えてみた

価値を作りにくい日本酒での付加価値を考えてみた

 日本酒づくりをすることになった。私は、ワインもやっているのでOEMは2度目で手馴れたものだ。だいたいこれくらいが最小ロットでこんな感じの自由度があるなど把握できているので、あとはそれが作り手のビジョン的な部分と一致できるか否かが焦点になってくる。

 今日は京都にある酒蔵を視察に行ってきた。酒蔵が違うだけで規模が10〜20倍変わるところもあるので面白い。OEMでまず始めるのであれば大体手仕込みで

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世にはまだまだスマホを悪だと思い込んでしまう人間がいる

世にはまだまだスマホを悪だと思い込んでしまう人間がいる

 MATT がオープンして約2週間が経った。徐々にSNS戦略の成果がではじめ、予約もまだまだ先は空いてるのだが直近は埋まってきた。面白いことにネットから予約される方のほとんどは写真を撮って我々Instagram垢をメンションまでしてストーリーなどで拡散をしてくれている。

 時代はSNSやスマホ全盛。それにより情報の民主化が浸透したおかげで、誰しもが最先端の情報をすぐに共有しそれを掴めるようになっ

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フランス人が認める世界一美味しいWagyu TarTare

フランス人が認める世界一美味しいWagyu TarTare

 MATTのシグネチャーメニュー“Wagyu cigarette”の評判が鰻登りである。フレンチのビストロでよく出てくる牛肉のタルタルを春巻き風にパートブリックでシガレット状の型を作りその中にトリュフと炭火の香りを加えた和牛タルタルを入れ込んでいく。美味しくないわけがない。
ワインとの相性も抜群だ。
 
 先日、Japanese Wineを試しに来てくれたフランス人の家族連れのお客様にも通常通りワ

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虫除けならぬ“クソ評価者除け”対策

虫除けならぬ“クソ評価者除け”対策

 MATTがオープンしちょうど1週間がたった。知人などを招待していたプレオープン期間もその前に1週間あったので、徐々にグルメサイトなどの評価も集まっておりかなり良い評価をいただいている。

 周りで聞いた話では、他のお店でグルメサイトやSNSなどであたかも店のオーナーが嫌いかのように悪評を回したがるクソ評価者がいるらしい。素晴らしいサービスをしていてもそういうクソ評価者はどこにでも生息するので対策

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歳を10年スキップする方法

歳を10年スキップする方法

 “We all have that one friend who is always travelling and no one really knows if they still have a job or where the money is coming from”
というのがSNSでプチ話題になっている。
要は、いつも世界中旅をしててこの人働いてるの?何で稼いでるの?みたいな人がたまに

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小さな市場では“寧ろ〇〇ではない”モノの方が関心を向けられやすい

小さな市場では“寧ろ〇〇ではない”モノの方が関心を向けられやすい

 日本の酒蔵で日本酒を作ろうという話が入ってきた。僕がOEMでワインを使っている事もあり飲みの場などで結構この手の話は来るのだが、久々に真剣になれた気がする。2回目となるともう手慣れたもののようにやり方が頭に入っているのでまずはタスクを起こし、それを実行に移すだけだ。今回は1人ではないので幾分スムーズに行きそうだ。知恵を出しながら日本酒という超レッドオーシャンの中でもとことんブルーオーシャンを探し

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『グランドオープン!』目指したのは東京にはない新しい飲食店の形

『グランドオープン!』目指したのは東京にはない新しい飲食店の形

 北は北海道、南は沖縄まで全国各地から集めた120種類の日本ワインと型にとらわれない新しい形の日本料理を提供するMATT RESTAURANT2.0が本日グランドオープンした。

 私がワインを売っていた経験上、なんでもそうだが深い知識が付加価値を生むワインは特にカスタマーエクスペリエンスの効果がものすごい。
そのため、ご来店くださったお客様には無料で日本ワインがテイスティングできるサービスも設け

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