DVDせどりで人生逆転した男〜中学卒業まで〜

幼少期〜小学生時代

1992年6月9日。僕は神奈川県で生まれた。

幼稚園に入り、小中まで地域の公立高校で過ごすという
いわゆる普通のルートを辿った。

生まれから小3まで、三浦市という神奈川の中では相当の田舎で育った。
自然好きはこの頃の影響が大きい。

3歳からヤマハ音楽教室に通い、ピアノを習う。
ピアノが今でも弾けるのはこの経験のお陰。

幼稚園の頃に平成ウルトラマンの初頭「ウルトラマンティガ」が始まったのもあり、これにドハマリした。
レナ隊員に恋していた。
気に入らない人をゼペリオン光線で消せればいいのにと本気で考えている痛いやつだった。

幼稚園の劇では、ピーターパンやフック船長のような目立つ役は好まず
火の精とか木みたいな目立たない役をしていた。

親が人の目を気にする性格だからか、外で少しでも変なことをすると
あなたは恥ずかしい人だと蔑まれて育ったため、結構人の目を気にして嫌われないように頑張る性格だった。

小学校に上がって、人並みに友達を作り、人並みに勉強をして
特に撮れ高のあるエピソードはないのだが

走るのが速く、文章を書くのが得意だった。

運動会では毎回リレーの選手に選出され、読書感想文コンクールでは毎年賞を取っていた。

それ以外は普通。適度に恋愛もした。
そして小4から、母方のおじいちゃんの家が近くにあった横須賀の方へ引っ越すことになった。

横須賀は歴史で言うとペリーが来航した浦賀などがある。
米軍基地やどぶ板通りなどは有名で、その付近はアーミーの格好をした外国人と日本人が混在している。

ポケモン大会優勝…結果にコミットする中学生時代

中学に入ったら、親が教育熱心なのもあり
勉強に目覚めてしまった。

中1の頃に膝を壊したため、陸上部は諦めた。

特に英語は大好きで
中間・期末テストを連続で満点を取り
英語にドハマリしていた。

常に学年10番以内の成績、合唱コンクールでのピアノの伴奏、主張文大会での学年代表選出など
中学はかなり実績があり、人生で一番モテた。

しかし、性の目覚めは本当に遅く
この頃は「オナニーって何?」というレベルだった。

話を戻そう。
実績自体はかなり良い状態だったので、僕を妬んだ人から喧嘩をふっかけられることが多かった。
僕のいた中学は、歴代でもナンバー1じゃないかというくらいヤンキーが多く、スクールカーストも当然彼らがトップだった。
それもかなりたちが悪く、機嫌が悪いと廊下のすれ違いざまだろうが誰彼関係なくぶん殴ってくるのだ。

そして、これは幸いだったのだが、僕は何もやっていないのになぜか喧嘩がめちゃくちゃ強かった。
当時TVドラマ「ごくせん」が大好きで、録画したヤンクミの戦闘シーンを何度も見返していたのが要因かもしれない。

喧嘩を売ってきたヤンキーの1人を半殺しにしてしまい、問題になりそうになった。
「勉強もできないお前がさ、なんで生きてるの?」みたいなことも言った。
当時は勉強の成績が悪い人を見下していた。我ながら酷い。自分が良ければ調子に乗る典型である。

僕はかなり陰キャな方だったと思う。
しかし、この経験で「あいつは怒らせたらやばい」と思わせられたお陰で
僕だけはヤンキーにすれ違いざま殴られることもなく、カーストでも中間的位置という
一番良い状態で過ごせた。

勉強でも結果を出すと良い成績になる。
喧嘩も強かったからヤンキーにいじめられなかった。

こういう経験から、結果を出すことの重要さを価値観に置くことになる。

誕生日に買ってもらったDSと、ポケモンのダイヤモンドにドハマリした。

ここでも何か結果を残したくて、大会の出場を決めた。
当時から個体値・努力値の存在を知り、すっかりズイタウンで卵を産みまくる廃人になった。

大会でよく使われるキャラを分析し、対策を練りだす。
弟とポケモンバトルしては、PDCAを回す日々。

このお陰で、僕は横浜大会で優勝する。
MVPはヤドランの火炎放射。
サイコキネシスだけなら、相手のブラッキーを倒すことはできなかった。
ネットでも特集された。

当時はニコニコ動画のサービスが開始されたばかりの時代。
僕の大会の様子が晒され、数々のコメントを目にする。
称賛もあったが批判も多かった。
この頃から、ネットのアンチコメも経験した。

そして、これだけ学校の成績が良かったとか話しているが
ポケモンをやりすぎたのが祟ったのか、市の中では偏差値トップだった第一志望の高校に落ちてしまった。
けれど、何故か第一志望とほぼ変わらない偏差値の私立高校に受かり、公立よりもお金はかかるがそちらに進学することになった。両親に感謝。

しかし、この後この選択をひどく後悔することになる。

いざ入学してみると、そこには地獄のような高校生活が待ち構えていたのだ。

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