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FUJIFILM X-Pro series

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愛用していたフジフイルムのX-Proシリーズについて書いたものや、X-Proシリーズで撮られたnoteをまとめました。 X-Pro1,X-Pro2,X-Pro3全部使ってどれも素… もっと読む
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記事一覧

クラシックネガで秋薔薇を X-Pro3

薔薇といえば5月のイメージなのだが、秋薔薇というのもあるようでこの11月頃に見頃を迎えるものもあるよう。 広島にも秋薔薇を鑑賞出来る場所があり、X-Pro3と共に訪れてみた。 のが去年の話。 今年も行こうかと思っていたのだが、忙しかったり何だかんだで行けず仕舞いで見頃が終わってしまった。 待てよ、去年の秋薔薇の写真はnoteでは載せてないよな…しめしめ と思って去年の写真を載せる事にする。 単純にこの時撮れた薔薇の写真は結構お気に入りなのもある。 カメラはX-Pr

素通しファインダーから見る世界 X-Pro2

最近どうもカメラを持って外に出る気力が湧かなかったり、持って出てもあまり楽しめない日々が続いていた。 メインカメラをLUMIX S5に買い替えてから解像度だったり絵の奥行きだったりの画質面では明らかに向上した訳だが、センターファインダーのボディやフルサイズミラーレス用の大きなレンズは常に持ち歩いてスナップするには向いていない。お仕事で使う分には素晴らしいのだが、単純に使っていて撮っていて「楽しい」という感覚は薄いカメラだ。 写真を撮る枚数(というか、外出する機会も)が大きく

足取りも気分も軽いX-Pro2

X-Pro2をまたちゃんと使ってみようと思い、昨日夕方頃に散歩も兼ねて持ち出してみた。 レンズはXマウント用のちゃんとしたものがないので、中華レンズのPeagear 25mm F1.8で。中央部分の解像度はなかなかよく、周辺減光も相まって値段の割に意外と良かったりする。 久しぶりの使用感などを書こうかと思ったが、今日は頭が痛いのでさらっと写真だけ。昨日に引き続き今日もがっつり持ち出したのでまた書こうと思う。

フジフイルムの色ってやっぱり良い

さてLUMIXユーザーになってから一向にLUMIXの話をしない私だが、今だにフジフイルムの色ってやっぱり良いなと思わされている。(LUMIXの話はまたじっくりやります) 今日は「何を書こうかな」と思ってLightroomを過去から漁っている時に、感動する事があり今回はそれをそのまま書くことにする。 1月9日に撮った写真のフォルダを見ていると 緑と赤色というクラシックネガの特色が良く出る色の写真を見つける。 あ〜やっぱり良い色だなと思い画像を選択、編集画面へ。この日の写真

SIGMA愛を語る Xマウント編 後編

Xマウント単焦点レンズの描写 SIGMAから出ているXマウントのレンズは単焦点で16mm F1.4, 23mm F1.4, 30mm F1.4, 56mm F1.4, ズームは18-50mm F2.8の5本。 当初のラインナップが16mm, 30mm, 56mmの3本で、この3本は実際に使っていたので描写などについて語っていければ。 それにしても、APS-C用のレンズはF値が単焦点は全てF1.4でズームはF2.8の通しと、SIGMAはスペック的に「欲しい」と思わせるものを

SIGMA愛を語る Xマウント編 前編

SIGMAレンズとの出会い ある時期、レンズにいろいろ悩んでいた私は(基本常に悩んでいる気がするが)プロフィール写真の仕事で使える機材を探していた。 この仕事ではX-Pro3とX-Pro2のカメラ2台、標準画角をメインにサブで中望遠か広角を使うという体制だったので、似たような描写をしてくれるレンズが2本必要だった。 なおかつポートレートで使えるようにF値に余裕があり、AFもちゃんとしていて、多少の天候の変化に対応出来るというのが理想。 初めはXF35mm F1.4を買い直す

XF14mm F2.8 R

XF14mm F2.8 Rについて語る メインカメラをFujifilmからLUMIXに変えた私なのだが、お仕事もプライベートもいろいろ持ち出してだいぶ手に馴染んで来ている。 使用感などを書こうと思いつつも、フジのカメラで撮った写真や機材についてなどまだ書きたいことがあるのでそれらをまずは消化していきたいと思っている。 という訳で今回はXF14mm F2.8 Rというレンズについて。 こちらは個人的にフジのレンズの中ではトップクラスにお気に入りのレンズで、21mmになる画角

X-Pro3と安芸の小京都 広島県竹原市

昔ながらの古い街並みが見たい。 昨年京都に行ってから改めて日本の家屋や建物というのは良いなぁと感じていた私は、時々ふとこう思うようになっていた。 お寺や神社を見に行くのもいいが、街並みを歩くというのがしたい。宮島もそれに近いが、どうせなら人があまりいない所で静かに過ごしたい。 そう思って今年の4月、暖かくなって来た頃に広島県の竹原市に足を運んだ。 竹原市には「町並み保存地区」という場所があり、ここは一つの街区がそのまま伝統的な建築で構成されている。ほとんどが江戸時代中期から

NOKTONと厳島

NOKTON 35mm F1.2 X-mountを手にしてまだ一ヶ月も経っていないのだが、写りにかなり惚れ込んでいる。 元々コシナvoigtlanderのレンズは好きで、NOKTONもVMマウント版のものは3本使ったことがある。(いずれも35mm)どれも素晴らしい描写だったのだがこのX-mount版も素晴らしい。フジフイルムのイメージセンサーに最適化して光学設計をしたのだから相性はもちろん抜群として、開放での滲む感じと絞って撮ってもしっかり立体感がある描写をしてくれる所が流石

夜を感じる NOKTON 35mm F1.2 X-mount

桜が咲く季節になった。 広島でも開花が進み、見頃を迎える場所もポツポツと出てきたよう。 桜は日中の明るい中撮るのも好きなのだが、夜桜を撮るのが好きで毎年仕事の帰り道に桜を撮るようにしている。 咲き始めのまだまだ新しい花びら。 誰にも見られていない純粋な姿を写したいと思って、今年は早めに撮り始めた。 最近導入したNOKTON 35mm F1.2 X-mount、だいぶ扱いに慣れてきた。 詳しくはまた書こうと思うが、夜スナップでの写りが流石と思ってシェアさせて頂く。

最高傑作のファインダーを持つX-Pro2を改めて

前回投稿にて、光学ファインダーとブライトフレームで写真を撮っていく事への情熱を胸に燃やした訳だが、そうなった時にふと思った事があった。 それならX-Pro3よりX-Pro2の方が良いんじゃないか? X-Pro2とは、2016年に発売されたX-Proシリーズの二代目となる機種。 X-Pro3の方が新しい機種で積んでいるセンサーもプロセッサーも新しい訳なのだが、そんな最新のX-Pro3を差し置いて「X-Pro2こそX-Proシリーズの最高傑作だ」と言う意見は実はちょくちょく写

これからもレンジファインダーを使っていこう、と決めた日

私はカメラを自分の表現の一つとしてちゃんと始めてから、ずっとフジフイルムのX-Proシリーズを使っている。 なぜならX-Proシリーズは普通のミラーレスカメラとして使うことも出来るし、レンジファインダースタイルのカメラとしても使えるからだ。 私にとって、レンジファインダースタイルである事はとても重要だ。素通しの光学ファインダーの向こうに世界が広がり、そこに浮かぶブライトフレームで世界を写し取る。精密な構図を作るのは難しいし、ボケや色味の確認も出来ない。だがそこにはラグやブラッ

雪の三滝寺 カラーとモノクロを再考する

広島県の三滝にある三滝寺は、境内の豊かな自然や無数のお地蔵様などが有名で、秋になると紅葉スポットとして人気の場所となる。 私自身、1シーズンに一回ぐらいは行くようにして、その時々の自然を楽しむようにしているお寺だ。 そんな三滝寺だが、昨年末の寒波の影響で大雪になったこともあり、今まで見たこともない姿になっているだろうという事で大雪の中訪れた。 そこまでの経緯は前回記事にて。 道中の銀世界の時点で十分期待は膨らんでいたのだが、三滝寺のある山へ続く坂道を登りながらそれはさらに

カメラと共に未知の銀世界へ

最近何かを目の前にしてドキドキしたりワクワクしたりする事はあっただろうか。 大人になり生活が固まってきてしまうと、そういった事が少なくなってしまう気がする。新しいことも減ってしまうし、そうして生活しているとどんどん心の反応が鈍くなって感動しにくくなってしまうという悪循環。 良くないなぁと思いながらも、とりあえず生きる為に生活をする日々。 しかしそんな日々でも時として目の前に心を突き動かす何かが現れてくれる。 広島の私の住む地域はあまり雪が降らない。 毎年降っても積もる程に