マガジンのカバー画像

カメラ・レンズの話

4
使用するライカの話や、レンズのことなど、機材関連の記事のまとめです。
運営しているクリエイター

記事一覧

NOKTON Vintage Line 50mm F1.5 (初代) レビュー

Voigtlander NOKTON Vintage Line 50mm F1.5 Aspherical VM 購入の経緯 ライカを買うとなった時、レンズはどうしようかと思った。 財布からポンとウン十万円を出せる人なら悩む事はないのかもしれないが、貧乏人の私は購入できる範囲の中で最善なものは何なのかを必死に考えないといけない。この時の買い物でカメラとレンズだけでなく引き伸ばし機などの暗室用品も揃えたのもあって予算は潤沢ではない。 焦点距離は50mmで決まっていた。これま

LEICA M2を改めて

LEICA M2が手元に来てから5ヶ月程が経った。 フィルムでの写真制作は楽しく、とんでもない失敗をする事もなく(今の所)順調にプリントの数を重ねられている。 そしてだいぶ手に馴染んで来たのもあって「ライカの事も書くか」と思い、愛機について今回は書いてみようと思う。レビューなどではないが、使った感じをお伝えできれば。 LEICA M2のファインダー まずは、肝心なレンジファインダーについて。 ライカを使う事の意味としては私はこれが大きい。カメラを本格的に始めてからフジフイ

LEICA ライカ ライカ…

LEICA ライカ ライカ… カメラを始めた当初から、ライカの存在にずっと憧れていた。 ブレッソン、木村伊兵衛、ハービー山口など、素晴らしい作品を残してきた方々が選んだカメラ。控えめな佇まいはスナップやドキュメントなどに最適で、他にもポートレートを撮る時にも相手に威圧感を与えないという利点もある。ドイツが産んだ歴史的なカメラ。 X-Proシリーズを使っていたのも、ライカのようなレンジファインダースタイルの利点が自分の求めるものじゃないか?と思い手にしたというのもある。

これまでを投げ捨ててフィルムライカを手にした

私は今後どうやって写真と向き合っていこう。 2023年が終わるまであと2ヶ月ぐらいの頃、そんな事を考えていた。 私のnoteを読んでくださっている方は何となく気づいていると思うが、私はここ最近迷走している。レンズをどうしようこうしようとあれこれ入れ替えたりしていた後、カメラ本体にも悩み始めとうとう愛用していたX-ProシリーズからLUMIXのフルサイズミラーレスへ移行した。だが、結局LUMIX S5も素晴らしいカメラだったが「愛機」と呼べるような存在にはならなかった。(その