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うわっ!文章舐めてた!!超情報化社会を生き抜く方法

立川のジュンク堂で、2冊の本を前にして悩みました。
一冊はこれから紹介する『文章力が、最強の武器である。』(藤吉 豊)
もう一冊は、同じ作者の『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた』(藤吉 豊・小川 真理子)
結論を言ってしまうと、内容に大きな差はありません。
情報量で言うと、後者の方が多いかもしれません。
しかし、この本には、藤吉さん自身の経験や、想いが込められていました。

『文章力が、最強の武器である。』
この「最強の〇〇」系は最近多すぎるので、ぜひ天下一を決めていただきたいところではあります。
しかし、この本はそういった「最強系天下一武闘会」の中でも、決勝に行くくらい重要な本だと感じました。

正直、この本を読むまで「文章を書く」ことを甘くみていました。
ChatGPTも出て、自分で書かなくても文章が書けてしまう時代
文章術なんて、もういらないんじゃない?
そんな甘い考え方に対してこの本は明確にNOを言っています。

藤吉さんは文章力を伸ばすと5つのスキルも伸びると言われています。

文章力を磨くことで身につく5つの力
①論理的思考力
②読解力
③コミュニケーション力
④言語化力
⑤稼ぐ力

個人的に一番驚いたのが「文章力の高さと年収は関連性がある」ということでした。
多くのビジネスエリートを取材された中で、全員に共通して以下の特徴があったそうです。

・語彙力がある
・コミュニケーションに長けている
・現場、現実、現物の状況を論理的・客観的に判断できる
・簡潔に必要事項を伝えることができる
・インタビュー記事の添削力がある

確かに、何かを考えるとき、無意識ながらも言葉を使って考えることが多いと感じます。その言葉がより洗練されて、質が高くなれば、それだけで思考の質も高めることができるようになります。
これは、どんなに優秀なAIを使っても、成し得ないことです。

じゃあどうやったら上手い文章を書けるの??
実は、文章を書く上で重要なポイントはすごくシンプルなんです。

上手な文章の3要素
①「おもしろさ」(コンテンツ)
②「わかりやすさ」(ロジック)
③「読みやすさ」(ルール)

「おもしろさ」は何を書くか。情報の中身の「質」で決まる。
「わかりやすさ」「読みやすさ」はどう書くか。伝え方の質で決まる。
「中身が8割、伝え方が2割で、上手な文章かどうかは決まる。」

詳しいノウハウについてはぜひ本を読んでみてください。
この本を読んで自分の文章の書き方がレベルアップしたと感じますし、前よりも自分の文章が面白いと感じるようになりました。

文章上達の方法は、「とにかく書く、たくさん書く」ことです。
本の最後で藤吉さんはそのように書かれています。
情報化社会の現代においては、これまで以上に日常で文章に触れる機会が増えています。それはYoutubeの動画かもしれませんし、LINEのやり取りかもしれませんし、ChatGPTが生成した文章かもしれません。
そんな文章で動く社会で、文章を使いこなせるようになれば、きっと何かが起こるのではないでしょうか?

私もこれからどんどん書いて、文章力を高めていきます!


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