転職して2ヶ月で育休を取得した


この記事は 子育てエンジニア Advent Calendar 2023 20日目の記事です。

はじめに

今年の5月に株式会社Linc’well(リンクウェル)に転職し、7月に第一子が産まれて3ヶ月間の育休を取得しました。いまは復帰して育児をしながら楽しく働いています。

子供が産まれるタイミングで転職することや、入社後すぐに育休に入ることの不安があったけど、世の中にあまり近しい事例が少なかったので、一つの事例として、転職から育休取得までの話を書いてみます。

子供が産まれるタイミングでの転職と不安

子供を授かるのは奇跡なので、タイミングは予測できず、転職を考えるタイミングと被ることがあると思います。

自分はちょうど転職活動を開始したタイミングで子供が産まれることが分かりました。もともと子供が産まれたら育休は取得したいと思っていたし、復職後は子育てをしながら働いていくので、このタイミングで転職して環境が変わることに不安を感じていました。
不安だけどそれが理由で転職しないのも嫌なので、育休が安心して取得でき、自分とマッチする会社があれば転職しよう。という気持ちで選考を継続することにしました。

選考が進む中でもなるべく早い段階で、入社後に育休を取得することになる前提でコミュニケーションするのがお互いにとって良さそうに感じていたので、安定期に入ったタイミングで伝えていきました。このタイミングで元々考えていた期間として3ヶ月ほど取得したいと話しました。
結果的に、伝えたタイミングとしては、オファーをもらった後の会社もあれば選考途中で伝えた会社もありました。

自分の中で入社後すぐに育休に入るケースは珍しいと感じていたので、どこか不安に思っていましたが、結果的にどの会社も快く問題ないと言ってくれたので安心しました。
「入社してもらった後の長期的な目線で見ると最初の数ヶ月抜けるのは大したことない」など言ってもらえたのはありがたかったです。

Linc'wellも育休の話を快く受け入れてくれて、入社前から面談などを挟んで諸々調整してもらいました。
あと、オファーレターに書かれていた入社後に期待する動きが、育休取得を前提にした内容だったので、安心して育休を取得できそうだな思い、転職を決断できました。

育休取得にあたって

育休を取得するにあたり、制度など全然わかっていなかったので、「迷ったら読みたい 育休はじめてガイド」やエンジニアの育休ブログを読んだりしました。最近は男性の育休経験談などが多く、とてもありがたかったです。


手続き関連だと、自分の場合は転職タイミングと育休取得タイミングが近いので、前職の方に連絡して用意してもらう書類がありました。それ以外は特別なことはなく、社内で申請手続きをしました。

入社してから育休に入るまで

実際に入社して2ヶ月半ほど働いてから育休に入りました。
入社後は、上長・チームメンバーと出産予定日を目安にタスクの内容などを調整してもらいました。

入社して間もないタイミングで一度抜けることになるので、周りの人との関係値構築などが不安でしたが、入社後すぐにオフラインで集まる機会があり、そこで色々な人と話すことができたのも良かったです。

そして7月末に無事、娘が産まれました。
出産後は4日間くらい妻と子供は入院期間があるので、そこでタスクを区切りいいところまで仕上けたり、引き継ぎをして、妻と子供が退院するタイミングで育休に入りました。

育休に入ってからすぐのタイミングで自分が所属する開発部のみんなからお祝いが届いて嬉しかったです。

開発部からのお祝いとパシャリ

育休を取得しての学び

育休取得前には知らなかった/想像していなかったことがいくつかありました。

産後に妻の体調が悪い期間が続くかもしれない

まず、産後に妻の体調が悪い期間が続く可能性がある。ということです。当初は産まれたら妻と2人でお世話するのを想像していましたが、体調が悪く、自分がメインでお世話をする必要がある期間があったので、育休取得してなかったらやばかったなと思いました。

出産予定日の考え方

妊娠が発覚すると予定日がわかりますが、これはあくまで予定というもので、数週間単位で前後する可能性が大いにあります。
自分の場合はここをあまり深く考えていなかったので、休みに入るタイミングが事前に伝えていたものより大きく早まる可能性があることに途中で気づいて少しドキドキしてました。結果的に予定日の前日に生まれました。

育休の取得期間

今回、自分は3ヶ月取得しました。生後3ヶ月くらいのタイミングには子供も夜にしっかり寝てくれるようになったので、生活も落ち着いていて、ちょうどよかったかもね〜と話していました。
ただ、生後4ヶ月を過ぎたあたりで夜泣きが始まって睡眠がまた不安的になったので、落ち着くタイミングなんて無いということが分かりました。
このあたりは子によって全然違うらしいので、事前にちょうどいい取得期間は予測しようがありません。金銭面や仕事面などを家族と話して、取得する期間を決めるしか無いなと思いました。
迷ったら長い方にしたほうがいいと思います。

育休中の過ごし方

育休取得前は息抜き程度にコード書くことあるかな〜と思ったりしましたが、結果的に3ヶ月間一度もパソコンを開く機会はなく、ずっと子供と過ごしていました。そのおかげで子供の成長を毎日実感でき、充実した日々を過ごせました。

また、抱っこして手が使えない時間が多かったので、YouTubeでテック系の勉強会やカンファレンスの動画を見たり、Podcastを聴いたりして過ごしました。

おわりに

子供が産まれるタイミングで転職して、育休を取得するまでの気持ちや流れなどを書きました。
結果的にいま転職先で楽しく充実して働けていますし、育休を取得して、本当に良かったなと思います。

実際に経験してみて、子供が産まれるタイミングだから転職を控える必要は無いし、育休取得を控える必要も無い!と思います。

ただフォローしてくれた職場のみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。

Linc'wellは「テクノロジーを通じて、医療を一歩前へ」というミッションを掲げているスタートアップなので、子供が産まれて、より一層頑張らねばという気持ちにもなりました。一緒に働く仲間も募集していますので、育休の話に限らず気になった方はぜひエンジニア採用サイトを覗いてみてください。

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