「オハイ」【ふるさとを撮る】
街のランドマークだった高さ230メートルの煙突は、およそ4ヵ月で撤去されたという。
火力発電所の煙突は昭和61年(1986)、僕が7歳のときに完成した。
やがて「こどもの日」には鯉のぼりが掲げられ、「クリスマス」にはライトアップされるなど、いつしか街のシンボル的存在となり、18歳で地元を離れてからも、ふとしたときに思い浮かべる故郷の風景には、いつもこの煙突があった。
そんな発電所が廃止されたのは平成30年(2018)12月のこと。そして煙突の撤去工事がおこなわれたのは、