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SNSマーケティングやインフルエンサーはなぜ稼げなくなったのか?

SNSビジネスやインフルエンサーマーケティングが稼げなくなってきているといわれています。

主な原因は、市場の飽和、コンテンツの質の低下、そして消費者の挙動の変化に関連しています。

インフルエンサーは稼げなくなっている
  1. 市場の飽和: SNSプラットフォームの急速な成長と広告主の参入により、競争が激化しています。多くのインフルエンサーやブランドが同様の戦略を用いるため、ユーザーの関心を引き続き維持することが難しくなっています。成長市場ではあるものの、ライバルが増えたことで競争が激化して飽和状態になっています。

  2. コンテンツの質の低下: インフルエンサーの数が増えるにつれて、ユニークなコンテンツを生産することが難しくなり、多くのコンテンツが似通ってしまうことがあります。消費者は新鮮味を求めており、その欠如はエンゲージメントの低下を引き起こしています​ 。YouTubeに関してはショート動画の台頭により、長い動画がみられなくなっています。

  3. 消費者の挙動の変化: 消費者が広告やプロモーションに対して抵抗を持つようになり、透明性や真正性を重視するようになっています。これにより、インフルエンサーの推薦が以前ほどの影響力を持たなくなっている場合があります​ 。どうせ広告でしょって思われてしまうことで、反応がとれなくなったため、企業側も広告費を払えないため広告単価も下がったことに加えて、炎上リスクなどもあるため、企業側もインフルエンサーを使うことに抵抗が出てきている。

これらの要因は、インフルエンサーが稼ぎ続けるための障害となっており、SNSビジネスの戦略を再考する必要があります。今後はよりオリジナリティが求められ、真の影響力を持つコンテンツの提供が重要となってくる。

稼げないインフルエンサーがこれからも増えることが予想される

インフルエンサーが稼げなくなる一方でインフルエンサーマーケティングの市場規模は右肩上がりであがっている。

インフルエンサーマーケティングの市場は今後も成長が予測されています。2022年には615億円の市場規模を記録し、2025年には1,021億円に、そして2027年には1,302億円へと拡大する見込みです​。

これは、コロナ禍においても成長を遂げた数少ない市場の一つであり、様々な業界でインフルエンサーマーケティングの重要性が高まっています。

インフルエンサーの市場規模は増え続けている

ただ冒頭でもお伝えした通り、ライバルが増えているため1人あたりが得られる報酬は圧倒的に下がっているのである。

世界的に見ても、インフルエンサーマーケティングの市場規模は2022年に16.4億ドルであり、2024年の終わりまでには約24億ドルに達すると予測されています​ 。

この成長は、各業界でのインフルエンサーの活用が増え、特にB2C(消費者向け)市場で顕著です。また、ファッションやビューティー、ゲーム、スポーツなど、多岐にわたる分野での活用が見られています​ 。

このように、インフルエンサーマーケティングは今後も企業にとって重要な戦略の一つとして、更なる成長とともに広がりを見せるでしょう。それに伴い、企業は市場の動向をしっかりと把握し、適切なインフルエンサーとの連携を図ることが求められます。

インフルエンサーは独自サービスや商品が出せない人は衰退の一途を辿ると予想されている

自分で商品やサービスをもっていないと生き残れない

インフルエンサーが自分のブランド商品を販売することは、多くのメリットがあり、将来性も大きいです。以下にその主な点を挙げます。

メリット

  1. ブランドのコントロール: 自分の商品を持つことで、インフルエンサーはブランドのイメージや価値を完全にコントロールすることができます。これにより、自分のビジョンに合わせた製品開発やマーケティングが可能になります。

  2. 収入の多様化: 自分の商品を持つことで、単に広告収入やアフィリエイト収入に依存するだけでなく、直接的な商品売上げを通じて収入源を多様化できます。自分の商品であれば、安定した収益とすることができます。

  3. ファンとの関係強化: 自身のブランドを持つことでファンとのより深い繋がりを築くことができ、ファンはそのインフルエンサーをサポートするために製品を購入することが多くなります。実際の購入者とのオフラインのイベントを開催したり、限定サービスなどを提供したり、ファンとの距離を縮めることができます。

  4. 市場のニーズへの対応: インフルエンサーは自分のフォロワーの好みやニーズを直接把握しているため、市場のニーズに合った製品を開発しやすいです。これはP2Cといわれる販売方法であり、現在ものすごく伸びている市場になります。

将来性

  • 持続可能なビジネスモデル: 自分のブランドを持つことは、一時的なトレンドに左右されにくい持続可能なビジネスモデルを築くことができます。商品が市場に受け入れられれば、長期的な収益源となりうるからです。

  • 拡張可能性: 一度ブランドが確立すれば、様々な製品ラインや新市場への拡張が可能です。これにより、ビジネスの規模を大きく拡大することができます。

  • デジタルおよびグローバル化の進展: オンラインプラットフォームとグローバルな配送オプションの進化により、インフルエンサーの製品は世界中に容易に販売することが可能です。

自分のブランドを立ち上げることは大きなチャレンジですが、正しく管理されれば、長期的なビジネスとして非常に有益で将来性のある道となります。

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