ここまでの質感の良さと心地よさに関してはやはり脚本とコンテが同一でブレてない上に乗っているから。三話だと一灯式信号機にも心を奪われつつ『ゆびさきと恋々』二話と三話の感想。
主要キャストインタビューのつづき。
声のトーンやキャラクターの印象を大幅に変えることは必要
ではなかったのですが、アフレコが始まる前から音響監督の
菊田浩巳さんたちは「大学生の恋愛にしたい」とおっしゃっ
ていたので、私もそこは大事にしています。
って諸星すみれが語る作品オーダーと自負と抱負と覚悟は
流石ね、とは思う。
私の方がおそらく宮崎さんより先に決まっていたと思うの
ですが、音響監督の菊田さんが逸臣は決めるのが難しいと
話していて。外国語を喋らないといけないし、掴みどころが
ないキャラクターでもある。
凄く演じるのが難しそうで、私が男性だったら絶対できない
だろうなと思っていました。自分が決まったことも嬉しかっ
たですが、周りのキャラクターを誰が演じるのかも楽しみでした。
まあこのあたりが座長感のちゃんとある諸星すみれらしさ
だなあと。
ここより以前の前段としてはこちらの記事に。
「とみにコトバ」なタグめいたものの補足を今宵はこちらで。
校正的基準でいくと使えるのは「碍」か「礙」まで。
補足としては「#パターンあいみょん」について。|torov
逸臣のトリリンガルという設定から、「英語ができる」
「出演が決まった際にドイツ語スクールに通うスケジュールが取れる」
というふたつの条件があったんです。
こっちは波岐逸臣◆宮崎遊[俳協]側の回答。
これがベルリッツメソッドか。
(外国語監修●ベルリッツ・ジャパン株式会社)
諸星:香盤表に書いてある台詞数は雪が40個くらいの
ところ、他のみんなは10~12個だったことがあったので、
確かに圧倒的です。でも台詞ではあっても頭の中で
考えていることを音にするモノローグなので、不思議と
大変ではないんです。誰かに伝えるというよりも、自分の
中で考えたことをポロポロと音にしている感じです。
但しこのモノローグが滑るかフィットするかは、相応の
実力を持って御さないと、大変なことにもなる。
雪は全編を通して基本はモノローグになっていますけれど、
その言葉が普段はしないような綺麗な言い回しで紡がれて
いるので、演じる時は試行錯誤の連続です。
私自身も新しい世界を見させてもらっているかのような
感覚がありました。
モノローグについては、雪がどうしてその言葉に至った
のかキチンと噛み砕いてから演じることを意識してました。
聞こえがいいだけのものにはしたくなかったんです。
どうして今、雪は突き動かされたのか。雪は何を見たから
気持ちに変化がおきたのか。そういう細かいところを
私がちゃんと理解しないとこの作品の良さは伝えられない
から、丁寧にキャラクターを作っていきました。
それらをふまえた上で三話までの感想へ。
二話は結果的に報われなさそうな幼なじみを描き、
芦沖桜志◆大塚剛央[アイム]
三話でも過分に百面相な諸星キャラの裏で悪い子じゃないのは声で
わかるけど不穏因子なエマを描いてくる展開。
中園エマ◆東山奈央[INTENTION]
こっちは三話の脚本家の感想。
三話はなんかコインランドリーのシーンに行く前の一灯式信号機が
いい味出してたような気はするけれど。
そこの色味の混乱から青になってコインランドリーへ向かう
雪の心情の補助輪になっているような絵にもなってた。
ここまでの質感の良さと心地よさに関してはやはり脚本とコンテが同一で
ブレてない上に乗っているから(あとは音響面がそこでうるさいタイプの
邪魔を施していないのもグッド)ここまであらあらあら、と観られては
いるのかも。
まあまずは『ゆびさきと恋々』二話と三話の感想でした。
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