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ソシャゲは俺たちに大事なことを気づかせてくれた

Googleがホンマ終わとる。

いやもうこの一年ぐらいずっと終わとるんですわ。

俺世代のGoogleってマジでスターだったんすよ。

本当に。

インターネットの奇跡ってほぼGoogleがやっててん。

「やっててん」って関西弁あってる?これ。

Web広告、マジで終わってる

今のGoogleは検索結果もクソやし、いや検索結果は色々難しいと思うから、全然ええんですわ。Googleの検索はアルゴリズムとSEOのイタチごっこを繰り返してたしね。本当にクソなのは広告の方。ホンマ終わとる。終わとるのは、コロナが明けて、完全にWeb広告業界の単価が落ちて、市況が悪くなったから。もーマジで終わった。ブラウザバックしたら一面に広告が広がるとか、普通にありえないことが起きてる。

でもなんか今日、ふと希望的な未来を思いついたので、その未来を書きます。

ソシャゲが教えてくれたこと

あのー、ソーシャルゲームが2010年代、めっちゃ流行ったんすよ。正確には2000年後半なのかな?

DeNA、グリーが二強の時代があって、すごい利益を叩き出してた。ちょっと社会問題でもあった。その後、パズドラとかモンストとかの時代が来ました。

本当にすごくて、モンストはmixiという会社としては終わった会社を救ったプロダクトとなりました。パズドラは……今どうなってんだ?

で、そのソシャゲの躍進に、既存のゲーム業界の大手が揺らいだ時期があったんすよね。

「ゲームの経験値上げしてる時間を金で買える」

「プレイヤーも会社もWin-Win」

みたいな理屈が言われてました。当時。これはなんか間違ってる気もしたけども、半分芯を食ってるとこがあるんですよね絶対。特にRPGゲームの経験値稼いでる時間ってマジで無意味ですから。

ゲームの楽しさってなんだっけ?

課金要素が加わって、ゲーム業界は色々影響を受けました。

課金すればすぐ強くなれる、そしてプレイヤー同士で対戦要素があるタイプのゲーム、しかもランキングがあって、1位だと名前が出る……当然何が起きるかはわかりますよね?

まともな人間は手を引いて、ゲームに思い入れがある人間だけが残ります。

「廃課金」と呼ばれる人種だけがトッププレイヤーとしてランキングに残り続ける。プレイの上手さや知識ではなくて、もう本当にいくら金払ったか。

なんか今も雰囲気残ってますけど、オタクなら「推し」に対する愛はどのぐらい金使ったかで示せ、というキショすぎる論法で、廃課金は美化されるところもありました。

1つのゲームに対して、5万、10万金払って、ようやくランキングに乗れる世界になってくるわけです。1位の人は100万使いました、みたいな。

しかも、ランキングが固定化されると運営も都合が悪いので、定期的にバランス調整して、また新しく金使わないと勝てないようにアプデかけるわけですよ。

歪み。

歪みですわな。

そんなんちゃうやん。

まだ昔のドラクエでせこせこレベル上げしてた頃の方がマシじゃないですか?

2010年代後半の、PS4とかSwitchとかのゲームはすごい面白いのが増えたと感じています。

それはもうマジで、このソシャゲ全盛期の最悪の時期に焼け野原に一回なって、改めて「ゲームって何が面白いんだっけ?」というシンプルな問いとシンプルに向き合ったからだと思うんすよね。

インターネットって何が面白いんだっけ?

そんなわけでね。

GoogleとTwitter→Xが象徴的ですけど、本当に……インターネットって何が面白いんだっけ?って問いですわ。

今色んなWeb企業が俺たちに「インターネットって何が面白いんだっけ?」を問いかけてるフェーズにいる。それはなんかソシャゲ全盛期のあの頃に似ているのかも。そしてそれを抜け出したとき、また新たな地平線が見えるのかもしれない。そんな夢を見たんです。

(了)

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