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【中国産の有機】 と 【国産の非有機】

オーガニック食品店の店主目線で少し…


私の店に来られるお客さまはの多くは健康や環境に、ある程度以上の気を遣っている。たぶん。

オーガニックや無添加を謳った商品が大半を占める私の店。また、そういった商品に関心の高いお客さまが多いが故、【商品の成分表示】をご覧になる姿というのは、通常営業である。

何を確認しているのか?
ひとことに【添加物】といっても様々で、人によっての是非も様々。

なので無添加であったとしても、人工のうまみ成分を避けたり。
産地によって避けたり。

それは個人の自由です。


…で、その【産地】というもの。

語弊を生じぬよう予防線を張りますが「何が良い悪い。」ではなく、やはり「中国産」というものには、忌避感を持つ方が多いという個人的な印象を持ちます。


ワタシのお店でも有機のあまぐりや、有機落花生など中国産の商品もいくつか扱っておりますが、やはりネガティブなイメージをもたれているお客さまは珍しくありません。

十数年前にあった「冷凍ギョーザ事件」や、食品工場などでの不衛生な環境を報道で目にした影響かと思います。
実際ワタシも頭の中ではそのイメージを拭いきれておりません。


ですが、

ですがですよ。

中国は広い!!!


一部のずさんな衛生管理は、今でも続いているかわかりかねますが
反対に有機農業というモノに対して、真摯に取り組む地域ももちろんあるわけです。

なんだったら有機農業の面積はアジアでトップ。
世界でも指折りのオーガニック大国だったりします。

意外ですよね。
単に広いから面積も…とは思いましたが、割合でみても日本の倍以上はあります。


こんな側面を理解した上で、商品を選んでいただければと思う今日このごろです。

個人の意見として「中国産でも有機なら買え。」ではなく

「中国産」「国産」以外にも判断基準を。
ものさしの目盛をより細かくしてみるのも、いいかもしれませんね。


かくいう私も、
同じスペックの商品で産地が違うモノが並んでいると
盲目的に国産に手を伸ばしてしまいます。


バイバイまたね。


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