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<鳥善スタッフインタビューVol.18>パティシエ 又森みのりさん

鳥善noteをご覧いただき、ありがとうございます。静岡県浜松市でレストランやウエディング事業を運営しております、株式会社 鳥善と申します。
noteでは会社の取組みや、スタッフ紹介を社内広報 松野が発信しています。

鳥善って、どんな人が働いているの?

シリーズ第18回目は、湖西市出身の入社4年目、ル・グラン・ミラージュ配属。パティシエの又森みのりさんです。なんと「又森」さんは、日本で40人しかいないそう。
珍しい名字の話からスタートした、みのりさんのインタビューです。早速ご紹介していきましょう!

1、始まりは、家庭菜園で収穫したカボチャたち ~学生時代~

私が高校生のとき家庭菜園で、大量にカボチャが収穫できた年があったんです。

「こんなにたくさん、どうしよう?...タルトでも作ってみようかな。」

それが全ての始まりでした。もちろんタルトも、すごい量が出来てしまい、翌日学校に持って行きました。

友達がタルトを口にすると…みんな笑顔!笑顔!あの子も笑顔!一瞬で全員の表情が変わり、もう、びっくりでした。

え、お菓子ってスゴイ!

とにかく、とても嬉しかったです。それから週1のペースで、お菓子を作っては学校へ持って行くように。焼き菓子、生菓子、ムース...一度に20~30個持参して、みんなに食べてもらいました。
そのうち友達が、違うクラスの子も誘うようになり、いつのまにか知らない子も食べてて。そこから友人の輪も広がりましたね。笑 
私は、みんなの「笑顔」を見るのが楽しみで、そのままお菓子作りが趣味となり…だんだんと仕事にしたいと思うようになりました。

パティシェになるきっかけは小学生時代のお菓子作りから

そして念願叶い製菓専門学校へ進学。本格的にパティシエの勉強が始まりました。在学中、1番頑張ったのは「ナッペ」です!ナッペは、ケーキに生クリームを塗る作業です。
学校ではケーキ1台を仕上げる時間が決まっていて。毎日、放課後に居残り練習を続けました。自分としては「好きだから」、この気持ちが何より大きく、大変だなんて全然思いませんでしたよ。

2、「人間関係」重視の就職活動 ~鳥善との出逢い~


私が鳥善を知ったきっかけは、専門学校にある卒業生の就職先ファイルでした。直感的に良いなと思い、会社説明会に参加しました。

私は「人間関係」を重視していたので、智さん(鳥善料理長 前川智裕)から社内全員がファーストネームで呼び合っている話を聞き、興味がわきました。
また、和を感じる料亭の雰囲気やロケーションの美しさも好印象でした。

その後、智さんが専門学校での就職説明会に来てくださり、そこで「サンクスカード」の存在を知りました。鳥善では皆が一同に介するキックオフや新年会のとき、社内で感謝を伝えたい人に、メッセージを書いてカードを渡す習慣があるんです。

「すごいステキ!良い!」

自分の「ありがとう」を伝えられる場があり、その気持ちを大切にする鳥善。「ここで働きたい!」と決意が固まりました。それから母と一緒に、ジ・オリエンタルテラスへ食事に行きました。

「この料理どうやって作ったんだろう?」
「発想が思いつかない。」

と2人で大盛り上がり。そして先輩方が生き生きと楽しそうに働く姿に、私よりも母が鳥善を気に入っていました。笑 
だから私も、ここで働けたら親も「誇らしい」と思ってくれると感じました。

就職活動も楽しかったと語るみのりさん


続いて入社試験に申し込み、面接2回、2日間の現場実習、最終面接を経て...入社に至りました。
今だから言えますが、面接の際「今、私の話で面接官の心を動かせたかも...。」なんて思う瞬間があって、手応えを感じていました。笑 (おやおや、面接官の方々。キターーーーッ!と、嬉しさが表情に出てしまった模様⁈笑 みんな素直でピュアなんです。)

3、試練を乗り越え、今年は新卒研修リーダーに挑戦 ~入社してから~


まずはジ・オリエンタルテラスへ配属されました。レストラン営業が毎日あるので、料理の仕込みや準備に追われる日々を過ごしていました。

その中で苦戦したのは、デザートのプレートメッセージです。私、実は左利きなんですよ。左手で書くと、チョコペンの文字がこすれたり削れてしまうんです...。
かなり練習をしたのですが、お客様に出す直前にサービススタッフから「やり直そうか。」と言われたことがありました。


その時は「え~っ!こんなに頑張って書いたのに!!」とショックも大きく。
ですが「そう、ここは学校じゃない、仕事場だ。」気持ちを引き締め、繰り返し練習を続けました。今では自分で「得意です!」と言えるまでに成長しました。

練習を重ねたデザートプレートメッセージ


3年経ち、今度はル・グラン・ミラージュへ移動に。パティシエとしての仕事が増え、あらためて技術や知識が追いついていないと痛感。そんな時は、上司の幸祐さんに教えてもらっています。
教わったことは忘れないように、必ずノートに書き留めています。このノート、入社してから今もずっ~と続けているんですよ。なので、ジ・オリエンタルテラスの頃から、先輩の靖さんや朋子さん、ゆずなさんから学び得たものがギッシリ詰まっています。私の宝物です。


話は変わりますが、去年は新卒研修をやってみない?と声を掛けていただき、リーダー航さんのサポートとして参加しました。新入社員が入社する2ヶ月前から、準備を進めて。その中で「もしかしたら、人に教えるの好きかも。」と新たな自分の発見がありました。
ですので今年は「新卒研修やりたいです!」と立候補したんです。

そして私は、研修初日に「リアルな現状」を伝えました。笑 誰も教えてくれない、仕事を始める前の心構え的な...。
特に「挨拶、率先してやる、大きな声」の3つです。この3つを心に刻めば、先輩方から愛されますよって。

そうそう私、高校時代、それはそれは厳しいバトミントン部に所属していました。いつも先生に「礼儀、挨拶、大きな声、思いやりの心、感謝の心」を唱えさせられていました。この言葉の並び、リズム感も良いので、しっかり心に染みこんでいます。一生忘れません!笑

あの頃は部活が辛かったですが、社会人となり今、とても大切なことを教わっていたと分かります。あっ、その合間にお菓子作っていたんですよ。(あの20~30個のお菓子を!タフの一言に尽きます。)

新卒研修の経験もこれからのキャリアに生かして

4、これからの夢


そうですね、まずは知識を増やして、技術を向上させたいです。コース料理のアシェット・デセールにも挑戦してみたい!他のレストランとコラボも...面白そうですよね。
人に教えること」がしたいので、将来は家で料理教室も良いなぁ。それと、新卒研修を経験してみて、面接や人事の仕事もやりたいです。叶えたい夢、いっぱいあります!

最後になりますが、私は今までの人生、すごく「人」に恵まれたと感じます。家族は、いつも全力で応援してくれるし、友達、先生...会社!鳥善のスタッフは、みんな好きです!大好き!!上司はチャンスをくれますし、同僚も普段からたくさん声をかけてくれます。
これからも「礼儀、挨拶、大きな声、思いやりの心、感謝の心」で、悔いのない人生を歩んでいきますよ、私!(もちろん、応援します!)

5、まとめ


いかかでしたか?パティシエ、みのりさんの物語をお届けしました。今までの経験を、すべて自分の「プラス」として受け入れ、人に恵まれていると断言するみのりさん。
その目は、キラキラと輝きにみちていました。そして、憧れのパティシエ朋子さん(ジ・オリエンタルテラス所属)へのBIG LOVE!
心から尊敬されているのが、ひしひし伝わりました。(みのりさん、ご紹介しきれず...ごめんなさい~。)

また、撮影時には努力の賜であるプレートメッセージを、私宛に書いてくださいました。うぅ~っ(涙)、みのりさんと一緒に働けて私はしあわせです。仕事しながら、お互い高めあえる環境...最高です!ありがとうございました。


さて、今年は新入社員が6名入社しました。みのりspirits「挨拶、率先してやる、大きな声」を胸に、今日も頑張っています。これからの活躍を楽しみにしています。
次回は、誰が登場してくれるのでしょうか?私はインタビューするたびに、「推し」が増えてしまい困っています。嬉しい悩みです。笑 それでは、次回をお楽しみに!

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