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超絶不器用がスト5でマスターに上がるまで ~キャラ愛は地球を救う~

はじめに

徐々に寒くなっていく今日この頃ですが、皆様はどのようにお過ごしでしょうか。
どうも、鶏肉貴族です。

今回は前回のようなシャニマスの記事ではなく、格闘ゲーム「ストリートファイターV」(以下スト5)にてランクをマスターに上げることができたので、それについて執筆していこうと思います。

ただし、あくまでも忘備録・日記として執筆しているため、唐突な自分語りがあったりと、あまり攻略の面では有用な情報はないと思いますが、その点ご了承ください。

そもそもマスターって? ~頂点目指してランクマッチ~

読んでくださる方の中にはスト5をよく知らない方もいると思うので、スト5のランクシステムについて解説していきます。

結構長いので、知っている方は飛ばしていただけると幸いです。


スト5におけるインターネット対戦について

スト5にはインターネット対戦(対人戦)において、大まかに3つのモードがありますので、以下に羅列していきます。

  • ランクマッチ・・・今回メインとなるモードです。複数のランクが設定(最初はルーキーからスタート)されており、対戦の勝敗によってLP(League Pointos)が増減、それによってランクが上がったり下がったりするモードです。LP(Landing Point)ではないです

  • カジュアルマッチ・・・ランクマッチでのランクを基に、ポイントの増減なしで対戦できるモードです。ポイント増減以外の点は概ねランクマッチと変わりませんが、対戦数や勝率等はランクマッチと別で集計されます。

  • バトルラウンジ・・・好きな条件を設定して、ラウンジに入室したプレイヤーと対戦ができるモードです。ポイント増減がないのはもちろん、ランクマッチやカジュアルマッチのようにランクの制限はなく、一番下位のランクと一番上位ランクの方が対戦することも可能です。こちらも上2つとは別集計となります。

以下、それぞれランクマ・カジュアル・ラウンジと省略させていただきます。

こっちのLPとは全く別物です。念の為

FPS等、他ゲームでもランクシステムが採用されているゲームは多数あると思いますが、有名どころのスマブラSPを例にすると、ランクマは「だれかと」・カジュアルは(世界戦闘力が増減しない)「だれかと」・ラウンジは「専用部屋」といったところでしょうか。


スト5におけるランクシステムについて

説明するよりも図を見せた方が早いと思うので、まずは下の図をご覧ください。

マスターは上から4番目 
出典:たみずブログ 【スト5】ランクマッチのLP分布(https://tamiz-blog.com/sf5/lp/

このように合計20つのランクに分かれており、基本はルーキーからスタートし、(無印)○○→(スーパー)○○→(ウルトラ)○○→ランクの名称が変化して以下ウルトラダイヤモンドまで同様という区分がなされています。

マッチングに関しては、基本的にダイヤモンドに上がるまでは一つ下のランク・同ランク・一つ上のランクとしか当たりません。(ルーキー~スーパーブロンズ間とか例外はありますが)
ダイヤモンド帯に上がって以降は、通称無差別帯と呼ばれており、そこから上の全てのランクとマッチングするようになります。闇のゲーム

例えばダイヤモンドの場合、一つ下のウルトラプラチナと同ランク、そしてそこからスーパーダイヤモンド~ウォーロード(最高ランク)まで当たることになります。
スーパーダイヤモンド以降の場合、どこまで上がっても、ダイヤモンド~ウォーロードの方とのみ当たるようになります。

ポイント増減については、上の人に勝つほど貰えるポイントが多くなり、下の人ほど少なくなります。負けた場合はその逆で、下の人に負けるとポイント減少が痛く、上の人に負けてもそこまで減りません。
同じランク帯でも、LPの差によって増減するポイントが左右されるほか、スーパーダイヤモンド以降はどれだけ格上に負けてもポイントが-55~-65で固定されます。

また、ダイヤモンド帯に上がるまでは、連勝ボーナスというものがあり、その名の通り、連勝数に応じてポイントが更に増加したりします。
なお、私は連勝ボーナスのシステムが実装される前にダイヤモンド帯に上がってしまったので、無縁の存在でした…

ランクマッチにおける人口分布について

こちらも図を見てもらった方が早いので、下の2つの図をご覧ください。

赤枠がマスターです。0.16%…?
出典:たみずブログ 【スト5】ランクマッチのLP分布(https://tamiz-blog.com/sf5/lp/
枠小さすぎてこれもう分かんねぇな状態です。
出典:たみずブログ 【スト5】ランクマッチのLP分布 (https://tamiz-blog.com/sf5/lp/)

え~…まさかの衝撃事実となります…
このゲームの人口分布、半数以上がルーキーとブロンズで占められる結果となりました。

考えられる理由としては、そもそもネット対戦をやっていない・ちょっとやったけど飽きた・難しくて(勝てなくて)挫折したといった感じでしょうが、改めて格闘ゲームの敷居の高さを痛感しましたね。

というわけで、個人的見解・人口分布からの相対的視点であるということを前置きしておきますが、ゴールド帯くらいに上がれるだけでも相当凄く、無差別帯といわれるダイヤ帯まで上がれたら、胸を張って上級者であると思っていいと考えています。

マスターの場合、グラフの分布の的にもほんの一握り(0.16%)であることが分かりますし、これまでの(無印)○○→(スーパー)○○→(ウルトラ)○○という流れから解放されたという特別感があるので、目指すには十分な目標だと考えています。自分自身が上級者かは疑問ですが


こちらは「マスター」・アジアさん


ランクマッチに関する補足

スト5のランクマッチにおいては、概ね3ラウンド制・制限時間99・2本先取というルールが基本になっています。

まず、相手の体力ゲージを1回ゼロにすると1ラウンド取ったという判定になり、そのまま2回相手の体力ゲージをゼロ(2ラウンド先取)すると試合勝利となります。対戦中に制限時間がゼロになった場合には、その時点で体力が多かったプレイヤーの勝利です。
お互いに1ラウンドずつ取った場合、3ラウンド目(ファイナルラウンド)となり、そこで勝敗が決まるわけです。

なお、体力が同じで試合終了したり、相打ちで終わった場合には両者がラウンドを取った判定になり、1ラウンド目ならそのままファイナルラウンドに、そうでない場合はそのまま勝敗が決まります。
この仕様のため、ファイナルラウンドで相打ち等で終わると、ドローゲームという両者負けみたいな扱いになります。

ここまで1試合の流れを解説しましたが、2本先取というのは、前述の流れでどちらかが先に2試合勝つ(つまり基本は3試合まで)と、強制的にマッチング待ち受け画面に戻されます。
ただし、再戦に関しては両者の合意が必要(任意)のため、1試合やった時点で抜けたり、お互い1試合ずつ取った状態で抜けることも可能です。

↑試合の様子(一例)です。


ALEX(アレックス) ~無限の可能性を信じて~

アレックスです。こんなですがなんと17歳です。

お待たせしました。使用キャラクターについてのお話です。
見出しと画像を見て察していると思いますが、私は「アレックス」というキャラクターを愛用しています。

どれくらい愛用してるかというと、ルーキーからマスターに至るまでランクマッチ15951試合・カジュアルマッチ3422試合をこなしてきましたが、それら全てにおいてアレックスを使用してたくらいには愛用しています。ラウンジだとさすがに別キャラ使ったけど

ランクマッチでのキャラクター使用率、清々しいほどの100%です。


こちらはカジュアルマッチ。

軽くアレックスについて解説しておくと、スト5の前々作である「ストリートファイターIIIシリーズ」の主人公(ここ重要)であり、戦闘スタイルはレスリング・打撃技を主体としながらも豪快な投げ技も持っているキャラクターです。
また、その見た目とは裏腹に、素早くアグレッシブに動いてくれます。

性格は先代主人公のリュウと似ており、戦いにストイックで「俺より強いやつに会いに行く」求道者タイプの性格をしています。あと意外と毒舌

元々私は3rd STRIKE(先述のストリートファイターIIIシリーズ3作目にして最終作、今なお人気が高く、大会も行われている)においてもアレックスを愛用しており、スト5でもやるなら絶対アレックスを使うと決めていました。

つまるところ、このアレックスを使う理由の8割くらいはキャラ愛でした。
本当は私と格闘ゲームやアレックスとの出会いについて語りたいのですが、本筋から脱線しかねないので、また別の機会にします。

私がスト5を始めてルーキーからマスターに到達するまでに3年6ヶ月かかりましたが、やはりLPの大幅下落等で心が折れかけたり、投げ出したくなることはありました。
しかし、アレックスと共に上を目指したいという思いが私を奮起させ続けてくれたので、(あくまで私の場合ですが)キャラ愛万歳と思う次第です。24時間アレク ~キャラ愛は地球を救う~

ストIIIシリーズ~スト5におけるアレックスの超必殺技集です。

プロゲーマー「ストーム久保」さんによるアレックスを使った動画です。面白いのでぜひ…

おまけ ~称号についてのお話~

ここからは蛇足というかおまけなのですが、スト5では好きな称号をセットできる機能があります。
私はアレックスの「無限の可能性」という称号が大のお気に入りで、少なくともブロンズ時代にはその称号をセットしていました。

それに感化されるように私自身も好きな言葉として「無限の可能性」を挙げるようになり、どんな状況においても諦めず、可能性を信じて頑張ろうと思うようになりました。
ポジティブ思考って大事ですね。

その後、「無限の可能性」という言葉について、運命を感じるような出来事があったのですが…続きは下記のツイートを見てくださると嬉しいです。


不器用でも格ゲーがしたい! ~下手の横好き~

タイトルに「超絶不器用」と書きましたが、そちらの回収です。

一口に不器用といっても様々なレベルがあると思いますが、私の場合、「中学の家庭科の授業でトートバッグを作るというものがあったが、あまりに下手すぎて完成させられず、一度のみならず二度の居残りを経て、先生に手伝ってもらってようやく完成にこぎつける」・「いまだに蝶々結びができない」・「その気がないのによく物を壊してしまうことがある」等々が発生したレベルです。

あまりに手先が不器用すぎて大惨事になってますね…

【悲報】21歳男性、今なお蝶々結びができない。

そんなこともあり、格闘ゲーム始めたての頃は、親にさえ「お前は不器用だから格ゲー向いてない」と言われる始末でした。えぇ…

実際、私がスト5を始める前からやっていた「ストIII 3rd」においては、なかなか思うように上達せず、師匠からのレクチャーを受けてなお、何十試合とやって一試合でも勝てれば御の字というレベルでした。

そのため、自分は不器用だから格ゲーも下手なんだと勝手に思い込み、スト5でも結局下手のままで、どこかで折れるんじゃないだろうかという不安がありました。

ただ、3rdにおいて上達しなかった理由は圧倒的な練習量と努力不足・それに伴う圧倒的な攻略情報の不足であると結論付けています。
思い返してみると、勝ちたいという気持ち自体はあったものの、金銭的な理由や面倒さでゲーセンに行こうとしない・トレモを30分程度やっただけで、さも長時間練習したような気になりやめてしまうといったこともあり、そりゃ上達しないわとため息が出ますね。

不器用の格ゲー論①:時には諦めも肝心

ちょっと脱線したのでスト5に話を戻しますが、私はスト5において練習してもできないコンボやテクニックがあった場合には、習得を諦めて他の部分でカバーするという戦略を立てました。

例えば私は通称ラリボーと言われるテクニックをいまだに習得できていません。
ラリボーとは通常技のラリアットをキャンセルして必殺技のスラッシュエルボーに繋ぐというテクニックなのですが、操作が少々忙しく、私は練習しても習得ができませんでした。

今でこそアップデートでラリアットよりダメージが高い、立強パンチからエルボーが繋がるようになった(ラリボーとは違い操作も簡単)ので使われる機会は減りましたが、かつては相手ピヨり時のコンボダメージを上げるために必要なテクニックでした。

ではラリボーを練習してもできなかった私は何を考えたのか。
それは、「ラリボーは出来なくてもいい、ただし他でダメージを取れるようになれ」という考えでした。

もちろん使えるに越したことはないですが、出来ないんだったら他の部分でカバーしたほうが、ひたすらトレモに籠るより効率がいいのではという考えに至ったわけです。不器用なりの知恵

そのため、私はピヨり時のコンボダメージを取れない分、コマンド投げ(特定のレバー操作をして出す投げ技)の振り方などを学び、別の部分でダメージを稼ぐ努力をしました。
私はこれ以外にも、いまだにできないコンボやテクニックがありますが、そのいずれも他の部分でカバーするということを徹底しています。

結論になりますが、「1つのことにこだわるのもいいけれど、時には諦めて別の部分を練習したほうが上達することもある」ということになります。

不器用の格ゲー論②:自分でもできそうなものはどんどん取り入れよう

スト5を上達する方法は人によってそれぞれだと思いますが、私の場合は自分と同じアレックス使いの方の配信や対戦動画を見て、自分でもできそう・使えそうと思ったテクニックやコンボは積極的に取り入れるようにしました。
ここで大事なのは「その人のプレイングを一から十まで真似する」ということではなく、「あくまで自分でもできそうな部分を取り入れる」というところになります。

理由としては、高難度コンボや難しい差し返し(相手の技が空振ったときに発生する隙に技を当てること)は練習が必須ですが、自分が出来る範囲(もしくは少しの練習で習得できる程度)のものであれば、すぐに実戦で利用可能になるからです。

私のアレックスの立ち回りは、色んな方の動きや使用テクニックを少しずつ見よう見まねで取り入れた、いわばキメラ状態であり、自分が独自に編み出した動きというのはそこまで多くありません。

私が動きを参考にしたり、取り入れさせていただいた方は、一例で名前を挙げると、Aresさん・ぷらいむさん・つだゆーさん・ぺろにかさん・さんばいざーさん・トートさん・ふじきどさん等が挙げられます。
そして、各人にはこの場を借りてお礼申し上げます。

セスの如く、どんどんインストールしていきましょう。


不器用の格ゲー論③:実戦で教えてやる

バニング大尉すき

とまぁ、開幕からバニング大尉あたりが出てきそうな見出しですが、それはさておき…

②の項では、上達に向けた手段の一つとして、「できそうなものを吸収していく」というものを挙げましたが、こちらはまた別のアプローチとなります。

ずばり、「ランクマを回しまくれ」、これに尽きます。
もちろんカジュアルで気軽に遊ぶのも悪くないです。
しかし、ランクマでランクを上げていくということを目標として定めた場合、中途半端にカジュアル等を回すよりも、ランクマを回し続けてトライ&エラーしていった方が私はいいと考えています。

理由としては、カジュアルの場合(一応ラウンジも)LPの増減が起こらず、「カジュアルだし」という思いから、無意識に勝ちへの執念が薄くなっていたのに加え、例え勝ってもLPが増えないので達成感があまりなかったのです。

一方、ランクマの場合、LP増減が発生する関係上、是が非でも勝とうと必死になり、その過程で色々なコンボやテクニック、簡単なキャラ対策を勝手に覚えていきました。
「火事場の馬鹿力」という言葉がありますが、ランクマ(火事場・実戦)だと自分の力が100%発揮される気がするのです。(もちろんその日の体調等で左右したりはしますが)

また、ランクマを回し続けたことにより、一部技のヒット確認等、トレモでもできなかったことがいつの間にか出来るようになりました。
勝ちへの執念が生んだ賜物ですね。

ここまで読んだ方は「あれ?ラウンジは?」と考える方がいると思いますが、ラウンジは少々特殊で、あくまで私の場合ですがTwitterのフォロワーの方等、知り合いとやる機会が多く、その場合普段仲良くしてもらっているからこそ、○○さんに負けたくないという謎のプライドが生まれ、必死になることができました。

知り合いだからこそ、負けられないこともあります。

結局、私はウルトラダイヤになるころにはカジュアルに手を付けないようになりました。

「カジュアルやトレモでの練習はほどほどに、ある程度の段階から(何なら成功率が3割程度でもいいので)は実戦(ランクマ)を重ねて習得を目指すことが上達への近道である。」

つまるところ、「習うより慣れろ」です。

以上、これが私の経験則から導き出した結論でした。


ランクマ日記 ~僕とアレクの3年6ヶ月~

ここからは私がアレックスを使用して、ルーキーからマスターに至る道のりをランクごとに書いていきたいと思います。

うろ覚えのことも多く、○○ランクではこんなことを心掛けた…なんてことは書けないと思いますが、ご勘弁を…

初めましてスト5 (2019/4/26)

私がスト5を始めたのは2019年の4月26日でした。
当時、3rdは既にプレイしていたものの、スト5をプレイする気はあまりなかったです。
しかし、友人がsteamでスト5の無料期間が来てるらしいということを教えてくれたため、それならと重い腰を上げてやってみる運びとなりました。

友人は格ゲーマーではないですが、この時行った友人との対戦はとても楽しかったことを覚えています。

スト5のダウンロード時

初めはそこまで乗り気でなかった私も、友人との対戦・初めてのランクマを経てスト5にのめりこむことになり、セール中だったことも相まって、数日後にスト5の購入を決意しました。速攻でDLCだったアレックスも解放しました

懐かしのルーキー時代、使用キャラはもちろんアレックスです。


ブロンズ期(2019/4/29~5/4)

友情出演:仮面ライダーケタロスさん

そんなこんなで始まった私のスト5人生ですが、3rdをやっていたことで格ゲーの心得はあったため、スーパーブロンズくらいにはすぐ上がることが出来ました。

その後、元々親交があったスト5プレイヤーでユリアン使いのafter_kokoさんや3rd勢でスト5もやっていたgetさんを師と仰ぎ、基礎を叩き込んでいただきました。

その甲斐あって、5月4日にはスーパーブロンズから一気にシルバーまで駆け上がることが出来ました。思ってたより早かった

VS after_kokoさん
VS getさん


シルバー期(2019/5/4~8/2)

友情出演:仮面ライダーヘラクスさん

それぞれシルバーからスーパーシルバーへ上がるのに1か月半、ウルトラシルバーへは1週間、そこからゴールドにたどり着くのに1か月程度かかりました。

さすがにブロンズ時代よりは時間がかかることになりましたが、勧められたアレックス使いの方の動画を見て立ち回りを真似てみたり、コマンド投げの強さに味を占めたりしながら、計3か月ほどでここを抜け出しました。


ゴールド期(2019/8/2~2020/1/9)

友情出演:仮面ライダーコーカサスさん ハイパークロックアップ!

それぞれゴールドからスーパーゴールドが1週間、ウルトラゴールドまでが4か月、そこからプラチナに到達するのに1週間ちょいかかりました。

私はルーキー時代から、まず第一目標としてゴールド帯到達を掲げていたので、到達したことでとりあえずは一安心をします。
更に、そこからトントン拍子にスーパーゴールドまで上がれてしまったので、このままの勢いならプラチナ昇格も夢ではないと浮かれていました。
あんなことが起こるまでは…

ということで上り調子だった私ですが、ここで初めての壁にぶち当たり、スランプを経験します。

スーパーゴールドの場合、ゴールドに負けた際に減少するLPが結構多いのですが、そのうえで連敗を重ねた結果、ゴールドどころかウルトラシルバーまで一気にランクを落とすことになりました。
ウルトラシルバーまで落ちた際には、もう半ば投げやりな気持ちで技を振ってた記憶がありますね…

↑当時のツイートです。とてもつらい…

とはいえ、グズグズしていても何も変わらないのが現実です。
私は立ち回り等を見直しつつ、アレクと共に強くなりたい・勝ちたい一心で奮起してスランプを脱出、年明け前にはウルトラゴールドへ昇格し、年明けから程なくしてプラチナへの昇格することができました。

私の諦めの悪さ、負けず嫌いさ、キャラ愛がいい方向に発揮された感じですね。

プラチナ期(2020/1/9~4/25)

友情出演:ギラティナさん

それぞれプラチナからスーパープラチナ昇格までに1か月半ほど、ウルトラプラチナまでは1か月ちょい、そこから1か月ほどで遂にダイヤモンド昇格を果たしました。

この頃になると基本の立ち回りはできていたので、そこを更にブラッシュアップしたり、相手の無敵暴れ行動(不利な状況を覆すために、無敵判定がある技を振ること、ガードされた時は隙が大きい)に対する読み合いを強く意識するようになりました。

また、スーパープラチナ帯の頃くらいから「今日のランクマ」と称してその日その日のランクマのLP収支や反省点・よかった点を記録してTwitterに投稿するようにもなり、今日まで投稿を続けることになります。

個人的に一番きつかったのがスーパープラチナ帯であり、LPの増減が先ほどのスーパーゴールドと似通っていたため、ここで2度目の壁にぶち当たることになりました。スーパー○○帯、大抵スランプ起こる説

当時私はきつくはあったものの、スーパープラチナを脱し、ウルトラプラチナに昇格、LPも13000まで乗り、あと1000稼げばダイヤモンド帯に…という状況でした。

しかし、そこから急に勝てなくなり、ウルトラプラチナどころかスーパープラチナを超えて、プラチナ帯にまでランクを落とすという、何やらデジャブを感じさせる事態が発生したのです。

幸い、プラチナからスーパープラチナまではすぐに戻せたものの、ただでさえきつかったスーパープラチナ帯を一から登り直すことになりました。

↑当時のツイートです。歴史は繰り返す…

とはいえ、前にも似たようなことを経験した身として、もう一度這い上がってやるという決意のもと、12日間でLPを13000まで戻すことに成功しました。

そしてスト5を初めてプレイした日から、1年という節目を直前に控えた4月25日、ついにその日が訪れました…それは…

念願だったダイヤモンド帯への昇格です!

↑当時のツイートです。あまりの嬉しさに思わず涙ぐみました。


ダイヤモンド期(2020/4/25~2022/11/6)

友情出演:杜王町の皆さん

ついにやって来ました無差別帯ことダイヤモンド帯です。
最初に触れたように、ここからはダイヤモンドから一番上のランクであるウォーロードに至るまで、全てのランクのプレイヤーとマッチングするようになります。

無論、その性質上プロゲーマーの方と当たることも日常茶飯事となります。
ダイヤモンド上がりたてでプロゲーマーと当たると、軽い恐怖体験ができますね。戦力差はアリと戦車レベル

とはいえ、我々一般人のパンピーがプロと対戦できるのは、通常のスポーツや競技では難しいことであり、初めてプロの方と当たったときは本当に嬉しかったです。

世界一有名なプロゲーマーと言っても過言ではない、ウメハラさんと当たった時の画像です。
サブキャラということもあり、運良く一勝することができました。

また、ダイヤモンドの上がりたての頃にカジュアルで対戦をした時は、まさに「俺より強いやつに会いに行く」という状態であり、武者震いが止まりませんでした。ゾクゾクするねぇ

ここでは、ダイヤモンドからスーパーダイヤモンド昇格に2か月、スーパーダイヤモンドからウルトラダイヤモンドへは8か月、そして最後の関門であるマスターへは、ウルトラダイヤモンド初昇格から1年8か月という膨大な時間を要しました。

ちなみに、それらを合計すると2年6か月もの間いた計算になります。ダイヤに囚われ続けた男

まず、最初のダイヤモンドですが、ここはあまり問題ありませんでした。
確かにいきなり猛者とマッチングさせられるため、最初の方は伸び悩んだりもしますが、このランクでは格上に一試合でも勝てばかなりのLPをもらえる一方、どのランク帯に負けてもそこまでLPが減らないため、LPが「増えやすく減りにくい」という感じになっています。

実際、継続して取り組めば、無理なくスーパーダイヤモンドには昇格できると思います。
私も先述の通り、2か月で昇格しました。

問題は次の2つのランクで、ここから一筋縄ではいかない戦いとなっていきます。
スーパーダイヤモンドにおいては、負けた時に減るLPが増えたほか、特に格下のダイヤモンドのプレイヤーに負けた場合、かなりのLPが持っていかれます。

そしてウルトラダイヤモンドにおいては、その傾向が強くなり、ダイヤモンドのプレイヤーに一試合負けただけで、例え二勝一敗で終えたとしてもLP収支がマイナスとなります。
二勝一敗ということで勝率自体は上がるのにLPは減っているという様子は、さながら会社経営において売上自体は出せているが、利益に関しては赤字であるという状態に似ている気がします。

そんなこんなで、LPを上げては下げてを何度も繰り返し、2つのランク帯を反復横跳びのように往復することが日常茶飯事となりました。

特に印象に残っているのは昨年9月、ウルトラダイヤモンド帯にいた時の事件でした。
当時は珍しく調子がよく、マスターへの折り返し地点ともいえる27500を越えて、28900までLPを上げていました。

ここまで来ればマスター(30000)も目と鼻の先…と思った矢先、これまた唐突に勝てなくなり、一気に27000まで下落しました。
マスター昇格も夢ではない状況だっただけにショックは大きく、その日ばかりはお酒の力に頼るほど動揺していました。

荒ぶりながら飲酒しようとする私です。躍動感半端ないですね。

翌日以降も不調は続き、終いにはスーパーダイヤモンドまで転落する羽目になりました。
史上初のLP-4000という現実が、容赦なく私の心を折りにかかったのです。

しかし、「落ちるとこまで落ちたのなら、後はもう一回上げるだけ」という思いや、Twitterのフォロワーさんの励ましがあったり、とあるフォロワーさんと交わした「絶対にマスターに上がってみせる」という約束を思い出し、三度私は奮起することになりました。何度でも蘇るさ!

それに、向かい風ばかりではありませんでした。
元々、アップデート(バランス調整)のたびに強化を受けていたアレックスですが、今年3月の実質最後のバランス調整において、アレックスは更なる超強化を受けたのです。やったぜ

とりあえず超強化されました。

強化された勢いに乗ってマスターへ一直線…とは残念ながらなりませんでしたが、やはりマスター昇格の一因として、この調整は大きかったと思います。

さて、この時期以降、私が大学4年生になるということもあり、就職活動・卒業論文執筆・Pカップ等でスト5をお休みすることも多くなりました。
大好きなスト5をできないのはもどかしいですが、自分の将来を考えた時に「今頑張っておけば、後から楽になる」とか、「スト5(マスター)は逃げないから大丈夫」という結論に至り、まずは目の前の個人的課題を解決することに尽力しました。

無限就活編、開始…!

結果、第一志望だった企業から内定をいただき、8月から始めた卒業論文執筆も「1日1000字書く」をスローガンにコツコツ進めて、無事に書き終えることができました。

そうしてようやくスト5本格復帰に至るわけですが、9月下旬ごろから徐々に流れが変わり始めます。
元々、8月にLPを27000まで上げたうえでしばらくスト5を休んでいたのですが、復帰後の9月25日にLPを1200ほど落として26000に逆戻りしてしまいました。

しかし、そこから吹っ切れたのか、ここから勢いに乗ってLPを上げていくことになり、9月28日にはあっという間に27000まで押し戻すことに成功したのです。

月が変わった10月、アケコンのボタン破損というハプニングや、私がプレイしていたシャニマスのPカップ(イベラン)・MUGEN BEAT(ライブ)もあって、月の下旬まではスト5をお休みしていました。

それらが落ち着いた10月25日、満を持してスト5に復帰したのですが、正直ブランクもありLPを上げれるか不安な状態でした。
ただ、その思いは杞憂であり、復帰直後から安定した動きでLPを右肩上がりさせることに成功したのです。Pカップで忍耐力を鍛えたおかげかも

時にLPを落とすこともありましたが、その日のうちに上げ直していき、11月にはLP29000の大台に乗せることができました。
ここら辺では、無理に大きくLPを上げようとするのではなく、1日の目標を「LP+140(=ダイヤモンド帯に4勝した時の獲得LP)」目安と定めていたのが功を奏したと思っています。

理由としては、私の経験上、ランクマをプレイする時間が長くなるのに反比例してLPが落ちていく傾向があったため、短期決戦を心掛けた方がいいと考えたからです。

そして11月6日、運命の日がやってきます。
あと520ほど上げればマスターという状況で、この際一気にマスター目指すかと思い立ち、朝からランクマを回していました。
29800程度まではすんなり上がりましたが、そこからあと一押しというところで猛者の方たちに阻まれてもどかしい思いをします。

しかし、諦めずにランクマを回し続けた結果、画面にはマスター(MASTER)という文字が映し出されていました…!

↑当時のツイートです。積年の念願、成就…!

こちらはマスターに至るまでのLP増減を示したグラフです。
9月26日からは一度も落とすことなく、ここまで駆け抜けました。
出典:私設シャドノレー観測所 My Rank(https://sfv.halipe.co/myrank/toriniku_3rd)


おわりに ~マスターへ昇格して~

アレックス!終わったよ…

さて、いざマスターに昇格してみた感想ですが、もちろん嬉しさもある一方で、ようやく旅の終わりにたどり着いたという解放感の方が強かった気がします。

ダイヤモンド昇格時は思わず涙ぐみましたが、今回は第一声が「終わったッー!」「お疲れさんでした~」だったので、よほどランクマに囚われていたことが分かりますね。

ここまで、試合数はランクマ15951試合(勝ち7941戦・負け8010戦・勝率49.78%)・カジュアル3422試合・ラウンジ2513試合の計21886試合を数え、プレイ時間に至っては2340時間(日数換算で97日と12時間)という結果となりました。昔のゲームだったらカンストしてるやつ

私は大学に入学した4月にスト5を始め、マスター到達は大学4年生の後半となったので、実質私の大学生活はスト5と共にありました。
勉学に励み、友人と遊び、そしてスト5をやりこみと、とても充実した大学生活であったと思えているので、全く後悔はないです。

また、このスト5を通じて多くの出会いがありました。
多すぎて一人一人の名前を挙げることはできませんが、本当にありがとうございました!
アレックスの存在もありますが、やはり皆様の応援や励ましがあったおかげで、ここまで来れたと感じています。

目標到達ということで、グランドマスター目指してまたランクマ回すかは不明ですが、どちらにせよしばらくランクマはお休みさせてもらおうと考えています。

そんなこんな好き勝手書いてたら、既に文字数が13000字に迫る勢いなので、そろそろ筆を置かせていただこうと思います。まさかの前回超え
来年には「ストリートファイター6」も発売予定ということで、これからもストリートファイターシリーズ、ひいては格闘ゲーム業界全体の未来が明るくなっていくことを願っています。

Twitterもやっているので、何かあればそちらまでどうぞ→@toriniku89

こんな長文を最後までお読みいただき本当にありがとうございました!
それではまたどこかでお会いしましょう!

オチ担当ってコト…!?



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