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金融ハイスぺメンズにモテるための会話のスキルアップ

時折、恋愛相談のDMや質問箱が来る。
SNSでフォロワーがちょっと多いだけの見ず知らずの人に相談するのが本当にその人の為になるのかは、まだ自信が持てないが、これも何かの縁だし、長文できた本当に切実そうなものにはきちんと返してきた。同時に、「いつか公開していいか」を確認してきた(センシティブな部分は伏せるなどしたうえで)。

これは、そんな相談の記録です。

相談内容

DMの内容は都合により伏せますが、金融界隈のハイスペと会話で盛り上がり、付き合うためにはどうしたら良いか、というご相談でした。

鳥木の回答

まず、金融クラスタの特徴を知ることが大事です。
金融クラスタの特徴ですが、多くの人はプライベートでも仕事の話をします。たまにしない人もいますが、個人的な感覚だと結構少数派です。なので、普通に飲んでるときも業界の話とかをします。

一方で、他業界の女性が食い気味に金融業界の話をしてくるのはかなり嫌われます。が、一方で、矛盾するようですが業界の話が一定程度できないと飲み会やデートでマジで話すことがなくなり相槌を打つだけの置物と化します
これが金融クラスタハイスペと付き合うのが難しい所以です。

この矛盾を乗り越えるには、①最低限金融業界の話をしたときにベースはきちんとわかる、②そのうえで(業界知識とは関係ない点で)知的に興味深いことを言える/質問できる、の2点が恐らく大事です。

さて、そのために何が必要でしょうか。いくつか思いつくところ書いてみます。

  1. 日経新聞で最低限の知識を身に着ける
    金融クラスタは日経新聞をバカにしています。
    一方で、日経を読めない、理解できない人の事はもっとバカにしています。

    つまり日経は足切り試験です。
    最低限の知識がないとバカだと思われる傾向があるので、ここは馬力で勉強してください。
    読んで言っている意味が分かるくらいでいいんです。本屋に行って、日経が読めるための〇〇みたいな、就活生向けでもいいので買って読むとよいかと思います。

    経済学とかの学問的なことを理解する必要はないですし、規制やマーケットの細部を理解する必要はないです。*ぶっちゃけその辺りについては金融クラスタの人でもわかってない人も結構います。

  2. 雑学的なビジネス知識を身に着ける
    次に、金融ビジネス関連の話題をしている時に知的に見えるために恐らく一番コスパが良いのは、”四季報的な情報”を理解する事です。

    例えば有名な会社(B2BだけでなくB2C)について、だいたいこの会社の事業はこういう内容で、稼ぎ方はこれで、将来的にこうなるといわれてる、くらいだけでよいです。
    例えば、ニトリ。家具を売っていますが、自社で商品の企画から物流まで一貫して行っており、低価格なのに高品質。会社としても高利益率です。これまで30年間以上売上を伸ばしてきていて、コロナ下でも好調。社長が毎年年始にその年の年末の日経平均株価を予想してて、それが結構当たっています。
    日経を読むだけじゃなく、こういうのを日々2-3の話題について興味を持って調べるだけでよいです。1日30分あれば大丈夫。調べ方は googleでオッケー。それ以上の深い知識はお相手の金融クラスタハイスペに語らせましょう。

  3. 自分のフィールドに引き込んで面白い話題に昇華させる
    ここまでは前述の①最低限の知識、の対策ですが、ここからは②の対策です。これ以上金融や経済の勉強そのものをするのはコスパが悪いです。
    相手は”プロ”なので。
    金融と関連付けて、「貴方が良く知っていることについて」、興味深い話をできるようにしてください。

    ①自分の業界での、金融に関連する話をする
    例えば、貴方が勤めているのが音楽業界なら、上記のニトリのように、業界の会社について調べて話せるようにしてもよいです。音楽系もいっぱいあって、楽器のメーカー、音楽配信業者、CDレーベルなど様々あります。ボブディランやテイラースウィフトの楽曲がファンドに数百億円で買われている話を、貴方の詳しい音楽業界のトレンドと合わせて話すだけで、相手にはとても知的に聞こえます。
    こうしたジャンルの話題を調べて、ちらっと話せるようにしておいてください。 できる限りあなたが慣れ親しんだ話が良いです。実体験を交えて語れるような。
    ②相手の言っていることを自分の業界の事例で例える
    少々高度ですが、金融ハイスぺが難しい話をしたときに、「それってうちの業界でいうと〇〇みたいなもの?」という例えをする方法です。
    こういう発言をするには、
    「相手の言っていることを断片的にでも理解→要点をまとめる(抽象化・構造化)→自分の知っている事例に当てはめる(具体化・仮説の設定)→そこで生じる疑問点を洗い出す(問いの設定)」、
    という込み入った作業が必要です。

    一般的にこういう質問や例えができる人は知的だと思われる傾向にありますし、知的パズルが好きなタイプ(金融関連に多い)には上手くできるとけっこうウケます。

    どうやったらできるようになるか、というと難しいのですが、普段からニュースや話相手の話の内容について、「自分の良く知っている話に例えると〇〇ってことかなぁ」と考える癖をつけるとよいですかね。
    最後は応用編になりましたが、ぜひ頑張ってみてください・


健闘を祈ります。

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