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スプラはコーチング(指導)でなくティーチング(伝授)動画を参考にした方が100倍楽しくなる

突然ですが・・

『赤いトマトを想像しないでください。』

こう言われた時、あなたは真っ赤なポルシェやリンゴ、青い海、白い雲などが思い浮かぶだろうか?

頭の中に、赤いトマトが浮かんだのではないだろうか。
(もし、トマト以外の物が浮かんだ人は、ここから先読んでも意味がないのでブラウザバックしてください。)

「脳は否定形を理解できない」のだそう。

実際、『赤いトマトを想像するな!』と言われて、あなたは赤いトマトを想像したはずです。

それなのに、スプラの解説で『〇〇するな!』という動画を見て「参考になった」と思ってはいないだろうか?

以前から僕は、スプラが『上手くなりたい』と思っている人ほど、スプラが"つまらなくなってしまう"方法を選んでしまっているのが多いように感じている。

それらのコーチング(指導)動画は、逆効果だということを解説します。


『〇〇するな!』という解説動画を見るほどスプラはつまらなくなる

「否定形で物事を考えると、それをより意識してしまい、否定形で考えた行動をしてしまう」と言われています。

タイガー・ウッズはライバルのパットに『入れ!』と願うのだそう。

その理由は、『入るな!』と願うと、ミスショットの具体的なイメージが潜在意識にこびり付き、自分のプレーに悪影響を及ぼしてしまうから。

つまり、『〇〇するな!』という解説動画を見てしまうと、あなたはその『〇〇』という行動を強く意識してしまいます。

そういった解説動画が、参考になると僕は思いません。

負けの原因である『〇〇』という行動が常に頭によぎってしまうので、「上達しにくい」と断言します。

スプラで味方批判が多いのは、『〇〇するな!』という解説動画が多いのも理由の一つであると僕は思っている。

負けた原因がハッキリ分かるという意味では、確かに参考になるかもしれない。
しかし、勝つために取るべき方法は分からない。

動画を見る→負ける→改善策が見つからない。

だから、味方が取った『〇〇』という行動を批判してしまうのです。

それって、もの凄くスプラがつまらなくなっていると思います。

一流のプレイヤーはティーチング(伝授)で育つ

北島康介選手、萩野公介選手ら、指導した選手が水泳オリンピックで計5つ金メダルを獲得している平井コーチはこう言っています。

心掛けているのは、「○○するな」といった「否定語」を使わないということです。

選手指導では「コーチング以前にティーチングをする」という自分の原則を持っています。

野球界のスーパースター、大谷翔平を育てた栗山監督。イチロー、野茂英雄を育てた仰木監督。

一流選手の指導者に共通して言えるのは、否定語を使う「指導」をしていないこと。

ティーチング(伝授)に選手以上の実績は必要ない

「名選手は名監督にあらず」とよく言われるが、

凄い実績を持つ選手ほど「自分のやり方が正しい」と絶対の自信を持っており、選手に「○○するな」といったコーチング(指導)をしがちだからだと思う。

言い換えると、「○○するな」といった「コーチング(指導)」には監督が選手以上の実績を持っていることが不可欠だ。

大谷翔平やイチロー以上の実績を持っている選手は過去に存在しない。
だから彼らは、そういった"指導"を受けていない。

ティーチング(伝授)には、監督が選手以上の実績である必要はないのである。

スプラの世界ではコーチング(指導)がまん延している

上手いプレイヤーが「○○するな」といったコーチング(指導)した場合、いかにも説得力ありそうだが、その指導方法は最適ではない。

常に結果が求められるプロスポーツの世界でさえそうなのだから、趣味の世界で「○○するな」といった指導に耳を傾ける必要はない

『XPが高い人の意見には逆らえない』

『XPが低い人の考察より、XPが高い人の意見が正しい』

TwitterではXP至上主義のような意見を目にすることが多い。

その理由は、スプラの世界でコーチング(指導)がまん延しているからだと思う。

スプラだけではない。ピアノやサッカー、野球など。アマチュアの指導者には、コーチング(指導)がまん延している。

『コーチが否定してばかりで、子どもが自信を無くしてしまった・・』というのは、残念ながらよくある話のように思う。

中央展開でもウデマエは上がる

スプラ2の時に、「コーチング」動画でよく横から展開するように指導していたが、僕自身は中央展開一択でもウデマエアップ出来た。

選択肢として「横からの展開」も出来た方が良いのは間違いない。

しかし、その選択肢が常に「正解」というワケではない。

中央展開すると

  • 味方全員が中央から攻める=局所的な人数有利が作れる

  • 味方が横や裏から展開する=自分が正面で敵のヘイトを買えば、それが刺さる

その動画が流行ったおかげか、敵が勝手に中央を手薄にしてくれるので、中央展開で局所的人数有利でゴリ押す方が僕は勝ちやすかったw
(あくまでも個人的な体験です)

ヒッセンやホクサイなど奇襲が必須なブキだと、横からの展開が大事になると思う。
※僕は奇襲が苦手だから、ヒッセンはめちゃくちゃ難しい。スクスロの方がお手軽だと思う。

否定語の反対だけが肯定ではない

僕はほとんどの否定語を「Let It Be(そのままで良いんだよ)」に置き換えるようにしている。

「負けない・投げ出さない・逃げ出さない」それが大事といった内容の昔流行った歌詞がある。

これを肯定の言葉に置き換えると「勝つ・やり遂げる・前へ進む」と捉えがちだが、
「Let It Be(そのままで良いんだよ)」に置き換えると、

「負けそうになって良い、投げ出しそうになっても良い、逃げ出したくなっても良い。」

自分のネガティブな感情を否定するのでなく、「そのままで良い」と肯定すると、僕は気持ちが楽になる。

だから、否定語を使った解説動画を見ているプレイヤーは、「Let It Be(そのままで良いんだよ)」と自分のプレイを肯定してほしい。

『上手くなりたい』と思っている時点であなたは最高の状態だ。だから、そのままで良い。

否定語を使った解説動画を参考にして上達したプレイヤーもいるだろうが、果たしてスプラトゥーンが楽しくなったのだろうか?

コーチング(指導)動画を習慣的に見ていると、試合中にその否定された行動を取っただけで「負け」を悟ったり、諦めてしまうと思う。

少なくとも、初心者が参考にするべきと僕は思わない。

「肯定語」を使ったティーチング(伝授)の解説動画を参考にしよう

幸いなことにスプラの世界でも、「肯定語」を使ったティーチング(伝授)の解説動画を投稿している人も多い。

特に、サーモンランの上位勢は「肯定語」を使ったティーチングでノウハウを伝授してくれる人がほとんどだ。

対人では、わかば・もみじ系統のプレイヤーは、「肯定語」を使ったティーチングの解説動画を投稿している人が多い。

肯定する動画を見ていると、敵や味方を「上手い」と感じやすくなると思う。

批判する点や悪いところを見つけるのでなく、良いところを見つけやすい。

勝っても負けても、良いところを見つけられれば、あとはそれを真似すれば自然と上達する。
そうやって「楽しい」好循環が生まれる。

3になってから解説動画をあまり見なくなったので、おすすめの解説動画投稿者がいたらコメントなどで教えてくださいw

僕は名曲Let It Beの和訳の動画を置いておく。

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