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過去の好ましくない体験が、これからの好ましい体験に繋がる

『あなたにとって”勉強”とは、好ましい体験ですか?それとも、好ましくない体験ですか?』

こう聞かれたら、あなたはどう答えるだろうか。

対戦ゲームと勉強は、似ているなぁって思う。

勉強って「不快・苦痛・退屈」こんなイメージですよね。スプラで負けた時の感情も、まさにこれ。

だけど、今勉強することは、
将来の自分にとって「快・楽・喜び」好ましい体験を出来るのは、何となくイメージが出来ると思う。

つまり勉強は、今の自分にとって苦痛の好ましくない体験だけど、
将来の自分にとって喜びの好ましい体験が出来る。

これと全っっっったく同じことが、対戦ゲームの「負け」だと思う。

勉強は「好ましい体験」になるまで時間がかかる

『勉強は、好ましくない体験だ!』と思う人もいるだろうけど、

かと言って『全く勉強しない人生が好ましいか?』と言われると、そうでもない気がするのでないだろうか。

これは、論点が違う。
「何が(What)」役に立つと考えるか、
「いつ(When)」役に立つと考えるか。

勉強も負けも、『何の役に立つか分からない』と思うと、退屈に感じてしまう。

『この経験はいつ人生の役に立つんだろう?』と
"何が"でなく、"いつ"と考えることが、勉強と対戦ゲームで「学ぶ楽しさ」を味わうのに大事。

勉強は楽しくない。
しかし、勉強してきた事が将来役に立つ機会はたくさんある。

良い大学や良い会社に入ったり、自分の「やりたい分野」が見つかり、それを仕事にすることもある。 

1年・2年と長い目で見ると、勉強は好ましい体験に変わる。

勝ちと負けは、好ましい体験が出来る時期が違うだけ

ここからはゲームの話。
対戦ゲームで成長するとは、今の自分に出来ないことが出来るようになること。

勝って今の実力のままで満足するよりも、
自分よりちょっと強いプレイヤーと試合して負けるほうが、良い練習になるし、発見や学びがある。

負けは、今の自分にとっては勉強なので「不快・苦痛・退屈」だけど、その先には上達による「快・楽・喜び」の体験が待っている。

つまり、対戦ゲームは
勝ち=今の自分にとって好ましい体験
負け=将来の自分にとって好ましい体験

勝っても負けても、好ましい体験が出来るから、努力(挑戦)することに意義がある。

ゲームの勝敗なんて、極論言えばどうでも良いんですよね。むしろ、負けて学んだ方が長い期間好ましい体験が出来ることの方が多い。

誰も否定しない反省が、成長への架け橋

前回のnoteで一流プレイヤーが負けを成長に繋げる習慣についてまとめた。

多くの人に読んでいただき『ゲーム以外でも役に立つ』との嬉しいコメントも頂いた。(ありがとうございます!)

失敗(負け)を成長に繋げるには、自分のやり方を改善しなければならない。
一流プレイヤーは負けて反省し、自分の課題を見付けている。

しかし、きっと多くのプレイヤーが、負けた時に反省しようとすると、成長とは逆の「萎えて」しまうと思う。

(たとえば、エイム悪すぎ・・みたいな。)

反省する上で大事なのは、「誰のプレイも否定しない」ことだ。

一流プレイヤーは、ネガティブな思考の反省はしない。反省というよりも「分析」してふり返る事で成長していると思う。

『ここは良かったけど、ここは課題だなー。』みたいに、良いところも必ず見つけて、負けを前向きに捉えて欲しい。

勉強した責任とは?

「負けたら誰かの責任」という考え方は、負けて学ぶ事が出来ない、プライドの高い人間の思考だ。

負けが将来の自分にとって役に立つ可能性が高いとすれば、「負けた(勉強した)責任が誰かにある」って考え方自体がおかしいですよね。

これを読んでいる時点で、あなたは学ぶ意欲がある証拠。
一流プレイヤーと同じ「負けて学ぶ事が出来る」思考の人間だ。

だから、「誰のプレイも否定しない」のを自分に言い聞かせてプレイして欲しい。

スプラで『味方批判はよくない』という意見は僕も同意するけど、
味方批判をしない代わりに、「自分を必要以上に責める」ことは、決して他人に誇れる習慣ではない。

誰の批判もしないのが大事。
なぜなら、あなたの言葉はインフルエンサー以上に影響力があるからだ。

あなたの言葉は最も説得力がある

説得力を高める要素は
『何を言うかではなく、誰が言うか』とよく言われる。

一流プレイヤーが言うのと、僕のような何の実績もない三流プレイヤーが言うのとでは、まるで説得力が違うだろう。

しかし、自分に対して最も説得力を持たすのは、自分の言葉だ。

あなたが自身を「批判」するのは、他の誰の批判より最も説得力がある。
だから、自分を批判するのはやめましょう。

『なんでこんなにプレイしているのに、自分は下手なままなのだろう・・』
と思ったら、自分が出来るようになった事の方がたくさんあるはずだから、自分で自分を誉めてほしい。

味方を批判しない優しい人ほど、自分に対しては厳しい批判をしてしまいがち。
その優しさを、自分自身にも向けるべき。

人生で役に立たない「学び」などない

ゲームにおける負けとは、勉強と同じ「学び」でもある。

あなたも振り返ると、ゲームの成長において負けた経験が糧になっていると感じるのではないだろうか。

社会経験のある大人しか分からないかもしれないけど、『絶対に将来役に立たない』と思っていた勉強が、意外と将来社会に出ると役に立つ。

僕は、この本を読んで勉強に目覚めたので、興味があったら読むのをオススメ。
(※アフィリンクではありません。)

当時は月80時間残業しながら、月80時間勉強していた・・。勉強が「楽しい」と思えたから。
その勉強を続けた結果、今は10年以上残業無し・土日祝出勤なしの超ホワイト企業に転職出来た。

僕の人生を変えたと言っても過言ではない良書です。

反省して学ぶか?試行回数で学ぶか?

一流プレイヤーが成長し続ける秘訣は「負けて反省する」ことなのだが

この反省・分析は、自分より上手いプレイヤーが居ない(少ない)場合に、成長する為に仕方なく自分で課題を見つける方法・習慣だ。

僕も含め多くのプレイヤーは、「単純にプレイ回数が足りない」のが課題のように思う。

練度を高めることが目的なので、必ずしも負けて反省が必要というわけではない。

1日1時間程度しかプレイできないなら、僕はむしろ、必要以上の反省はしない(=気が滅入らない)ように心がけた方が良いと思う。

反省するまでもなく、試行回数を重ねるだけでお手軽に課題を見つけやすい。

「負けて、自分よりちょっと上手い相手から学ぶ」のが手っ取り早く、最も効果的だと僕自身は思っている。

試行回数×楽しさ=成長速度

「好きこそ物の上手なれ」とも言うが、
『努力する者は、楽しむ者に勝てない』という格言がある。

それを計算式で表すと、試行回数×楽しさ=成長速度になると思う。

試行回数には限度があるが、「楽しさ」には限度がない。

「ゲームが好き、楽しい!」状態というのは、無限の可能性を秘めている。
(ゲームに限らず、「楽しい」と感じる勉強は、無限の可能性がある。)

対戦ゲームで今の自分より上手くなるには、いかに「前向きに負けを受け入れるか」が大事だと僕は考えている。

「自分より上手いプレイヤーが相手になって、自分の足りないモノ・課題を教えてもらった」

その結果として負けを捉える事が出来ると、僕はスプラ3でXマッチが成長へと繋がると思う。

素直に勝る天才なし

勉強で、テストで高得点を取るのと引き換えに、自分の考え方に固執し、他人を見下す人がいる。
(スプラでも居ますよねw)

残念ながら、そういう人は勉強で将来受け取れる好ましい体験が少なく、せっかくの努力が『何の役にも立たない』と感じてしまうんじゃないかなぁと思う。

僕も若い頃、勉強など将来役に立たないと思っていたし、努力が『何の役にも立たない』と感じた経験がある。

勉強がどれだけ役に立つかは、結果でなく過程で変わる。

素直な心を持ち続けること、強い意志を持ち続けること。
これらを継続することによって、「勉強を続けた意味」が生まれる。

ゲームも同じ。結果(XP)でなく、過程(楽しさ)が大事。
そう思ってプレイ出来れば、あなたが『何の役にも立たない』と感じることはないはずだ。

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