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蒐集 星が流れてく

前半ベースの話、後半軽音ROCKの想い出話です。

最近22万円のベースが欲しいです。

Gibson サンダーバードのノンリバース。60年代の数年間しか生産されてなかったノンリバモデル、何回か復刻されましたが今年もその一環です。ネットでは英文のみの案内サイトがオープンした頃から話題になってたみたいです。東京の楽器屋に並んだら試奏に行きたいですね。こうやって生で触れられるのが東京の良さです。もちろんGibsonというブランドにそんなに興味はないから、Grecoあたりに廉価コピーモデルがあればベストです。kaminariギターがもっと安ければ、最高なのですが……。

もしこのベースを買ってしまったら自宅にベースが4本あることになります。1本森君に貸してるジャズベがあるのでそれを入れたら5本です(あれいつ返ってくるんだ?)。アマチュアにそんなやつあんまりいません。ベースなんて絶対に1本でいい。足元やパソコンでいくらでも音変えれる。でも見た目は変えられないから、集めてしまう。見た目だけでいえばほしいベースはもっとたくさんある。ムスタング、ジャガー、SG、テレキャスターベース(OPB?)、SB-1Cなどなど。60年代のビザールなんて全部面白い。もっと人前で演奏できる機会があれば使い分けができて最高なんですが……。そんな感じで、蒐集しています。音的には以前紹介したこのベースで十分。

サンダーバードを欲しがると自然とTHE YELLOW MONKEYを聴いてしまう。The Whoもほぼ通ってない、GO!GO!7188もそんなに聴いてない俺にとって名うてのサンダーバーダーといえばイエモンの廣瀬洋一である。ピック弾きでしか表現できないゴリっとしたローミッドで、グリスを入れながら4度5度を挟んでスケールを駆け上がるフレーズが好き。音数のそんなに多くないバンドだからこそ、Aメロやサビの裏で印象的な音の埋め方をしてくる。リフメイカーって感じ。冗談じゃないね。そしてイエモンのコピー動画を見るうちにまたサンダーバードが欲しくなり、またイエモンをきき、そういう相乗効果で今22万の価値を調べています。世間で22万のものがあったら教えてください。あとGrecoのサンダーバードがあったら教えてください、そっちの方が欲しいです。

もし私がサンダーバードを買ったあかつきにはFacebookやインスタのストーリーにイエモンのコピー動画をあげたい、特にFacebookの友人にはイエモンど真ん中世代のおじさんおばさんが多いのでその心を射抜きたいのだが、2011年ベースパー練中級の課題曲に「バラ色の日々」、2013年あたりのボーカルかギターのパー練か合宿特訓の課題曲に「太陽が燃えている」を選んでくるわれらが大阪大学軽音ROCKなので、そういった人たちの目にさらされる場でイエモンを弾くのは気が引ける。そういうエモさのあるバンド好きだよな~軽音ROCK。上の代の"神OB"とよばれる人たちがイエモンのコピーバンドをやっていて、ことあるごとにその間の代の先輩から「まさにドリームマッチだよね」と聞かされていたりとかもしていたので、そういうのひっくるめて軽音ROCKと関係ないところで「バラ色の日々」をアコースティックでカバーして諏訪金でやったときは気持ちよかったですね。1個上の代もシナモン・カルダモンという名前でイエモンをやっていて、私はそのバンドを結構好んでいました。あと俺はめちゃくちゃベースが下手なので絶対に支持を得ない。軽音ROCKでの4年間が私の音楽生活に落とした影は大きい。軽音ROCKの想い出もいつか書きましょう。

軽音ROCK ミーツ イエモンで思い出すのが、2011年関大ジョイントライブでイエモンのコピーバンド(名前忘れた)のギターを弾いていた「関大のジェフ・ベック」とよばれていた2個上の関大のギタリストである。あいつ今何してる?サーフグリーンのストラトを弾いてた記憶があるけど合ってる?1個上と1個下の代は関大とのつながりが強かったが、2個上はどうだったかあんまりわかんない、印象的なのは関大の学食でやったライブの打ち上げで、うちの大学の先輩女性たちが5人ぐらいで食べ物を取りに行こうと並んでたら関大の元気な男性が割り込みかけて、「偏差値かんがえろ!偏差値かんがえろ!」って面白がってて、うちの先輩たちが苦笑いすらしていなかった記憶だ。1個上の代の時は打ち上げが居酒屋で、それに向かう道中でうちの後輩2人(男女)がお互いの恋愛の話をしていて、そういうことを語れる秘密の仲、みたいな空気を出していて、どの学年でもこういうこと起こるんだなと思った。俺らの代が幹部の頃の打ち上げはまた学食に戻り、関西人なのにDeNAのファンでスマホのホーム画面を中村紀洋にしていた人と仲良く話した。年下の女性に「去年も英語でMCしてるバンドありましたよね?そういう系譜ですか?」って聞かれ、みんな「そんなのいたっけなあ」となってた。MR.COCKYは2個上の代で出演してたし。まあそういう、サークルに存在するのはライブに出た演者だけじゃなく、むしろそうじゃない人がたくさんいる、そういう当たり前のことをかみしめられるのが打ち上げの想い出。あと毎年、関大キャンパス内のエスカレーターとかホールのデカさとかにあてられて「すげぇ……」ってみんななるね。

あーライブやりてーそういう団体的なやつの!

そりゃそうね。

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