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健康的で文化的な生活を送ってみた私の変化 【#日常に随筆を】

こんばんは,2022年が100日もなく終わってしまうことを知って,1年ってあっという間なんだなと思いながら日々過ごしております.

今日は久しぶりに,随筆を書こうかなと思います.最近は私小説ばかりでしたから.

7月から3ヶ月間休職して,所謂「大学生」らしい生活をしていました.ちょうど論文の締切に合わせて長期のお休みをいただき,学生としての本分を全うしておりました.

7月上旬の出勤で,ついに指摘された遅刻の多さ.むしろ今まで耐えていたことが驚きですが,流石に怒られてしまいました.私は「やっぱりそうなるよね」と思いながら,10分遅れて現場に到着.張り詰めた空気の中,現場監督に呼ばれてみんなと離れた場所へ.

私はこの遅刻の多さを自覚しているし,しっかり対策を講じています.出勤の時は1時間前行動になるように電車の時間を調べて,カレンダーには起床してから現場に着くまで綿密に,アラームは5分おきにしてタイマー代わりに.それでもなぜか遅れてしまう.これには然るべき理由がありました.

一つは,ADHD.

ADHDは、「注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害」とも呼ばれ、不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(思いつくと行動してしまう)といった症状が見られる障害です。症状の現れ方によって「不注意優勢に存在」「多動・衝動優勢に存在」「混合して存在」と分類されます。
ADHDのあるお子さまは、その特性により授業中、集中することが難しかったり、忘れ物が多いなどがあり、叱られることが多くなりがちです。叱られることが増えていくと、自信を失い、追い詰められてしまうということもあるので、お子さまの特性を理解し接することが大切です。以前は「注意欠陥・多動性障害」という診断名でしたが、2013年に刊行された「DSM-5」で、「注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害」に変更されました。

LITALOCOジュニア https://junior.litalico.jp/about/hattatsu/adhd/ 

私は「不注意傾向」が強く,忘れ物が多かったり,時間を守れなかったり,一般的にあるこのようなことの頻度が尋常ではありません.どんなに対策をしても,期限や約束の時間に遅れたり,何をしたか,どこに置いたかを覚えられずに行き先の途中と家を何往復をするのを毎日のようにやっています.

困ることも多いですが,小学生の頃からずっと変わっていないためにもう慣れてしまいました.だから対策を講じることができるのです.

もう一つは,起立性調節障害.

たちくらみ、失神、朝起き不良、倦怠感、動悸、頭痛などの症状を伴い、思春期に好発する自律神経機能不全の一つです。
過去には思春期の一時的な生理的変化であり身体的、社会的に予後は良いとされていましたが、近年の研究によって重症ODでは自律神経による循環調節(とくに上半身、脳への血流低下)が障害され日常生活が著しく損なわれ、長期に及ぶ不登校状態やひきこもりを起こし、学校生活やその後の社会復帰に大きな支障となることが明らかになりました。
発症の早期から重症度に応じた適切な治療と家庭生活や学校生活における環境調整を行い、適正な対応を行うことが不可欠です。

一般社団法人 小児心身医学会 https://www.jisinsin.jp/general/detail/detail_01/ 

これがまた厄介で,慢性的なたちくらみと,朝起床困難,朝起床時の頭痛
や倦怠感が主に私に襲いかかっています.そのため,目覚めてから起き上がるまでにかなりの時間を要する他,仕事は1時間半の電車出勤で,午前からフルタイムで勤務するため,必然的に朝が早くなります.そう,地獄のようなスケジュールということです.

つまり,朝常に体調不良で起きれない→1時間前行動していても遅刻→怒られて鬱気味→次回出勤時から胃痛も併発→…という負のサイクルを送ること3ヶ月.私は耐えきれずに予定より早めの長期休職を選択しました.

このことをそのまま現場監督の上司に話したら,予想外に理解してくれました.今まで全く理解されてこなかった人生だったので,とても嬉しかったです.ただ,このような話をするにが苦手なので案の定悲しくもないのに泣きました.HSPって大変です.

さて,休職中の過ごし方ですが,最初の1ヶ月半は論文の締切に捧げ,残りの1ヶ月半は「健康的で文化的な生活」を心がけて生きておりました.

「健康的で文化的な生活」を送るために,まずは生活リズムを直しました.ちゃんと朝起きて,夜寝る生活.12時頃に寝て,9時前には起きるようにしました.今まで朝に寝て昼起きる生活で,4時間寝れば良い方だったのに比べるととても落ち着きました.一番時間がかかりましたが,1ヶ月くらいで治すことができました.次は食事.自炊するのが苦ではないので,作り置きをしながら軽くヨーグルトでファスティングをして1日2食生活を行いました.おかげで運動せずに体重が4kgほど落ちたので,一石二鳥の気持ちです.また,毎日夕方に研究室の先輩と1時間半から2時間のウォーキングをしたり,一人で30分くらい自転車を漕ぎに行ったりしました.ここで,他愛もない話をするのを楽しみました.大学生らしく飲みに行ったり,遊びに行ったりもして,夏休みも味わうことができました.

最近は,この生活に落ち着いてきたので,フォアキャスティング的に1日のスケジュールのゆとりを減らしていくように生活の基準をあげています.少しずつ慣らしていって,バックキャスティング的に計画を立てても規則正しい健康的な生活が送れるようになるはずだと思っています.ちょうど来週から大学の秋学期の授業が始まります.いい感じに調整してきたので,崩れずに生きていければいいなと思います.

「健康的で文化的な生活」の恩恵は,思わぬところにもありました.それが,起立性調節障害の緩和です.今までは身体を起こすことさえかなり難しかったのに対して,現在は少し休めばすぐに身体を起こして活動できるようになりました.まだ立ちくらみは慢性的だったり,頭痛は稀にあったりしますが,起床困難が少し緩和されました.お陰で,午前中から作業をしたりすることがたまにできています.すごく進歩です.さらに,朝の時間に少し余裕ができました.と言っても,遅刻はまだありますが,頻度が減ったのと,待たせてしまう時間を少しですが短縮することができています.

秋学期も授業がいっぱいで,前の大学よりも早い時間から始まる1限が待っています.前の大学から数えて2度目の対面,正直かなり心配ですが,なんとか頑張って生き抜きたいと思います.

また,復職をして早速10月2日から出勤です.(本当は1日からだったけど,始発で出張は流石に時間的にも精神的にも肉体的にも厳しいものがあった)正直鬱気味のまま休んでいたので出勤日の朝がどうなるか不安ですが,また頑張りたいと思います.子供と関わって,写真とも関われる,結構好きな仕事なのでね,続けたいですね.

ここまで読んでくれてありがとうございました,10月の抱負は「課題を全部出す!」です.頑張ります!!


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